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花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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<   2018年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧


 四泊五日の旅から帰った。

 旅の途中は、不思議なくらいにシャンと腰が伸び、五日分の着替えやらを詰めたリュックを背負ってさくさく移動できたが、帰宅して一夜明けると、この五日間の疲労が一気に出て、てきめんの腰痛。

 帰宅したら第一番目に、たくわん用の大根を収穫する予定であったが、到底出来そうもなく、しかたなしにPCに向かっている。

 農作業には格好の好天気である、情けないことだ。


 二年ほど前か?上野の国立博物館で、この櫟野寺の仏さんたちの展覧会があったことを記憶していた。

 たまたま見かけたツイッター情報で三十三年ごとのご開帳であるという十一面観世音菩薩のお顔を拝んでみたいと思い立った。

 今年なって、一人旅もおっくうになったと、だらしない気分で停滞したまま、一年を終えるのがおもしろくないという気持ちもあった。

 
 さて、櫟野寺にたどり着くのは、少々苦労した。

 まず、名古屋へ、関西線に乗り換えて亀山、更に乗り継ぎ柘植まで、草津線に乗り換えて甲賀、甲賀到着時刻は12時を少し過ぎていた。

 ボクは甲賀をずっとコウガと読んでが、実はコウカであった。


 甲賀といえば、白土三平の少年忍者・サスケであるのだが、それはさておき、駅からコミュニティバスで、お寺へ。

 バスへの乗り継ぎ時間は一時間半以上あって、昼飯のラーメンチャーハンセットを食べた後、さらに喫茶店で時間をつぶした。

 この手の旅にはありがちなのんびり具合である。

 喫茶店のご主人の話では、ご開帳が開始されて以来、日によってはバスツワーも加わって大変な人出であるということだった。

 でも、幸いにか、さほどの混み方ではなく、肝心の観音様をよくよく拝ませていただいた。



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 南無十一面観世音菩薩。


 
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 参拝する衆生を堂々と肉厚な重圧感で圧倒するのですが、同時に大変優美に観音さんは座っておられるのであった。

 やや下ぶくれの美しい顔立ちもさることながら、ボクが目を奪われたのは肩から流れるようにふっくらとした優しげな輪郭のお身体にまとっている薄衣の文様の繊細さであった。

 それはお体の線のゆったりとしたふくよかさの現れでもある。

 甲賀という鄙にあっても、平安の時代の優美さである。

 ゆっくりとお目にかからせていただいた。


 ご本尊の他にもたくさんの仏さんがおいでであった。

 以前のトーハクのポスターでお茶を濁すならこんな風に。

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 老人であればだれでもが抱く感慨であるが、三十三年に一度のご開帳、次回にはボクは生きてはいないはず。

 つまり、この観音さんにしろいずれの仏さんにしろ、そのお方に手を合わせた数え切れない人々はすべて死んだのだし、これらも死んで行くのだ。

 
 南無十一面観世音菩薩。


 ここコウカには、他にも多く仏があちらこちらにおいでであると、たまたま行き会った青年に教えられた。


 この夜は、伊賀上野のホテルに泊まった。

 伊賀鉄道はおもしろい。 









 


 

by ribondou55 | 2018-11-30 11:02 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

 今年の7月末にスイッチオンでもオフでも、うんともすんとも言わなくなったデスクトップは、作業机の下で眠っていた。

 しかし、又今年も年賀状という悪しき美習に屈して、作成する時期が近づいた。

 そこで、ハタと気づいた。

 買い換えたPCには賀状の住所録はない。

 住所録は、あの壊れたPCに、・・・・・バックアップなんてしていない。

 「仕方ない、あのPCを生き返らせルしかない」と無知なボクが、闇雲に思い立った。

 しかし、故障といえど、どの部品にトラブルがあるのかすら分からない。

 あれこれあってネット情報を漁りまくり、大凡、電源かマザーボードに問題ありと絞られてきた。

 最終的に、おそらくは電源にと、当たりをつけた。

 すべて、ネットからのお教えに基づいてのこと。

 そこで、我が眠れるDELL製PCの電源は、市販のどのような電源ユニットと交換可能か?

 またまたネット情報、YouTubeなどなどから当たりをつけ、金7000円余りで500ワットのユニットをアマゾンに発注。

 無謀である。

 年金暮らしのボクの小遣いに7,000円は大金である。

 それでも翌日に品物は届き、夕飯・入浴後に交換作業を開始。

 作業上の手順注意点心得をYouTubeの電源換装動画を繰り返し見て学習、さらにはイメージトレーニング。

 慎重に慎重に作業に着手。




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抜き出したDELL製電源ユニット


 一部、24ピンのなんとかで、手こずったが30分ほどで完了。

 モニターとキーボード、マウスを接続して、通電。

 果たして、モヤモヤっとした時間が数分あったが、見事に立ち上がった。

 うれしかった。

 古希に至って、pCの修理、多分、ごく初歩的なものだろうが、この爺さん、はじめて完遂できた。

 部品代以上の喜びであった。

 古希の手習いであった。

 ネットでの情報提供者のみなさまありがとう。









by ribondou55 | 2018-11-22 14:29 | 古希の手習い | Trackback | Comments(0)

 桐生市川内町の臨済宗宝徳寺を今日配偶者に誘われるままに訪れた。

 「NHK放映の効果は絶大だなァ」とは、地元のお方の言葉。

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それは大盛況で、メジャーの団体バスツワーの方々も詰めかけてお出でだ。

本堂内25畳の床に紅葉が写るということで、それを一目見たいと長蛇の列。

本堂は、平成14年に新築されたそうな。

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さて、並び待つこと20分ほど、金300円の拝観料。

本堂へ。

本堂の大部分を鏡のように磨き立てられた板床が占めている。

参拝者たちはその床の縁をとりまき人によっては寝そべってカメラアングルを決めている。

床に写るは、紅葉の浄土。

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ご本尊にお参りすることなど、すっかりお忘れのお方もいらっしゃろうという混雑ぶり。


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ぴかぴかの床に写る紅葉をめでるとは、見ようによっては珍なるもの(個人的な見解です)。

でも、このお寺さんの専売では勿論ない。

著名な所では、京都八瀬の瑠璃光院さん、京都岩倉実相院門跡さん、これらのお寺さんは夏には青紅葉が床に映し出されことでも知られている。

多分、その美しさは偶然の発見により見いだされた、特に意図したものではなさそうにも思える。

多分、宝徳寺の場合もきっとそうだったのでしょう。

多分。


イラスト入りの御朱印の申し込みにも列をなしていた。

境内には、キッチンカーのピザ屋さんなども待っていた。



是も仏縁、南無南無釈迦如来。













by ribondou55 | 2018-11-17 21:26 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 
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 『きみの鳥はうたえる』(監督脚本・三宅唱、2018年、106分)、高崎シネマテークで観た。

  佐藤泰志の原作「きみの鳥はうたえる」は、読んだような気もする。

  読んも観てもそばから忘れてゆくおつむなので・・・、どうでもいいか。

  ともあれ、『海炭市叙景』(10)、『そこのみにて輝く』(14)、『オーバー・フェンス』(16)と観てきた。

  佐藤泰志は、村上春樹と同じ1949年生まれである。

  だからといってどっていうわけでもない、ただ並べて置きたかった。


  さて、「原作の骨格はそのままに、舞台を東京から函館に移し、現代の物語として大胆に翻案した。」映画のオフィシャルHPにある。

  成功していると思う。

  二人の男の間に、一人の女が這い入り込んでくる、そこで何が起こるか。

  化学変化のような。

  古くからある設定である。

  でも、古さは感じなかった。

  佐知子役の石橋静河を初めて見たと思いつつ、どこかで見たなと云う気もしていたら、『半分、青い』の律の別れた奥さんだった、ああと思った。

  律の奥さんは、一寸妙な感じの人だった。

  あんな感じも演じられる人なのだ、で、佐知子はなかなか素晴らしかった。

  柄本佑のうさんくささは、お父さん譲りか。

  石橋静河は、お母さんに似たところがあるのか、どうか、わからない。


  作品には、感心するところが、多くあった。

  映像・音楽もいい。









by ribondou55 | 2018-11-13 15:24 | 古希シネマ | Trackback | Comments(0)


 誰の都合というより、誰の利益のために、こういう施策が行われようとしているのか、ぼんくら老人のボクにはよく分からない。

 ただ、ボクの実感で言えることは、御免被りたいということだ。

 
 40年寿命ルールであったはずの原発が、六十に延びたのには、開いた口がふさがらない。

 
 さて、働き方改革と年金支給年齢引き上げをセットにして、70歳という年齢を政権は強く打つ出してきた。

 70歳と云えば古希。

 ちょうどボクは、次の誕生日で、満年齢での古希を迎える。

 で、七十の声を聞いてのこの頃、ぼんくらは一層痴呆っぽくなり、腰の痛みはますます辛くなった。

 気力体力の衰退は、ごまかしようもない。

 髪は真っ白になり、頭皮もすけすけだ。

 幼い孫を抱き上げるにも瞬時躊躇し、古女房には口答えするのもはばかられる。

 猫の額ほどの畑で、昨日は百本ほどのタマネギの苗を植え付けたのが、今日は立ち上がるたびに腰を伸ばすのが酷い。

 ボクはもう既にリタイアして5年以上経過した。

 この5年の間、仕事に就いていたとして、責務をまっとうできただろうかと自問するのも、愚かである。

 70歳まで働くというのは、人によっては50年以上働くと言うことだ。

 勿論、自営業や農業・漁業・林業といった仕事に携わる方々にとっては、珍しいことではないだろう。

 そうであっても、半世紀以上働きづめであれば、人は傷む。

 で、70歳でリタイヤしたとして、その「傷み」は、生きている間に回復できるのか。

 厚生労働省の統計(2016年)によれば、

   男性平均寿命80.98 健康寿命72.14  差8.84
   女性平均寿命87.14 健康寿命74.79  差12.35

 この統計で云えば、就労できるすべての男性が70歳まで働くとしたら、ぴんぴん元気に余生を過ごせるのは3年足らずと言うことになる。

 あこがれの悠々自適晴耕雨読生活も足腰が不自由になったら、苦役になる。


 とはいえ、働ける間は出来るだけ働きたいとおっしゃる方々の方が、この頃は多数派のようにも推察される。

 生涯現役を目指すのも立派なことだ。

 その思い動機はざまざまあろう。

 だが、もしも生きるため食うためだけに「傷み」に「傷み」を重ねざるを得ないのだとしたら、それは国の責任で対処するべきである。


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by ribondou55 | 2018-11-09 16:27 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

アオムシの糞

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白菜の葉陰に生息するアオムシの糞である。

ボクの自給的菜園にいる。

ブロッコリーにとりついていたアオムシくんで、その姿を確認。


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さて、エリック・カールの「はらぺこあおむし」は、絵本の傑作である。

初版発行は、1969年、日本版の翻訳絵本は1976年初版だという。

ボクの子どももこの絵本は大好きだった。

今は孫の絵本箱に。

月曜日にはリンゴをひとつ、火曜日にはナシをふたつと食べ続け、ぷっくらふとって、さなぎに変わり、最後には蝶となってうつくしい羽を広げる。

心温まる希望の物語。


でも、本物のアオムシは、白菜に、キュベツに、はたまた、ブロッコリーにと、葉物野菜にとっては悪役害虫である。

今は冬野菜がすくすくと成育中である。

朝のワイドショウを半分観て、ボクは歩いて3分ほどの、菜園の見回りに行く。

まず、キャベツの葉の巻きぐあいを点検するのだが、本当の目的は青虫退治である。

狭い菜園であるから、20株ほど観察すればキャベツはおしまい、終わってみると、ボクの右手の親指と人差し指の指先は、アオムシの体液に汚れている。

アオムシは、全くの無防備で、発見されれば終わりである。

軽く指先で触れてやれば、青臭そうな体液を噴き出して、ぷるんと、つぶれる。

アオムシ発見の方法は簡単で、新鮮な糞を見つけさえすればいいのだ。

糞あるところに生き物あり。

実に、アオムシは哀しいものだ。

(もちろん、糞をしなければならないのは人も同様、同じく哀しいのだ。)

見事、モンシロチョウに変身できるとしたら、それは、内輪に見ても宝くじが当たる程度の運の良さであろう。


ボクの畑の多くのはらぺこアオムシには希望はない、としておこう。


でも、それは人間の歴史よりもずっと古くから生き延びてきた昆虫をあなどるというわけでない。

害虫などと云っているのは、人間の都合でしかないのだから。

事実、アオムシはアブラムシ、ヨウトウムシなんぞとともに、家庭菜園家にとっては大いなる脅威なのだ。

蝶にまでなれるアオムシは希だが、死ぬまでは生きる。

ボクにプシュッとつぶされまでは、うまい野菜を食って、糞をして、眠る。

人もほぼ同じだ。

ただし、人をプシュッとする大いなる指先は誰のものかは知らない。


















by ribondou55 | 2018-11-08 20:56 | 畑にいます | Trackback | Comments(0)


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 朝からすっきりしない様子だったが、今は本降りとなった。

 タマネギは今月中旬には植え付けを終わらせなければならない。

 今日の雨は、まだ苗床にある苗にはよい雨である。

 秋雨の一日になりそうであるが、かといって、肌寒くはない。

 気温はそこそこあって、過ごしやすい。


 







 

by ribondou55 | 2018-11-06 11:39 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)