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 これも、もう3日前の風景になった。

 見納めである。

 今年は、地元熊谷堤、秩父長瀞周辺、福島花見山・会津若松鶴ヶ城・三春瀧桜、片品天王桜・オキノ桜と花を訪ねあるいた。

 地元を離れての桜旅は、遠近を問わず、晴天に恵まれて、いづれもいい旅になった。

 そうであるのだが、内心の一方では、そんなにそわそわと出かけている自分が、愚かしいと思う。

 我もまた花見虱の一匹にちがいない。

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 オオヤマサクラだろうか。

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 この桜もそうだが、天王桜も私有地内に咲く一本桜である。

 これは、ジュース100円の売店、維持費協力金代わりにどうぞ。

 天王桜にも、維持費のカンパ箱がある、これにも志を。

 

 

 


 
by ribondou55 | 2016-04-28 22:50 | 咲いた咲いた何の花 | Trackback | Comments(0)
 玉木司訳注「一茶句集」(角川ソフィア文庫)で知った、大いに笑った句である。

 岩波文庫の「七番日記」にあたると、

 おのれらも花見虱[で]候よ 文化12年三月

 とあり、ボクとしては[に]より[で]の方が、あけすけに自嘲めいてよいように思える。

 玉木注では、花見西行のパロディとある。

 で、岩波文庫では【花見虱 桜の咲くころ、衣服の表などにはい出てくる虱】と注がある。

 能楽の「西行桜」のあらすじは(都の男たちが、西山の西行の庵に花見へやって来ます。西行は花見を禁止にしていたのに、多くの人を庵室に迎えることになったので、桜のために静かな暮らしを乱されたと歌を詠みます。夜、西行の夢に老桜の精が現れ、桜に咎はないと述べ、都の桜の名所を挙げ、静かに舞を舞います。春の夜のひとときを惜しむと、やがて夜明けと共に消え失せてしまいました。(銕仙会HPより拝借)

 ボクは、西行が隠れ住む庵につめかけた桜に浮かれた脳天気な人々を、花見虱に喩えて、その上で、「おのれら」と、一茶は言っているよと、読むのだがどうだろう。

 ボクだって、西行は好きな方だが、

 ねがはくは花のもとにて春死なむその如月の望月のころ  西行法師

 カッコつけすぎだろう。

 多分、一茶もそう思っう瞬間もあったに違いない。

 であるからして、ボクも、虱の一匹である。

 まちがうと、お猿の爪でピッチと潰され、ぺろりと喰われてしまう程度のモノ、それも愉快。


 で、片品に出かけた一番の目的、樹齢300年以上といわれる「天王桜」、天王というのは、その根元に「天王様」の苔むした祠が祀られているからである。

 では、虱めが撮影した桜である。

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by ribondou55 | 2016-04-27 17:42 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 宿から城まで、道に迷った。

 まだ8時前だというのに、まったく人気のない暗い道を、老妻とくたびれはてた。

 それでも、交差点ですこし空が開けたとき、遠くにライトアップされた天守を見出した。


 城の堀の脇の茶店は、もう食事の注文は終えていたのだが、店先の看板の会津ラーメンならできると、親切に言ってくれた。

 もちろん、腹ペコのボクラは感謝感激しつつ、温かいラーメンを頂いたのだった。

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 宿まで帰り道、ボクは大いに不機嫌であり、配偶者も押し黙っていた。

 会津の夜であった。
by ribondou55 | 2016-04-14 12:00 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 福島市花見山公園へ、妻のリクエストで。

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 福島県に入ると、車窓から除染作業によって出た汚染残土等の仮置き場を何度か見かけた。

 震災後三度めの福島である。

 
 花見山は、花で埋め尽くされていた。

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 花見山公園のHPに、その歩みがこうある。

  大正15年 養蚕農家の副業として、畑に花を植え始めました。
  昭和10年 養蚕を止め、本格的に自宅前の雑木山を開墾し花木を植え始めました。
  昭和34年 花を見る山「花見山公園」として、一般に開放しました。

 そう、公園のボランテア・ガイドさんから伺ったことに、この山には20種類ほどの桜があるのだが、実際は自然に交配がおきて、厳密にはどのくらいの種類があるのかは不明だという。

 ソメイヨシノは、道や谷の境界に植えられている、しかし、ソメイヨシノは生け花用に出荷する切り花には適さず、出荷されているのは、それ以外の桜なのだと。

 つまり、この山は観賞用のためだけでなく、花木生産のための山なんだと説明された。

 うーん、面白い。

 だから、花は桜に限られていないのだ。

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by ribondou55 | 2016-04-12 21:40 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)

三春少女の「蜂の一撃」

 福島へ、花見に出かけた。

 福島市の花見山公園、会津若松の鶴ヶ城夜桜、三春の桜、一泊二日のやや強行軍。

 鈍行電車の旅であったので、行き帰り車窓からもたっぷりと桜を眺めた。

 我ながら、この桜づくしを内心「アホくさい」と思い、恥じたりもするのだが、老妻の希望をかなえるための、苦行であると、我を偽ってか?出かけた。

 偶然にも、どこも今まさに、見頃を迎えた、どんぴしゃのタイミングとなった。

 妻の興奮には及ばないが、それなりに、楽しいのである。

 それら桜の様子は、次回に送って、忘れずに記録しておきたいのは、三春ですれ違った女子高校生のつぶやきか?その一言。

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 三春と言えば、滝桜、まずは、郡山から二駅目、駅につくとその名所を訪れました。

 二度目でアリマス。

 前回は、クラブツーリズム「福島復興なんたらツワー」(ボクのたった一度のバスツワー体験)で、その時は、まだ堅いつぼみ、それでも、バスガイドさんは、しっらーっと流してくれました、さすが。

 で、今度は四月九日、見頃宣言が発せられたその日。

 どういうわけか、見物人が、あの「蕾」のころに変らない、いや心持ち少ない。

 どうやら、早く咲きすぎたから、ツワーに日程設定に読み違え?と、ボクは勝手に想像した。

 でも、皆さん感嘆の声。

 滝桜の周辺に一時間ほどで、ボクは飽きてきた。

 そこで、三春町の市街周辺の散策、桜見物散歩への河岸を変えることに、・・・、イヤ驚きました、町中がサクラ、桜、さくら。

 そんなこんなで、ボクら夫婦の脳みそは桜色に染め上げられて、帰りの乗車時間にはまだまだ余裕がありながも、三春駅とぶらぶら向かっていた,その折。

 ボクが老妻から14、5メートル先を歩いていると、背後で,年もわきまえず老妻が「キレイ」と、聴きようによっては、ブリッ子?風に。

 と、ボクは女子高校生と、すれ違った。

 その、すれ違いザマ、ボクは確かに聴きました。

 「ケッ!キレイ!」


 前方から来るその生徒を、子細には見てはいないが、きちんとした姿形の高校生でした。

 だいたいこの辺りの高校生は、きちんとタイプがほとんどで、ぐったりタイプはほとんど見かけないのです。

 その少女の一言。

 ボクは、思わず、「いいな」と、大いに感動しました。

 少女の目には、どこから舞い込んできたかも知れない爺さん婆さんが、さくらになんか浮かれて、「何やってるの、ケっ!」

 「その通り、ボク等は馬鹿です」といって、握手のひとつでもしておけばよかったと、行き過ぎてから、思いました。

 駅について、妻に話し、大笑いしました。

 高校生、イヤ、少年少女は,ソウでなくてはいけない。

 それでいいのだ。



 

 

 
by ribondou55 | 2016-04-10 11:34 | 世界は昏いか? | Trackback | Comments(0)
 昨日に続けて、小林一茶の花見の句を。


 有樣は我も花より団子哉      七番日記

 人に花おおからくりの浮き世哉    ( 同 )

 御仏や寝てござつても花と銭    八番日記

    耕さず喰らひ、織ずして着る体たらく、今まで罰のあたらぬもふしぎ也。
 花の影寢まじ未来が恐ろしき    文政九・十年句帖写

 見かぎりし故郷の山の桜哉     享和句帖

 かいわいの口すぎになる桜哉    文化句帖

 穀つぶし桜の下にくらしけり     ( 同 )

 夕ざくらけふも昔に成りにけり   七番日記

 このような末世を桜だらけ哉     ( 同 )



 今という世を生きているボクに、一茶の現実主義はきちんと届いて来る。

 これらの句のそれぞれに、笑わされたり、うなずいたり、身につまされたり。

 
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by ribondou55 | 2016-04-05 23:14 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 むしろ、この句。

 花の月のとちんぷんかんの浮き世哉  一茶

 あるいは、こちらの覚醒の方が、痛切か。

 さく花の中にうごめく衆生哉  一茶

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 かく言うボクも,この季節になると花よ花よと、浮かれている。


 浮かれてはいるが、このソメイヨシノの並木を見ていると、ゾッとしないでもない。

 よく知られているように、ソメイヨシノは「日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれた日本産の園芸品種である。ソメイヨシノはほぼ全てクローンである(ウィキより拝借)」

 開花時期は、その土地の気象によるが、咲けば同じ樹形、咲く花の色も、どれもこれも一様、何と云ってもクローンなのだ。

 だから、個体変異が多いという山桜などのほうがおもしろい。

 ところどころ萌えだした綠が混じる山陰に、一本だけすくっと光を放つがごとくに立ち上がる姿は、心を打つ。

桜も人も、群れるのは嫌いだ。


 浮かれて、春を過ごすのも、もうこの年になると貴重かもしれないのだが、・・・。

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by ribondou55 | 2016-04-04 22:59 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 
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 桜の丸墓山古墳を一応の目的地としてポタリングにでた。

 さきたま古墳群(埼玉県行田市)中のニホン最大規模の円墳である。

 直径105メートル、高さ18.9メートル。

 満開の本日は、たくさんのお花見客で、頂は人であふれた。

 桜100選などには挙がらないが、特別な風景である。

 
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 冬枯れの季節は、こんな風だから,この桜の季節は、とても華やぐ。

 でも、ボクとしては人気のない季節に訪れることを本当は好んでいる。

 ボクは、古墳マニアではないが、その形式や大小を問わず古墳に出会うと、すこし心が動揺する。

 ボクは鳥居が立つ天皇陵より、たとえば、誰のためのものわからない小さな古墳が好きだ。

 ボクの散歩コースにも3基ほどある、その内の二つには小さなお社があって、周囲に人目がないときには、二柏手で礼拝する。

 ポタリング中にもひょっこりと出会うことが結構ある。

 丘陵の林の中や農家の裏の屋敷林の影、田んぼに囲まれて・・・・。

 なんだか、ワクワクすると同時にちょっと改まった気分にさせられる。

 さきたま古墳群は、そういうボクにとってのおもしさを満喫させてくれる。

 なかでも、桜の頃の丸墓山古墳は、巡礼地っぽいではないか。

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More さきたま古墳群
by ribondou55 | 2016-04-03 23:29 | ご近所巡礼記 | Trackback | Comments(0)
 何分咲きかなんて、ボクには判定できない。

 だいぶ咲いてはいるが、見ごろゾーンには届かないなー。

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 ところで、県立熊谷図書館が、にぎにぎしくリニューアルオープンというので、出かけてみた。
 
 ちょくちょく利用させてもらってきたので、この間の長い休館は、不便で困っていた。

 それに、リニューアルということで期待もしていた、もちろん、ちょっぴりだ。

 なぜ「ちょっぴり」かというと、この埼玉県が図書館にお金をかけるというような、まともな県政を行うはずなどあり得ない、ということだ。

 はたして、予想どおり、期待はほんのわずか裏切られただけで済んだ。

 喜ぶべきか、怒るべきか?

 お金をかけていない!

 県立浦和図書館の閉館を受けて、いわば熊谷へ浦和が吸収合併?

 まあ、浦和へ熊谷が、ならわかりやすのだがね。

 でも熊谷の住民であるボクは胸をなでおろした、こちらだって大いにアブナい、熊谷だって結構な古さだ。

 とにかく県立浦和の建物が老朽化した、で、建て替えもせずに、熊谷へというのだが、これまで二館で運営してきた蔵書やサービスが、一館体制になったわけだ。

 大丈夫?

 だいたい、浦和を改修するか新築すべきだ。

 たとえ、地域図書館が充実していても、県立には県立の役目がある。

 どんな役目?訊くような輩が、政治をやってるのだろーなー。

 浦和及び、県南の市民は、どんな反応だったのか?


 で、リニューアルしたのだが、当然、スペースに限りがあるのだから、これまでに比べて、ボクの関心分野だけでも開架されている図書が激減した。

 書庫にあるのを請求せよ云うのだろうが、書棚の前にたって背表紙を眺め、手に取って、目次に目を通してはじめて、出会った本は数限りない。

 開架式の良さはそこにある。

 よっぽどの研究者でもなければ、目当ての本の指定などできない。

 ボクは、浦和の図書館へも一時期足しげく通っていた。

 あの長方形の書物の壁は、なつかしい、ああでなければ、その一冊に遭遇できないのだ。

 浦和に新図書館を、それくらいのハコをつくってみようよ。

 浦和・久喜・熊谷、三館体制の復活を強く望む。


 たまには、国政でも県政でも市政でも、これはすごい!やってくれたと、いうようなことをしてほしいものだ。

 

 

 
 

 
by ribondou55 | 2016-03-31 19:22 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)
 熊谷気象台は、

 本日3月23日、さくら(そめいよしの)の開花を観測しました。
 これは、平年(3月29日)より6日早く、昨年(3月27日)より4日早い開花です。

 と、昨日発表した。

 「熊谷では、熊谷桜堤で観測しています」というのだが、ボクが住むあたりのソメイヨシノで開花しているのは、1割以下、ほとんどはまだつぼみである。

 業平さんの"世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし''という歌の心は、何時の頃からか?ボクら日本人に共通する感覚となっていて、梅が咲くころのなると、次の桜が気にかかるのだ。

 そんなこんなか、開花宣言を待ち望むふうな傾向がある。

 ところが、今日はそんな気分に水を差すかのように、冷たい風が吹き、朝方まで雨さえ降っていた。

 おもしろいものだ。


 肥料というより土壌のアルカリ調整に使うにケイカルを購入するために「タネ屋」さんまで行った。

 空芯菜の種も買った、息子夫婦のリクエストである。

 青梗菜の菜花の種も購入。

 
 午前中は、水彩画の練習、昼飯後にHuluで、大林監督の「さびしんぼう」を観た。

 セピアの画面の尾道水道の風景は、たいそうなつかしく、尾道三部作のいづれもボクは好きだ。

 映画でなくてはならない表現を、嫌みのなくみせてくれる作品は、そう多くはない。

 1985年の作品、富田靖子・尾美としのり・藤田弓子・小林稔侍・佐藤允・岸部一徳・秋川リサ・入江若葉・樹木希林・小林聡美・峰岸徹・根岸季衣、みなさん若い、もちろん、文字道理の若さではない方もいるが。

 これらの方には、すでに亡くなれた方もおられる。

 30年以前の作品、セピア色の画面が、シックりくるはずである。

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by ribondou55 | 2016-03-24 18:46 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂