人気ブログランキング |

b0018682_11431950.jpg

穂村さんにしては、どーかな?




この秋初めて、先ほどエアコンを暖房にした。

暑ければ暑いで、寒ければ寒いで、外出が億劫になる。

それで済むのが、隠居暮らしのありがたさである。

隠居というのは、我ながら真に結構な身の上であるのだ。

いまのところ、三度の飯をきちんと食べることができるので、自分を縛るものは、自分自身しかいない。

口やかましい配偶者は、時に実に五月蠅いものだが、長年のお互い様、対立的な問題も予定調和となる。



だが、お上は「人生100年時代」は目前だと言い立てて、年金だけでは食べて行けないぞと、暢気な老後なんてあり得ないと恫喝してくる。

働ける間は、高く働く意欲を持続せよと、せっついてくる。

おめえら若年世代のお荷物になるんじゃないぜ、とばかりだ。

小生は30,40代の頃は、年寄りは六十過れば、大体死ぬものだと思っていた。

だが、こうしてなんとなく古希を過ぎる時点まで生きてしまうと、いつ頃この世からおさらばすればよいのか皆目分からなくなった。

お上の云うように、100まで生きるとしたら、あと約30年、「ウエー・・・!」、恐ろしい。

目減り必至の乏しい年金を頼りにどう食べてゆけばいいのだ。

とにかく、高齢者の不安は尽きないのだ。


とはいえ、今現在はとりあえず、食えて、寝て、糞をして、稼ぎもせず、生存している。

この程度の寒さでも暖房をかけることもできる。

これで、「足る」とせずして、何を望むのかと。

とりあえず、今を生きよ。

それでよし。




いやいや、実は、以上書いてきた来たこと全部が、ダメなんだなあ。

糞爺に、成り下がった自分よ、いっそのこと長生きせよということか。

生きて、移ろえ。

移ろい行くのだから、「怠ることなく努め励めよ」、とか。

南無釈迦如来。




b0018682_20240274.jpg
SFマガジン・2019/10

神林長平 デビュー40周年記念特集・エピグラフ集より










by ribondou55 | 2019-11-22 14:19 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)

久しぶりの森林公園。

冷たい空気が心地よい。

コンビニでおにぎり三つ買ってきたので、のんびり歩こう。

紅葉の森は、見頃になってきたようだった。


b0018682_23334473.jpg

b0018682_09580317.jpg

b0018682_23342574.jpg
b0018682_23372730.jpg
b0018682_23354508.jpg
b0018682_23361915.jpg
b0018682_23374983.jpg
b0018682_23383359.jpg
b0018682_23385032.jpg
b0018682_23395694.jpg
b0018682_23402917.jpg



香港危機。

「御苑の花見」、権力の奢り。

森にいると、そんなことどうだっていいと、思いがちだが、

それこそ勘違い。

おにぎり三つをぺろっと平らげ、今日は知らない小道を行って、迷ったりした。








by ribondou55 | 2019-11-20 23:51 | 咲いた咲いた何の花 | Trackback | Comments(2)
 
b0018682_14342957.jpg



素敵におかしい。

是非極楽はそうであって欲しい。



「笑う子規」(正岡子規・著、天野祐吉・編、南伸坊絵、筑摩書房・2011)。

大好きな一冊。

時折とりだして、笑う。




秋の句から、

いくつか、拾ってみる。

云うまでもなく獺祭書屋主人こと子規先生のお作である。


枝豆ヤ三寸飛ンデ口ニ入ル

秋の蚊のよろよろと来て人を刺す

螽焼く爺の話や嘘だらけ

からげたる赤腰巻きや露時雨

渋柿は馬鹿の薬になるまいか

ツクツクボーシツクツクボーシバカリナリ


パチパチ👏











by ribondou55 | 2019-09-01 14:46 | 読み捨てご免 | Trackback | Comments(0)
b0018682_22235616.jpg



 昨年の朝顔の種を保存して、今年蒔いたところ、まことに小さな花をつけた。

 おちょぼ口のような花である。

 配偶者は、頻りに後悔しているが、ボクは悪くないと思っている。

 いち早く、秋めいて、朝夕の風も涼しさが増してきた。





さて、さて、こんなことも、ある。

首相が、トウモロコシの買い付けに行く国のはなし。


平均賃金はOECD加盟35カ国中18位、
相対的貧困率は38カ国中27位、
教育に対する公的支出のGDP比は43カ国中40位、
年金の所得代替率は50カ国中41位、
障害者への公的支出のGDP費は37カ国中32位、
失業に対する公的支出のGDP比は34カ国中31位、
これでもかというくらいひどい有様だ。









by ribondou55 | 2019-08-27 22:28 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)


 ようやく寝苦しさから解放されてきたのだが、


 旨く眠ることのできない晩もある。



b0018682_23015495.jpg








by ribondou55 | 2019-08-25 23:02 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 JR奈良駅から浄瑠璃寺行きのバスに乗った。

 乗り合わせた方々のぼとんどが小生と同年配だろうと思われる女性たちである。

 まことにお元気である。

 浄瑠璃寺は京都南山城にある、奈良との都府県境にあるのだが、古来この地域は南都仏教の聖地として多くの僧が世俗の喧噪を離れ修養研鑽に訪れたそうだ。

 創建時の本尊は薬師如来であった。

 そこで東方にあるという薬師如来の浄土である浄瑠璃世界を由来として、浄瑠璃寺という名を持つという。



b0018682_22461218.jpg


 お参りしてまず一目見て、居並ぶ九体阿弥陀如来像の威容に圧倒される。

 お堂中央の阿弥陀如来中尊像に正座して手を合わせると、仏たちに見られて、今ここに自分がいることに感動してしまう。

 忘れがたい一時となった。

 もちろん、吉祥天女像の美しさにも心惹かれたが、阿弥陀堂全体がまさしく浄土に近い場所、スピリチュアル空間として感じられた。

 
 外からの阿弥陀堂を眺める、さらにはその此岸にそびえる三重塔を臨む、折しも紅葉の季節、云うことがない。




b0018682_22471170.jpg
b0018682_22474478.jpg


b0018682_22483388.jpg

 浄瑠璃寺からコミュニティバスで、岩船寺へ。

 ここも紅葉の美しい寺である。



b0018682_22492087.jpg


 ここで、おばちゃんたちのバスツワーに遭遇した。

 男性たちもいたが、おとなしい印象。

 おばちゃんたちは、お気持ちを素直に、包み隠さずご発声なさるものらしい。

 紅葉の美しさ、仏たちへの崇敬の気持ち、いろいろなことを、声高に発っせられる。

 このごろは死語かな、耳にしないことば「TPOを心得よ」なんてことが昔あった。

 おばちゃんたちに「TPO」の心得がないはずがない。

 それがどんな規範にもとずいているのか、是非知りたいものだと思った。

 この寺周辺が昼食の場所であるらしく、配布されたお弁当を境内のここかしこで召し上がっている。

 バス駐車場近くでもぱくぱくおやりであった。

 しばしば某国の観光客のお元気ぶりが話題になるが、本邦のバスツワーの皆さんだってお元気ぶりではひけをとらないことを、心強く感じて、この山深くにある寺を後にした。

 
b0018682_22500682.jpg


 ボクの昼食は、加茂駅前のうどん屋さんで、「天ぷらうどんとおいなりさん二個」で済ませた。

 貧しいボクは、天ぷら饂飩といえば、野菜のかき揚げがぺらっと載っかった饂飩だろうと思っていたが、なんとエビ天が二本、驚いた。

 ごちそうさまでした。














 

by ribondou55 | 2018-12-17 14:22 | 合掌 | Trackback | Comments(0)
b0018682_23255366.jpg

𠮷城園(奈良市登大路町)に立ち寄ったのはう3週間ほど前。


b0018682_23344095.jpg

b0018682_23261735.jpg

b0018682_23264132.jpg


b0018682_23273791.jpg

b0018682_23354744.jpg








by ribondou55 | 2018-12-16 23:32 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 旅の二日目は、伊賀上野から室生寺へ向かう予定であった。

 とはいえ宿から目と鼻の先にお城の天守が見える。

 出発を少し遅らせて立ち寄ることとした。

 天主は霧の中に聳えていた。



b0018682_21565733.jpg

b0018682_21581259.jpg

b0018682_21592012.jpg


公園の中にこのような案内板があった。

b0018682_22062432.jpg


b0018682_22001521.jpg
b0018682_22071701.jpg


 その芭蕉先生に敬意を表して、記念館に立ち寄った。

 今はよちよち歩きだが、そのうち一緒にできるだろうと、孫の土産に俳句かるたを買った。


 慌ただしい散歩だったが、いい気分でホテルに戻ったのだった。



 芭蕉の句に、霧を詠み込んでこんな句があって、ボクは好きだ。

霧時雨富士を見ぬ日ぞおもしろき   芭蕉

旅する者の風雅の心を教えられるではないか。










 

by ribondou55 | 2018-12-06 22:13 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 伊賀上野の上野市駅前に立つ芭蕉さんに一礼して、伊賀鉄道に乗る。

 伊賀神戸駅で近鉄線急行に乗り換え室生寺口大野下車。

 駅から徒歩5分ほどで、大野寺に着いた。

 寺の目の前に宇陀川が蛇行しつつ流れている。

 紅葉がうつくしい。

 対岸に巨大な弥勒磨崖仏がたたずんでおられる。

 この旅の一つの目的地である。


b0018682_17274543.jpg


b0018682_17270920.jpg

ボクは、四十年前この弥勒さまの前に立った。

若造のボクは、「ヘェー、でかいな」と云う程度で立ち去った。

しかし、なにか気分に兆すしたものがあった。

この感じは忘れていない。


後に、土門拳の写真で、この弥勒さんの魅力に気づかされた。

肉眼では、ボクは近視で乱視だから、鎌倉時代に刻まれた仏の輪郭は曖昧である。

だが今度の旅では展覧会用の単眼鏡でゆっくりと拝顔できた。

お顔を右下方を見下ろしておいでだ。

その方向は宇陀川が浸食して造った平らな岩盤上の河原であるのだが、ボクはその足下に拝したいと思うのだった。

ボクは仏像に関する宗教的な意味合いも、美術的な意味合いにも、無知である。

ボクが時折とぼとぼとお寺を訪ねてまわる際も思いは一つである。

いづれの仏さんに拝しても、目前の仏を見上げるのでなく、仏から見られていると感じられることに恥ずかしさと安堵を感じる。

当然ながら、扉や御簾にお隠れの秘仏であっても、見ていただいておると感じられればよろしいのだ。

この弥勒菩薩さんは川越しにしかお会い出来ないが、それでも、そのまなざしを感じることができた。

伏し目がちの慈顔。

まことにありがたいことだ。


南無弥勒菩薩。









by ribondou55 | 2018-12-03 10:43 | 合掌 | Trackback | Comments(0)


紅葉の便りに惹かれて、古峰神社に向かった。

好天にめぐまれ、紅葉を堪能できた。

古峯神社、HPをみると

下野国古峯ヶ原鎮座古峯神社

開運・火防 天狗の社

とある。

祭神は日本武尊。

そして、天狗は大和猛の使いとなって、崇敬者の災難にあっては救援にただちに飛来してくださるのだという。


b0018682_22364100.jpg


b0018682_22373535.jpg

b0018682_22380934.jpg

ということだが、今回は紅葉見物という下心があっての参拝である。

さくっとお参りするとすぐに神社の奥の古峯園に向かった。

四季折々の美しさをみせてくれる庭園であると、噂には聞いていたが、期待以上であった。

今は、言うまでも無く紅葉である。

b0018682_23205608.jpg

b0018682_23214415.jpg

b0018682_23223000.jpg


b0018682_23231923.jpg

鹿沼の奥、日光の手前の山中にこのような庭園があるが、まず驚きであった。

日頃の屈託をはらしていただけたような爽快な気分になることができた。

これも古峯神社のありがたい御神徳の一端であるに違いない。



古峯神社の所在地
栃木県鹿沼市草久3027







by ribondou55 | 2018-10-30 23:31 | ご近所巡礼記 | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂