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 足利まで、走った。

 とてもいい展覧会だった。

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 二十歳前後という年代がどれほどの緊張感に満ちたものか、さらには可能性に満ちたものか。

 血も流れた。

 「累々たる・・・・、夭折者」(こんな云い方はないな)

 高野悦子の「二十歳の原点」を読んだのはいつの頃か、忘れた。

 黒田清輝の「祈祷」(1889)は、幸福な作品である。美しいものは美しく揺るぎがない。この明治の青春は、幸福だ。

 それから、会田誠の「まんが屏風」(1986)までの間、ほぼ百年。その屏風に貼り付けられたまんがのヒーロー・ヒロインも切れ端も、今は黄ばんでしまった。

 野村昭嘉、石田鉄也、大竹伸朗、神田日勝、オノサトトシノブ、桜井浜江、・・・・・関根正二、村山槐多、河野通勢、田中恭吉、以上。

 
 昼飯を3時頃に。食堂もラーメン屋もレストランも、店を閉めている。
 探しあぐねて、発見したのが、富士屋という喫茶店であった。店先では、自慢焼きと小倉アイスを商っている。コーヒー付きカツカレー、焦げる程しっかり揚がったカツと、スープカレーほどではないが、ゆるーい・・・が、おいしかった。何とこれで600円、随分リーズナブル。
 今後、足利での食事はここで。
 それに、自慢焼きのおいしいこと、土産に買って来た冷えた自慢焼きを配偶者は絶賛した。足利みやげもも以後はこれで。ひとつ80円、粒あん・こしあん・白あん・うぐいすあん、いいではないか。
 自慢焼き、とは、今川焼きだったり、太鼓焼きだったり、・・・板橋駅近くの甘味屋では、他の名前で呼ばれていた。

 
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by ribondou55 | 2011-09-30 23:50 | 目の快楽 | Trackback | Comments(0)
 鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」といえば、・・・と、お前如きが、何をかいわんとすること自体が、おこがましい。

 と、いいそうな友人がいる。

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 TUTAYAで借りて観た。

 1980年の公開である。その当時、新宿辺の映画館で観た。

 その時の印象をたどったが、何も思い出せかった。

 今度観て、中砂糺(原田芳雄)の暴力的な自己の解放より青地豊二郎(藤田敏八)のうなだれる背中が印象に残った。

 いうまでもなく、中砂糺と青地豊二郎は、二人で一人、それぞれがそれぞれにとって欠けた分身のようなものだ。

 それなりに今観ると、当時の雰囲気が濃厚である。

 中砂園(大谷直子)、小稲(大谷直子)、青地周子(大楠道代)、妙子(真喜志きさ子)の四人の存在が、二人の男を狂わせてゆく。状況を切り開くのは、女たちである。

 「ノルウェイの森」はデスクにトラブル、中途で観ることができなくなった。

 もう一度、見直すかどうか?と悩みながら、TUTAYAのお姉さんにデスクのトラブルを告げると、「同じ作品をご覧になるなら別のデスクをご用意しますが、いかがしましょう」と、ボクはおそるおそる、「それ以外の作品ではどうなの?」と聞いてみた。「それでも結構です。料金は頂きません。」という、「それでは、そのようにお願いします。」といって、店を一巡して柴咲コウの「大奥」をお姉さんのもとに運んだ。「これでよろしく」、お姉さんはニコニコ笑いながら、「では、10月2日のご返却です」といった。

 交換したわけは、昨夜、「ノルウェー」の背景に、ヘルメットをかぶった若い衆が右往左往しているのを観て、ちょっと食傷した、それだけ。

 でも、9.19の夜の飲み会に紛れてきた二十ほどの女の子が、「対幻想」、・・・「対幻想」とやたら連呼するので、ちょっと、昔を思い出したりして、煙草をじめじめ吸いながら、かわいらしく笑うのが、みょうにノスタルジックで、悪酔いしそうだったのを、思い出したりして、「ノルウェイ」をやめにしたのかも。


 本日午後も、秋晴れでありました。

 群馬県立館林美術館へひとっ走り。

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 「日本近代洋画にみる“自然と人間”」

 教科書を読むような感じの展覧会であったが、今日のような午後にはかっこうな静かな会場であった。

 長谷川利行に、今度はきっちと関心が寄り添ったような気がした。

 展示されていた絵は、ちいさな作品で題名も「カフェ・・・」とか、忘れたが、作品からきざしてくる雰囲気は新鮮に記憶にある。

 佐伯祐三という存在が、当時の日本でどれほど先鋭的であったか、ということも、すこしわかった。

 
by ribondou55 | 2011-09-25 22:39 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)
 西へ向かった。

 ただ、西へ。

 鐘撞堂山の麓まで行き着いて、帰ってきた。

 走っていると、気分いい。

 犬の散歩のように、あちこちに立ち寄る。

 犬にようにおしっこをして、テリトリーを強調するなんてことないが、でも、地図上にはマーキングしたりする。

 帰路、深谷市の「緑の王国、」ここで、お昼にした。

 セブンのおにぎりがおいしかった。

 アイスはさらにおいしかった。

 
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 それにしても、広い園内には、誰もいない。
 森の動物たちも寂しそう。

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 森で、メタセコイアとラクウショウの実を拾った、ともに、スギ科、実が似ている、大きいほうがメタセコイアのように、思える。あとで、我が家の庭に、埋めておこう。

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 曼珠沙華も咲き始めた。

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 明日は、明治公園まで。


 
by ribondou55 | 2011-09-18 23:30 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 秋の空である。

 よく晴れた。

 「ぼくのエリ・200歳の少女」監 督トーマス・アルフレッドソン (2008年 スウェーデン・レンタルDVD)を観た。

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 映画は、少女が少年が住むアパートメントの隣に引っ越してくる夜の風景から始まる。

 すぐに、少女を世話する中年の男が、血液の採取を行う場面にへと続くが、これが、なんとも馬鹿馬鹿しく手抜かりなやりかたで、簡単に発見されてしまう。この中年男は、「謎」のようであるが、そのあまりの愚かしさと少女への忠誠心は、この手のお話に出てくるヴァンパイヤに魅せられた協力者の一人であるとわかる。
 少女のヴァンパイヤというのは、一部の猟奇的な大人たちを喜ばすものかも知れないが、われわれの身近な感覚から云うと、いかがなものか、という気持ちもある。

 こんなことから、とかく奇をてらいやすい、ホラーな作品だ、といってしまってかたづけてもよいけれど、観てしまうと、そう冷たくもできない。
 
 少女は200年を生きて?きた「十二歳」のヴァンパイヤである。これが、十二歳の少年の初恋を受け入れる。少年は、彼女がヴァンパイヤでることを、受け入れる。彼女は永遠の「十二歳」を生き続ける。

 宿命的な出会いとしか云いようがない。
 
 ボクは、こうした不可能な恋の実現に、ちょっと弱い、そこが、この映画に惹かれるところだ。勿論、この少年の行く末の姿は、冒頭の中年男が暗示している。いつまでも、初恋は持続できない。

 光なき世界に生きるヴァンパイヤと光を求めて生きるしかない人間の間をつなぐものが、モールス信号だというのも、ちょっとよかった。

 それにしても、ガキたちは、洋の東西を問わず、なぜにこうもいじめを好むのか。ホラーの主人公には、いじめられっ子が、このことが意味するのはなんなのか、くわしい人に訊きたい。 
 
 どうでもいいが、しばらく前に観た、「ホンマタカシニュードキュメンタリー」で、鹿狩りの雪上の血痕を写したシリーズを思い出した。この映画でも、雪の上に、血がながされたのである。

 「血」である。そして、「血」という記号。

 原作の小説は、ろくでもないそうだから、映画だけの、お話にとどめよう。

 残暑の候、雪景色は、よかった、そんな作品。






 
by ribondou55 | 2011-09-17 23:37 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)
 起床すると、秋晴れ。

 たかーい所へ登りたい。

 配偶者に天神平まで、ちょっと、行きたい、と。

 なぜなら、ボクは、運転を一切しない。

 運転者は、かみさん、お客はボクだ。

 9時30分、出発。

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 谷川岳である、天神平ロープウエイ駅展望台より望んだ。

 帰りは、匠の里を経由した。
 秋である。蕎麦の花も今が盛り。
 彼岸花もそこかしこ。

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 帰ると、途中の道ばたで刈り取った薄を飾り、月を迎えた。

 美しい。





by ribondou55 | 2011-09-12 22:44 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 九月十一日は、9.11.



 朝の犬の散歩。

 立ち寄った公園の草地に落ちていた。

 栃の実。
  
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 このところ、我が母は大抵のことは、「わからない」ですませる。

 おなかすいた?

 「わからない」

 孫の人数は?

 「わからない」

 死んだあなたの夫の名前は?

 「わからない」

 こうして、話しかけているのはダレ?

 「わからない」


 なにかな、話すのがめんどうくさいの。

 「面倒くさいよ」



 目には、光が宿っていて、決して理性に曇りがあるようには見えない。


 栃の実は?

 「お餅に」


 明日の夜は、?

 「十五夜かな。」





 

by ribondou55 | 2011-09-11 23:24 | 生きている | Trackback | Comments(0)

老人性ひきこもり?

 なんだか、面倒くさい。

 
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 地下鉄「竹橋」駅、ホームで。

 ふらふらと、外出はする、しかし、「ひらかれていない」、そんな感じ。

 逢いたい人は、勿論いるが、逢わないで、ぐずぐずしている気分が、・・・・、好きなのかも知れない。

 
 面倒くさい。

 思いを固めるのが。







by ribondou55 | 2011-09-07 23:26 | 生きている | Trackback | Comments(0)

 台風が、接近中。

 関東をそれて、近畿地方に向かっている。

 蒸し暑い、



 通勤電車の行き帰り、坂本冬美の歌を聴く。

 
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 戯けなり散薬一服氷水    李凡堂


 昼休み、御苑を散歩。

 やはり、蒸し暑さはかわらないのだが、森の匂いが慰めになる。

 頭痛、止む。


 午前二時過ぎ、此処15.6年、音信のなかったMから電話。十代のころのMの声と、聴きまがう。
 

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by ribondou55 | 2011-09-01 22:30 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂