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 前橋の初市には、ダルマの露店が主役である。

 縁起物といえば、「五穀豊穣、大漁追福、商売繁盛、家内安全、無病息災、安寧長寿、夫婦円満、子孫繁栄、祖先崇拝や招福祈願、厄除祈念や「ハレ」に纏わる物など多岐に渡る。また、祭礼や縁日や市などの寺社の参道や境内や門前町・鳥居前町において参詣者に授与・販売する歴史的、文化的背景のあるものを指す。」(ウィキより)、ダルマもその代表的なものの一つだ。

 ボクの棲む街では、今日と明日観音さんのお寺の境内で、ダルマ市が開かれている。

 明日、時間があればのぞきに行く。

 ボクは、そのダルマだが、拝む対象であるとは知らなかった。

 例えば参院戦も近いが、当確でわきたつ選挙事務所の背景に、ダルマさんが鎮座していた、ああ、そうだ、必勝祈願、やっぱり拝むモノだった。

 ボクの印象では、場末の大衆食堂のブラウン管テレビの上に、油と埃で薄汚くなった、片目すら入れてもらえなかったダルマさんが、ぽつんと座っておいでになる、そんな感じのものだが、実際は、大変な崇拝のされようらしい。

 認識をあらためよう。

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 ダルマさんが、禅宗の開祖の菩提達磨であることぐらいは、ボクだって知っている。しかるに、今は宗派なんて関係なく縁起物として、売られている。

 多くは赤色の張子(はりこ)で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残す。そして何らかの祈願を行い、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣がある。

 大体、群馬高崎は黄檗宗の少林山達磨寺の近在が、その張り子のだるまの発祥の地であるようだからして、群馬の県都である前橋初市の賑わいももっともだ。

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 ところで、だるま様に祈願するとして、どのようにだるま様に呼びかけるのだろうか?

 「南無だるま大師、今年こそ宝くじ、せめて二等賞なりとお願い申し上げます。」とか、称えるのだろうか?

 罰当たりなボクは、少し悩んだ。

 いや罰は当たったらしい、些細なことで、ボクは不機嫌になり、配偶者は黙り(だんまり)となった、気まずい帰宅となったからだ。

 朝 蜂蜜トースト コーヒー バナナミルク 林檎
 昼 来客有り・・うどん+付け汁 巻き寿司(穴子・鉄火その他) 白菜漬け きんぴら 京芋の煮付け
 夜 塩鮭 煮込みうどん 沢庵 きんぴら 京芋の煮付け とろろ ご飯少なめ






 

More 些細なこと
by ribondou55 | 2016-01-10 22:31 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 自宅から車で一時間以内の初詣でスポットの一カ所。

 初詣でに参拝した。

 
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 お稲荷様と云ったら、あぶらあげ。

 100円也、神前にお供えする。

 小泉稲荷神社は、上州は両毛線国定駅が最寄り駅、赤城おろしがピューピュー吹きすさび、ごうごうと舞い上がる一面田畑の土埃で目に涙。

 初詣には12万人もが押し寄せるという。

 そうはいってもメジャーな神社とは言い難いのだが、土地の人々には霊験あらたかな神様に違いなく、老いも若きも続々と詰めかけてくるのには、驚きつつも、あな尊し。

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 今日も今日とて、午後三時頃、ミニ伏見稲荷よろしく赤い鳥居のトンネルをくぐり、ご神殿まで。延々続く列に並ぶのだが、拝観までに要した時間1時間15分、今年は異常暖冬だから気分よくいられたが、例年並みなら、しんしんと冷え込んで、歯の根も合わないはず。

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 でも皆さん静かに、列をまもって後神殿まで。

 その道々、この「おあげさん」を購入。

 
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 関東平野の北、田畑の中に忽然と大鳥居がそびえ立ちのを目指してやって来た人々の、このお稲荷様によせる素朴な信仰心、それもまたありがたし。

 さて、お供えした油揚げを神社関係者のかたが回収して回っておいでだった。

 さてはて、それをいかがなさるのか?

 リサイクルされるのか?
 
 それもよし、商売繁盛はお稲荷様のお稲荷様の専門領域でありました。



 
by ribondou55 | 2016-01-01 22:36 | ご近所巡礼記 | Trackback | Comments(0)

『恋人たち』

 『恋人たち』(監督・橋口亮輔、2015年)を観たのは、1週間ほど前になる。

 
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 ボクは、耄碌が益々進行中で、大体、週単位どころか、数日の間に大抵のことは忘れてゆく。

 この愚録は、そのための備忘録の役割が大なのであるが、『恋人たち』で観たいくつかのシーンは、まだ頭に残っている。

 ボクが今年観てきた映画・テレビ番組を通して、主観的に云うと、五本の指に入る、その中でもちょっと際だっている。

 三組のカップルが登場する。

 カップルと云っても、片思いばかりである。

 その片思いは、まことに純情である。

 一組目は、まったくの不慮、通り魔に刺殺された妻と取り残された夫。

 二組目は、平凡なパートタイマーの人妻と覚醒剤中毒で行き場のない中年男。

 三組目は、同性愛の弁護士と今は妻子持ちの友人。

 「残された夫」が、「パートタイマーの人妻」が、「同性愛の弁護士」が、それぞれの相手を求めてゆく。

 云うまでもなく、はじめから成り立ちようもない設定であって、徹底的に不可能で、不毛な「恋」である。

 いったいに「恋人たち」とは、酷く悲しくふざけきった題名なのだ。

 いづれにしろ、この三組のカップルを着想した監督は、たいしたものだ。

 不条理が大手を振って世間をまかり通る、一寸先は闇、それでいて、堅実な日常の反復のたまらさ、人間関係の根底でとぐろを巻く疑心暗鬼、裏切り、不信、退屈、とかなにやかやを、この三組の恋人から堪らないほどに見せつけてくれる。

 まさしく「それでも人は生きてゆく」、それが「今」の様相だ。

 では、片思いする三人が、いったい何を相手に求めていたのか。

 それは、自分という存在をありのままに受け入れてもらうこと、人は他者に受け入れられることなしに、自分を持ちこたえられないらしい。

 しかるに、そこがむずかしい。

 絆なんて、うさんくさい単語では表現できない、ボクの感じでは、もやっとしていて、優しげに暖かい感情で共感し合うというような相互認知って、ところかな。

 この作品、キャストが全員すばらしい。

 なかでも篠原篤、成嶋瞳子、この二人は、すごかった。

 最期のシーン、篠塚アツシのマンションの一室、やわらかな光が満ちて、小さな骨壺とそこに供えられたクリーム色のチューリップ、美しかった。





 

 



 

 
by ribondou55 | 2015-12-13 21:01 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)
 今年は、とても穏やかであたたかな夜祭りとなった。

 12月3日である。

 何枚か、スナップを掲載する。

 先ずは、御神幸の様子を。

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by ribondou55 | 2015-12-05 21:34 | ご近所巡礼記 | Trackback | Comments(0)
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 家族の祈りも各人各様。



 群馬県太田市通称「ドンリュウ様」にて、・・・七五三おめでとうございます。
by ribondou55 | 2015-11-19 17:30 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)
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 一体何を談合なさっておいでか?


 それにしても、お稲荷さん詣では、秋が似合う、五穀豊穣の神様だ。

 八百万のゆるーい神々、ボクラにはぴったりか?
 
 鴻巣の鴻神社で。

 

More 記憶すべきこと
by ribondou55 | 2015-11-17 16:19 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

ビスケット工場の木陰で

 
 この季節になると
  時刻表を買う
  夏の臨時電車が掲載されているポケット版
  一昨日、
  駅の書店で今年も買った。

  大学2年の夏。
  小さなビスケット工場で
  時給230円のバイトをした。
  昼休みには
  おばさんたちと
  よく冷えた
  牛乳を飲んで、
  二段重ねの赤い弁当箱の弁当を食った
  それが、180円。

  弁当を食い終わると
  扇風機もない工場の木陰に座って時刻表を読んだ。
  時刻表は事務所のゴミの中から拾った。
  出来損ないのビスケットを食べながら。 
  時刻表を読んでは、鉛筆でマークした。
  読んでも読んでも
  鉄道はどこまでも連結し突き進むことを止めなかった。

  一週間働くとビスケット工場の
  甘いミルク色の香料が
  ジーンズや髪の毛にしみんで匂った。
  帰り道のバスは
  必ず最後尾に座った。
  
  送り盆がすんだころ、
  家庭教師のバイト料も入ったことで、 
  三陸への周遊券を買い、
  津軽から三陸への旅に出た。

  「僕の旅」の始まり。

  その旅の最終地、
  田老の海岸の高い防波堤に
  夕涼みに出ると
  二十メートルほど先の
  ひょろっとした外灯の光が闇に融けこむあたりに
  縁台をおいて
  「女」が座っているらしい。

  紅いワンピース
  緩やかに
  むき出しの腕
  かすかに光をおびた胸元
  涼しげに・・。
  それに、
  闇より暗い髪。
  
  僕はゆっくりと歩いて
  その女の人の前を通り過ぎた
  胸がわくわくとゆらいだ
  
  「こんばんは」

  「アッ、コンバンワ」

  僕は通り過ぎた。
 
 
  旅の終わり
  なぜか盛岡駅で
  津軽の絵はがきを買った
  ビスケット工場にいた女の子にあげたいと思った。
  女の子は女の子のグループから離れた木陰で
  いつも昼休みには文庫を読んでいた。 
  文庫の表紙に見覚えがあって、・・・・。


  旅から帰って幾日かごろごろと日を過ごして
  ようやく
  8月の終わりビスケット工場によった。
  女の子はとっくにアルバイトを止めていた。
  

  それから何度か東京へ行く駅の朝のホームで
  すれ違ったり
  遠くから見かけたりしたが
  絵はがきは予定どうり渡さずじまいで終わった。

  時折ビスケットを食べると
  その軽く足を傾けた彼女の後ろ姿を思い出す若いころのひとときあったが、
  今はとんとそんなことも無く
  だいたい、ビスケットを食べることさえそうはないのだし。

  だが、時刻表を買う習慣だけは残ってしまった。
  七月になると時刻表が
  ひとときの
  愛読書となる。
    


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by ribondou55 | 2005-06-25 00:14 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂