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 ひどい寒波だ。

 畑の作物の生育が、ぴたっと止まった。

 白菜は、どうもダメのような気がする。

 小松菜は正月までには収穫ができるかと期待していたが、難しそう。ほうれん草も同じく。これでは、雑煮の具に出来そうもない。

 昨夕は、ちょっとけつまずいて転んだ、そのせいで、右足ふくらはぎが傷んだ。先ほど近くの整形外科で診てもらうと、痛み止めと湿布をくれた。

 大掃除はほぼ終わっているが、あさって30日は、餅つきだ。こんな調子で上手くゆくのだろうか。ちょっと、不安だ。

 とにかく、寒い。

 我が家の外はちょうど1度、弱い小雨ときた。ああ、もっと降ってほしい。あわれな冬野菜たちへ恵みの雨を。

 足元に500wのオイルヒーター、400wの電気ストーブ、これで3畳書斎がようやく暖まる。

 「希望の国」(監督・園子温、2012年)は日本・イギリス・台湾合作である。
 
 「希望の国」について、書き留めておくのがおっくうだった。

 おっくうというより、「まったくそうなんだよな」と思うばかりで、いい悪いより、言わなくても誰でもわかっていらあ、という感じだったのだ。

 ところが、今日の報道を見ていると、人々の間に言わずもがなという感じであった脱原発への思いは、一人勝ちした政党のプロパガンダによってだいぶ薄められ、更には、卒原発を掲げていた「政党」は、手練れの政治屋さんに、その看板だけを利用されてポイっと捨てられてしまった。

 こうなってくると、映画「希望の国」は、ますます意味あるものに思えてくる。

 舞台は、ネギ畑の広がる農村であった。その撮影地に程近いところにボクは住んでいるのだが、映画にもあったがこの地帯は、首都圏へつながる送電線のバカ高い鉄塔が、立ち並ぶ地帯なのだ。だから、ボクは「長島県」民であったというわけだし、避難命令が発令されていたかもしれない。

 (ところで、深谷シネマはこの作品をいつになったら上映するだろうか、まだ近日上映とはなっていない、深谷シネマらしくないなあ。)

 それはそうとして、権力はいつだって、「杭」をうってくる。

 ボク等は、「杭」に囲まれて生きることが安全だと、言いくるめられる。

 でも、それはちょっと、違うよな。

 「一歩、一歩」というのは、この監督からの真面目なメッセージだと思う。

 神楽坂恵は、今度の作品でも、なかなかだった。

 この監督さんは、先に亡くなった若松孝二監督の精神の一端を引き継ぐ人のように思う。

 健闘してほしい。


関係ないが、群馬フラワーパークの温室育ち。「温室育ち」・・・・・・、羨ましいか?

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  ワンカップポケットにあり寒鴉    李凡堂
by ribondou55 | 2012-12-28 19:34 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)
 障子の張替えを終えて、俄然年の瀬の気分になってきた。

 仕事から撤退すると、ますます浮世離れして、時の流れが見えなくなる。

 まあ、それはそれでいいのだが。


 「のぼうの城」(監督・犬童一心 樋口真嗣、2012年)はしばらく前に配偶者と娘の三人で観たのだ。

 娘は、忍城の所在地が、隣町の行田であることすら知らなかった。

 さらに、この映画に登場するのは、江戸時代の忍藩の城主ではなく、成田氏である。

 その成田氏であるが、ぼくの住む近所に成田氏館跡がある。

 このことについては、http://blogs.yahoo.co.jp/lunatic_rosier/60853909.htmlをご覧アレ。

 つまり、たぶん、我が居住地も成田氏の支配地域であったのだろう。

 忘れずにいたら、確認しよう。

 つまり、ご近所の昔話を見に行ったのが、ご近所感が皆無だったのが、残念。この地の祖先のお百姓さんたちは、たぶんあんなじゃない、と根拠なんてないが、そう直感してしまう。

 最後のシーンで物見櫓の向こうに武甲山が見えたところだけ、ああ埼玉の地のできごとであったのだと、ちょっと思えたぐらいか。

 であるからして、映画は、ただただ、たのしい作品だった、ということで001.gif


 続くは、「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~ [DVD]」(監督・鈴木剛、2012年)。

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 忌野清志郎、バンドマン。2009年5月2日、虹の向こうに出立。還暦にあたる2011年、彼のこの星での音楽生活の中でもひときわ異彩を放った伝説のライブ“ナニワ・サリバ ン・ショー”が、スクリーンに蘇る。そのライブは、2001年、2004年、2006年と3度にわたり大阪城ホールで行われ、忌野清志郎と愉快な仲間たちが繰り広げる超一級のライブ・エンタテインメントだった。大阪を愛し、音楽を愛し、そして忌野清志郎を愛する多数のアーティストが「4回目のナニサリ、やっちゃうかい?」とばかりに結集。貴重なライブシーンを駆使しながら、ほかに類を見ないミュージックムービーとして、新たな映像版“ナニワ・サリバン・ショー”を作り上げる。


 Amazonの商品惹句である。

 とても良い。十分に愉しい。十二分に懐かしい。清志郎さんが広く愛される所以を改めて思い知るだろう。



 最後に「監督失格」(監督・平野勝之、2011年)。

 見終って思ったのは、中年男の「話せばナガーイ話し」を聞かされてしまった、アホくさ、ってところか。

 でも、そのアホ臭さは、ちょっとほろ苦くて、悪くない。

 人一人が死ぬということのなんとも厄介で、しんどいことか。

 「カメラ」を持つ身というのは、大小の刀を腰に常備する身に、ちょっと近いかなとか思った。

 個人的には、「自転車」だな。

 清志郎さんも自転車だ。

 「自転車」というのは、人を思索へと導く乗り物なのだ。 

 時には、絶叫的な乗り物にもなる。

 詳しくは、http://k-shikkaku.com/kansoで。


 クリスマス寒波とか、体を動かしていると、寒さをしのげるようだ。


 ちょっと、痴呆気味の母の手の握力は相当なもので、つないだ手を離すのが大変だ。


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 だれもみなみなし子であるクリスマス    李凡堂







 
 

 
by ribondou55 | 2012-12-25 23:17 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)
 DVDで「ノラ」という作品を観た。自主制作だという。

  制作 2010年 75分 監督:脚本 大庭功睦  出演者: 染谷将太 三原康司 外間勝 諏訪太朗 
  公式サイト http://www.toenta.co.jp/dvd/nora/index.html

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 やはり染谷将太は、才能豊かなおもしろい俳優である。

 作品は、とてもいい感じにできている。

 ほどよく辛くて苦いが、希望もある。

 やさしさにみちた作品で、そこを甘いと見るむきもあるだろうが、ぼくはいい感じだと思う。

 三原康司の演じる「大人」のような存在が、どうも現実には見あたらなくなってきた。

 今度の選挙のように、背に腹は代えられない、まずは懐を温めてくれ、という世知辛さが,此の世を支配している。でもしかたない、よほどに、みんないらいらしているのだから。

 幸雄(染谷)が復讐にむかう父親役の諏訪太朗は、味わい深い、だいたい本来の父親はあんなものだ。あんなふうに子供に捨てられるのも悪くない。 

 映像にキレがある。とりわけ、ボートから海にガーベラを散華(献花?)するシーンは美しかった。

 音楽も、生きていた。

 不満をひとつ。「ノラ」という題名はいかがか?もうちょっと、色をつけてもよかろうと。

 無印佳品。
 

 ぐづついた空模様の一日であった。

 ノラと云えば、あの野良猫の兄弟は、いかにもそれなりの面構えとなって、我が家の軒下に気まぐれにやってきて、腹が減ってるぞと、野太い声でニャーゴーと鳴く。さしもの配偶者も哀れがって煮干しなんぞを小縁の端に差し出すと、いつの間にか平らげて消えてゆく。
 この冬は、辛かろう、と・・・・。




 
by ribondou55 | 2012-12-17 21:33 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)
 「無言歌 【夾辺溝】」(監督 ワン・ビン・2010年・製作国:香港/フランス/ベルギー)をDVDで観た。

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 砂漠・辺境の地に

 数えきれぬほどの土まんじゅう。

 飢えて病んで衰弱して死んでいった者の墓である。

 極限の飢餓がもたらす惨状は決まり切っている。

 しかし、

 死んでしまった者たちは何も語れない。

 しかし、その沈黙は、生きている者にも無言を強いてくる。

 たとえ名誉回復がなされた死者であろうと、その死に様は、これから生き延びようとする者たちにとってはひとつの「教訓」となる。

 そういう意味で、沈黙を破るこの作品は「中国映画」になり得ないのだろう。

 ゴビ砂漠の赤い砂と碧い空、凍り付きそうな乾いた風、砂塵、・・・・印象的であった。


 甘粛省酒泉の砂漠にある夾辺溝は、1957年から始まった毛沢東の反体制狩り、反右派闘争で右派知識分子のレッテルを張られた3000人あまりが送り込まれた。しかし1959〜61年の未曾有の大飢饉(三年自然災害)で、そこは壮絶な飢餓地獄となる。知識分子たちは重労働と栄養不良でばたばたと倒れた。生き残ろうとするものは、亡くなった仲間の墓を掘り起こし、その遺体を食うこともあった。しかし、そうやって地獄を生き抜いた者は3000人中、500人に満たなかったと言われている。(日経ビジネス[映画は政治に奉仕するものではない
飢餓映画「無言歌」の抵抗]より



 
 今朝のB沼に張った氷である。

 この国には寒波が到来している。

 選挙日に近づくにつれ、政治の「言葉」は寒風の前にぴらぴらとますます舞い上がって、消えてゆくようだ。

 
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by ribondou55 | 2012-12-11 12:39 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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