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足利・鑁阿寺の大銀杏、本日〈11/29〉の様子である。

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十二月まで、残すところ今日一日、とはいえ、この歌は気が早いともいえる。


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午後三時過ぎの境内は、時折、ざざっと北風が吹き寄せて、黄葉がまるで大波の飛沫のように降ってくる。

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安野光雅さんの展覧会を、足利市美術館で。

鑁阿寺は、その流れで。

安野さんの絵本は、居間の書棚に何冊かある。

その手持ちの絵本の原画を見ることが出来た。

一枚の画面が、アイデアを幾重にも練って、注意深く緻密に計算されて、創り込まれている。

改めて、驚く。




101歳でN氏は亡くなれたそうな。

顔を背けたかった人であっても、「死者にむち打つ事なかれ」というのが、この国の礼儀であるらしい、

だから、訃報を聞いた今は云わない。




NHKスペシャル「ボクの自学ノート 7年間の小さな大冒険」を観ていて、

古希過ぎの爺さんが、何を今更ではあるが、

大昔、学校が苦痛で苦痛でならなかった、

その気分を思い出した。

ボクは明日佳クンとは似ても似つかぬ怠け者でもあったのだが、

教室という空間にいることへの違和感は、

共感できる。

小・中・高と

ボクは不登校にこそなれなかったが、

ずる休みの常習者であった。

大学は、行っても行かなくてもどうでもよかったし。

そういう点も、皆勤であった明日佳クンとは全く正反対であったのだが、

教師から言われたことは同じだった。

「そんなことでは社会に出て生きてゆけないぞ。」

そんなボクが、

今や暢気な隠居暮らし。

××先生、こんなことって、あってよいのでしょうか?













by ribondou55 | 2019-11-30 00:16 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)


秋の長雨に、ちょっと気分が腐っていた。



息子のお嫁さんからのお土産。

意外においしい。

老眼の疲れ目にいかにも効きそうだ。

この飴は越中富山廣貫堂の健康飴。


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ガキの頃、富山廣貫堂の置き薬の箱が悪戯できないようにタンスの上に置いてあった。

年に一度か二度か?忘れたが、大きな箱を自転車に積んで、おじさんがやってきた。

なんだかペラペラお袋にお愛想を言って、お袋も楽しそうだった。

ネクタイをしていたなあ。

おじさんは、薬箱を点検して、使った薬の代金をお袋から受け取って、

不足分を補充していった。

おじさんは、大抵紙風船をくれた。

正方形の紙風船。

風船を鼻先に持って行くと、インクの臭いと煎じ薬の臭いが混じったようでツンと臭う。

その臭いが、好きだった。



古谷田奈月著『神前酔狂宴』2019/07刊・河出書房新社

この小説世界を覗いていると、まるで万華鏡。

あれやこれやと、てんこ盛り。

一気に読んだ。

そういえば、小生も結婚式場内の神社で、あれしたのだった。

息子・娘はどっちも、にわかクリスチャンに化けていた。


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秋雨に閉じ込められて、気持ちが沈んでたのに、「石田徹也」の画集をめくってしまった。

ページをめくるにつれて、二十歳頃の憂鬱を思い出して、苦笑いであった。


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『石田徹也ノート』求龍堂刊



ローマ教皇・長崎、広島でのスピーチ、繰り返して聴きたい。









by ribondou55 | 2019-11-24 23:02 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
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今年は、菜園の片隅に植えてあるレモン、収穫できた。

初物がこれ、一果。

まだ、小さな木で、たよりないのだが、健気にもあと七個の実。

よくやった。




ボクの好みから云うと、梶井基次郎の『檸檬』は、短編小説の内で五指にはいる。

ずっと昔、「二條の方へ寺町を下り其處の果物屋」から京都丸善まで行き、美術書の棚を探し、その前をゆっくり通り過ぎ、そのまま河原町通りへ出て、ほど近い喫茶店でぼんやりしたことがある。

とは言え、檸檬一個をポケットに忍ばせていたなんていうことはない。

勿論、ボクの行ったのは、『檸檬』の舞台となった三条通麩屋町の店舗ではなく、河原町通蛸薬師であったから、小説の「私」の散歩コースは再現できなかったのだが。


筑摩の梶井基次郎全集の一巻目は、親しかった人に貸したのだが、戻ってこない。


變にくすぐつたい氣持が街の上の私を微笑ほほえませた。丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆彈を仕掛しかけて來た奇怪な惡漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆發をするのだつたらどんなに面白いだらう。




香港情況、Twitterを頻繁にチェックしている。



芸能人は、権力にとっていろんな意味で、使い勝手がよい人たちなのだと、

こんなタイミングでの沢尻さん逮捕を観て、やっぱりね、と。










by ribondou55 | 2019-11-17 22:17 | 畑にいます | Trackback | Comments(0)
 映画「宮本から君へ」への助成金を、「公益性」の観点からと理由づけて、「日本芸術文化振興会」が、内定取り消しにした。

 文部科学省が所管し、芸術の創造や普及が目的の独立行政法人「日本芸術文化振興会」が、公開中の映画「宮本から君へ」に対する助成金の交付内定を、出演者の不祥事を理由に取り消していたことが23日分かった。

取り消し後の9月には「公益性」の観点から交付を取り消せるよう要綱も改正した。公益性の明確な定義はなく、恣意的な運用につながる可能性があるとして懸念の声が上がっている。

「宮本から君へ」の製作会社によると、助成金は3月に交付が内定。その後、出演者のピエール瀧さんが麻薬取締法違反容疑で逮捕され、4月に振興会側から助成金の辞退または出演場面の編集を求められたという。拒否・抗議すると、瀧さんの有罪確定後の7月、「公益性の観点から適当ではない」と不交付決定通知が届いた。

振興会は不交付の理由を「国が薬物を容認しているかのような誤ったメッセージを与える恐れがあると判断した」と説明。要綱に追加した「公益性」に抵触する具体例は「出演者らによる犯罪などの重大な違法行為を想定した」としている。

製作会社の河村光庸代表は「映画の内容は薬物とは全く関係なく、公益性という言葉も拡大解釈が可能。表現の自由を侵す行為で、絶対に認められない」と話している。

(10/23付け 日本経済新聞Hpより)

「日本芸術文化振興会」が、内定取り消しにした理由、「国が薬物を容認しているかのよう・・・」云々、呆れる。

裁判所が有罪判決を既に下しているのだ。

どこの誰が、薬物を国が容認しているなどという誤解をするだろう、どこまで、国民を馬鹿にするのか。

※                 

そして、昨日、映画「主戦場」について、「KAWASAKIしんゆり映画祭」での上映中止になったことが報じられている。

「主戦場」の配給会社「東風」によると、6月に映画祭事務局から上映の打診があった。8月5日午前に映画祭事務局から上映申込書が提出された。

 ところが同日午後、事務局から「『出演者から訴えられる可能性がある作品を、市がかかわる映画祭で上映するのは難しいのではないか』と川崎市に言われた」と連絡があったという。9月9日付で正式に申し込みを取り消す文書が届いた。

映画「主戦場」をめぐっては、出演者の一部が「『学術研究のため』と説明されたのに、商業映画として公開され、著作権や肖像権を侵害された」として、監督のミキ・デザキ氏と東風を相手どり、上映禁止と損害賠償を求めて6月、東京地裁に提訴している。


 川崎市市民文化振興室の田中智子・映像のまち推進担当課長によると、提訴の件を主催者から知らされ、市役所内で検討の上で「裁判になっているようなものを上映するのはどうか」と主催者側に伝えたという。田中氏は「上映に介入したつもりはない。懸念を伝え、最終的には主催者が決定したものだ」と話した。

 映画祭の中山周治代表は朝日新聞の取材に「出演者に訴えられている作品は上映しないことにした。電話対応に追われるなどのリスクが想定される中、お客さんの安全を確保できない事態も考えた。映画祭存続のための、やむを得ない判断」と話した。


(10/24付け朝日新聞Hpより)


映画「主戦場」について、「あいちトリエンナーレ2019」における「表現の不自由展・その後」中止に学んだ?主催者側の判断が表明されている。

ボクは、この二作品ともに、自分の目で観て、それぞれに大変すぐれた作品だと思っている。

共に、とがった表現だったし、インパクトがあった、ボクならダレに対しても一見を勧める。

耄碌の進行著しいボクであるので、怒りも悲しみもすぐに忘れてしまうから、この間の出来事を書き留めておく。

もしかすると本格的な「検閲」の時代の再来の明確な兆しだったと、後世において断定されるやもしれないからだ。












by ribondou55 | 2019-10-25 22:27 | 世界は昏いか? | Trackback | Comments(0)
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 画像上のブツは、消費税8%、最期の買い物。

 画像下の文庫は、消費税10%、最初の買い物。

 さて、今日も今日とて、ボクは本屋のレジでレシートを受け取った。

 これまでは、いつもはそのままポケットにねじ込んで、後はゴミ箱行きだった。

 だが、本日はきちんとチェックした。

 この文庫の定価は、1000円、それに10%の税金、合計1100円の支払いでアル。

 10%、ムッとした、これから文庫一冊買っても、1割の税金を強要されるのである。

 ボクは、税金と云うより、小説本なんて、糞の役にも立たないものに無駄遣いした「罰金」ダ!、そう思った。

 8%だって、辛かったのだが、まだボクはちゃらんぽらんであった。

 8%最期の買い物なんて、耄碌爺さんのおもちゃとしては、不相応だったと、今にして激しく後悔している。

 こんな浅はかなボク如きにも、それでいかんのだと、お国が叱ってくれたのだ。

 大企業が大もうけして、投資家さん達が喜んでくれるためには、ボク等「年金老国民」は、財布の紐を固く締めよう。

小金を貯め込んでいる老人どもは、孫子のためにお金をはき出せ、

何でもいいから札びらを切れ、

ドンドン消費マインドを高めよう

づんづん世の中にお金を循環させなさい、そうしないと景気がよくならないと、テレビで人が云っていた。

あれはね、きっとオレオレ詐欺と同類なんだ。

そんなもんに老いぼれたりとも騙されようか。

答えはだだの一つだろう。

「美しき日本」の貧乏人は、

 「質素倹約」こそ、「富国強兵」の基とずーっと、教えられてきたはないか。

「もったいない精神」はますます必要だ。

「ほしがりません、勝つまでは」。

お国のお世話になることなくぽっくり死ねるその日まで、頑張るぞ!

 「無駄使い厳禁」

 これこそ、大日本婦人会御提唱の「我が家から敵が討てるぞ経済戦」である。

 まったく、「贅沢は敵だ」

 「贅沢品より代用品」で、余生は過ごそう。



 ボクは、ポイント還元もらおうにも、携帯はガラケーだし、騙されて?作ったクレジットカードは通販以外に使ったことがない。

 あっ、ネット通販、おおこれぞ悪魔の手、そんなものは目にしてもいけない。

 ボクは、「いつもニコニコ現金払い」、これが一番大切だと教えられた。

 初任給をいただいた、あの遠い昔、ペラペらの給料袋であっても、

わくわくしながら封を切ると、

お札の姿が見えて、

そのお札から立ち昇った紙幣の匂いを忘れることができない。

造幣局から運ばれてきた印刷インクの匂いである。

 その匂いが、購買意欲を喚起してくれたのだ。

キャッシュレス決済なんて、実体のない夢か幻としか思えない。

 あの頃は、消費税なんてもんの、影も形もなかった。

 買い物は喜びだった。

罰金なんて、論外だ。

 だが、今や、今や・・・・・、つまらん世の中になったものだ。


※ヤマモトタロー氏が、消費税を罰金とおっしゃっていたように思いますが、どうであったか?


















 

 

by ribondou55 | 2019-10-08 23:22 | 世界は昏いか? | Trackback | Comments(0)
今日は「敬老の日」であった、とか。

公益財団法人・全国有料老人ホーム協会が、毎年、この日に合わせてシルバー川柳を募集している。

そして、入選作が今年も発表されている。

今年の入選作でボクが、一番笑えた一句、これ。

 婚活の殺し文句は「看取ります」 大塚初子 女性・66歳・団体職員

昨年からは、こんなのが。

 デイサービス「お迎えです」はやめてくれ  相野正 男性・68歳・無職

2017年の作品。

 いつ死ぬか分かれば貯金つかうのに  遙 女性・77歳・主婦

2016年では、こんな。

 希望無し目標なくて自由あり  かつ子 女性・83歳・無職

ついでに、2015年度も。

 マイナンバー ナンマイダーと聞き違え  沢登清一郎  男性・67歳・自営業


詳しくは、https://www.yurokyo.or.jp/news.php?c=10 こちらを。


身につまされて思わず、苦い笑いです。




国民の祝日の制定の理由には、それぞれにご立派な趣旨があるだろう。

本日の「敬老の日」も、「多年わたり社会に尽してきた老人を敬愛し、長寿を祝う」のだそうだ。

ごもっとも、是非そうであって欲しいと、高齢者の一人として願わずにはいられない。

と、いうのは、嘘でアル。

小生、敬愛なんてほどほどに、長寿もあまり願わない。

若い人たちに、敬愛してなんてことをお願いしたところで、一顧だにされるはずがない。




例えば「敬老の日」商戦なんて聴いたことがない。

祝日でなんかなくとも、バレンタインやハローウィンでは、お金の匂いがぷんぷんする。

「敬老の日」?

お金の匂いを嗅いでいるのは、オレオレ詐欺の犯人どもだけだろう。




とっくの昔に、高齢者はこの日本国において、成長の足かせとなった。

願うことは、ひとつ、いくら哀れに見えようとも、ボクの「自由と乏しい年金」を奪ってくれるな、ということだけだ。

惚ける前にさっさっと、フェードアウトできれば、さらによい。

ということか。


今日、森田童子を聴いた。


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困ったような気分になった。



仕方ないので、

忌野清志郎の「高齢化社会」で、気分を変えた。















by ribondou55 | 2019-09-16 22:43 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
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毎朝、朝顔を眺めている。

どうやら、蟻が朝顔の蜜を集めに来ているようだ。

一匹摘まみ上げて、掌に這わせてみた。

そして、も一度摘まんで、潰した。





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昨日、観た。

楽しかった。

足美は、素晴らしいコレクションをお持ちだ。


美術館前の駐車場脇に白い花のサルスベリが綺麗に咲いていた。


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by ribondou55 | 2019-08-31 23:38 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)

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孫と摘んできたプチトマト。

だから、一段と美味しさを増す。

などと云うことはない。




令和初の敗戦記念日。

NHKのドキュメンタリーで、海軍は二二六のクーデターの実行者も殺害対象者も、事前に把握していたという。

それが、今日までずっと秘匿されていたともいう。

くそったれめ、というしかない。

「8月15日」、この日が盆の中日であるというのは、何かを意味するのだろうかと、毎年思う。

我が家のお寺は、施餓鬼である。

塔婆を頂いて、盆棚添える。

明日は、送り盆。









by ribondou55 | 2019-08-15 22:36 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)



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お盆には、二人の子がそれぞれの配偶者と孫と連れ立って帰省する。

もっとも、なんやかやと二月に一度は顔を指すので、そう大げさにすることもないのだが。


孫たちの目覚ましい成長の様子はおおいなる楽しみである。

で、それはさておき、

会う度に、我が子にもこんな一面があったのかと、驚かされたり、あらあらとため息でたりする。

それは、子は子なりに年齢を重ねて、もうボクら夫婦が知る「子」からは遠く生きているということだ。

当たり前というより、そうでなくてはならないのである。

だから、こちら側もその見知らぬ子の一面をさりげなく受け入れるか、

見過ごせないとして悩むか、

そんなこともおきてくる。


そこで、ボクラ夫婦と子の夫婦が対等に向き合うことができる、貴重な時期に到達したのだと、思うことにした。

そこで、サアどうする?


しかし、このバランスはそう長くは続かない。

こちらの老いがもっとはっきり進行すれば、・・・。


拙妻は、もうはりきっている。

ああもしてやしたい、こうもしてやりたい、と。

いい加減にすればとおもうのだが、そうでなくては、我が家の「おかあさん」ではなくなる。

その「おかあさん」も・・・・・、ときおり、ため息をついている。










by ribondou55 | 2019-08-11 06:01 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)
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いろいろなことがあったが、

聞こえてくることは、どれもこれもウンザリさせられたが、

自分で足を運んで出会ったことは、楽しかった。

















by ribondou55 | 2019-07-24 23:46 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂