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時折、祈ったりする

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  上野の国博で円空を見たのは、昨年か今年に入ってか忘れたが、とんでもないお坊さんだ、と思った。
 「祈る」ということを思うと、この方もすぐに思い起こされる。


  今は生産されていない旧式HーMDウオークマンとiPodとでは、使い勝手からいうとiPodの方が格段に優れている。すぐれていると云うのは語弊があるかも知れない、が、扱いは楽だし、機能的である。man machine interfaceという面においてである。
 それは、SonicStageの使いにくさにもある、どうしたわけかボクのPCでは、デスクトップもノートも、iTunesに比べて重くてフリーズしやすい。
  でも、ウオークマンも鞄にいつも放り込んである。きらいではないのだ。音質が違う。わずかにマイルドな感じ。ipodは音が生々しいような感じがある。外観にしても、美しいが、理詰めのものである。MACも見た目は洗練されてソフトだが、日本流のソフトさでない、ような気がする。

  閑話休題。そのウオークマンは1GのMDを使用する。PCから曲を落とすのだが、そのMDの一枚が中島みゆきと忌野清志郎の二人だけ収録されており、ボクは、何かに付けピンチの時に、聴く。勿論、収録したのはボクで、TUTAYAには相当の出費をした。
  中島みゆきにとって、恋は「無常」である。恋だけでなくあらゆる人間が流転の世界を脱することなく、うつろってとどまることがない。嘆きの根元である、そういう意味で、きわめて古典的なお人であるように思う。
  ところで、忌野清志郎というお方は無常ということを信じるだろうか。だろう、たぶん、そう。ボクは、清志郎という御仁が僕らに呼びかける「愛してるかい?」をこの世で信じることができる「祈りのことば」のひとつであると、思っている。

  テレビでsamurai映画をやっている。奇天烈だ。明治天皇までもあんな風にか・・・。





  

by ribondou55 | 2007-08-18 10:09 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

海の彼方の夜明けに

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  謳歌する舌の貧血六十二年      李凡堂

  この夏は胡椒せんべい麦酒なり

  夏の海へ切符一枚髪を刈る

  カンナ黄の廃駅から探偵が

  譲歩のみスイカは嫌い赤いので

  海を恋ふあの子はんぺんを買ふ


  (追記) AM9:52

  すでに気温は35度に近づいていよう。南と西に開かれた和室にいて、風が時折入ってくる。西の窓の外の植え込みの木々の葉影には風が渡っているようだが、部屋の中までは届かない。気温が体温近くになると、しきりに眠くなる。このまま眠りこんで、その間に発汗が続き、やがてひからびて、安らかに死ねるならそれでもいいか、というような、心も身体も朦朧として、曖昧な存在になってゆく。
 昔、独身の頃、6畳一間に台所とトイレ、風呂という木造アパートの東隅の一階に住んでいた。この部屋は、日当たりだけが取り柄のぼろアパートであったが、大家がアバウトで家賃の滞納におおらかであった。(ああ、電灯・電話を止められたこともあった。)でこの部屋での、ボクの休日は寝ることであったが、夏のこの時期目覚めると午後2時、3時ということがよくあった。室内の温度はおそらく40度を超えていて、扇風機がふらふらと送風している。あの時のボクは、半分あちらの側の人であったのだが、それはそれで心地よさも・・・・。
  この数日、あのころの気分を思い出す。頼りない解熱剤を飲まされる程の体温にまで昇った脂のような空気に皮膚がとろけて流れ出てゆきそうな、あの気分は、ボクのあの時期の生存にふさわしいものであったかもしれない。そして、それに近い己の存在のあやふやさを今現在ちょっと感じているのだな、老いぼれたのに。

  トップにはり付けた絵の作者は誰でしたか。シュールな光線、誰、もしか、ダリ?
    
  (追記2)  AM10:48

  中森明菜がとてもいいと思った、と、以前、書いた。
  彼女の「歌姫ベスト~25th・・・・・」というアルバムに「窓」という曲がカバーされていて、気になっていた。いま、ようやく松山千春とわかった。

     小さな窓から見える
     この世界が 僕のすべて
     空の青さは わかるけど
     空の広さが わからない
     いつか山の 向こうから
     君が手を振りかけてきても
     君の姿は見えるけど
     僕の心はとどかない
  
   ※この窓を開いて 自由になりたい    
     この腕で思い切り 抱きしめて離さない
 
   ※君だけは誰にも 渡したくない
     誰にも負けはしない この愛だけは

     小さな窓を叩く
     風に心震わせている
     気づいたときにはこれほど
     弱い男になっていた
     いつか君が一人きり
     膝を抱え泣いていても
     君の涙は見えるけど
     僕の言葉は届かない
     
    ※(くりかえし)
     
    ※(くりかえし)

  松山千春という人についても、知らない。鈴木宗男の熱烈な支持者であることぐらいしかしらない。この人の歌はテレビやラジオを通して聴くともなく聞いてきた。しかし、ああした熱い歌い方は、うっとしい。その手の歌い手をボクは基本的に好まないというせいでもあったろうか、無関心であった。
  でもこの「窓」という曲について思うことは、中森明菜の歌唱という保留はあっても、たいそう繊細な歌を作る人だと、意外な思いがある。
  ボクは、この歌が心を病むか傷ついたかして、自らの内面に退却してゆかざるを得ないやりきれなさを、的確に歌い得た作品として聞いている。自らを閉ざすといくことは、世界と断絶するという意味ではないということが、よくわかる、その意味で「絶望」は「希望」を孕むものだと信じられるのだ。
  鈴木宗男氏についての印象は、佐藤勝の「獄中記」を通じて大分変化したのだが、松山千春についても聴いてみよう。

  さて、昼飯だ。 

 (追記3)  PM11:41

  今夜のNHK「京都五山送り火」での山折哲雄氏のコメントは、素晴らしかった。 

(追記4) 17日午後11:40

  やはり Salvador Dali ・Personnage à une fenêtre
青がダリのブルーだな。

  
by ribondou55 | 2007-08-16 00:52 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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