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花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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<   2004年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧

 
 ☆ 手のひらにこぼれ式部の実や四十

 ☆ Tシャツに棘の種子あり終電車

 ☆ ブラウスの胸刻急ぐ青蜜柑

 ☆ 金木犀眼帯ひだるき首くくり

 ☆ 銀木犀セブンのおでん手土産に
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 ☆ 寝待月少年少女合唱隊の変声期

 ☆ 自殺志願恥ずかしげなり蕎麦の花

 ☆ 告知あり「あと何回できるかな」雨の月


2004/10/04 23:22 (Mon)
 
 
 ☆ パジャマ脱げ水底覗けエンヤコラ

 ☆ 十月やおまえ十六潮の髪

 ☆ 十六夜や腋臭のシーツ白荒野

 ☆ 尋ね人雨降り横町九月尽

 ☆ 秋霖やブリキロボット瞼なし


2004/10/08 23:06 (Fri)


 ☆ 赤い羽根「夢判断」の栞なり

 ☆ 横町に往けば人喰う人に酌

 ☆ 虫食いの胡桃 いづくの虫ぞ

2004/10/09 22:52 (Sat)
 
 ☆ 秋の蝿しばらく肩に親しむか
 
 ☆ 会議あれ身は亡霊ぞへこき虫
 
 ☆ 「でっちあげだ!」十月の塔展翅せよ
 
 ☆ テーブルに神よ真向かひてサフラン
 
 ☆ いささかの身も堕ろされて秋の暮れ


2004/10/11 00:19 (Mon)

 ☆ どこぞかへ鈴走り往く秋時雨
 
 ☆ ジッパーをはずしっぱなしだ泡立草
 
 ☆ 青蜜柑たわわなる陰「有る不在」
 
 ☆ 闇が来て青き蜜柑よ胸ひらく

 ☆ 長月のある夜たちんぼ顔と顔


2004/10/11 22:14 (Mon)
 
 ☆ 裏町や息におう秘所みずきの実
 
 ☆ 受話器置き林檎むく舌の内向


   2019/04/23 追補

       李凡堂、現在の泡六堂。




by ribondou55 | 2004-10-29 23:39 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)
 散歩コースに一軒の空き家がある。

 春先まで老夫婦が暮らしておられた。イトーヨーカドーの商品売り場で仲むつまじく大根など見ておられたお二人を記憶する。
 
 そのお宅は瀟洒な二階建てで、玄関までのアプローチの両脇に趣味のよい庭木が配されていた。ところが、無人の庭はたちまちの夏草に覆い尽くされ、やがて秋草が咲き、背丈のある雑草が、人の行く手をふさぐほどに繁茂している。
 
 庭木の中に芭蕉が立っている。
 
 かつては、いかにものよい風情であったが、今は荒涼として、住む人のいない寂しさを極めている。
 
  横に破れ終には縦に破れ芭蕉  虚子
  
 の句のとおりの立ち姿で、哀れである。
 
 その芭蕉は、(Japanese) banana plant と、かの国では云うらしい。
 
 バナナ。
 
 俳聖芭蕉が、バナナであると。このネーミングひとつとっても、芭蕉翁は、前衛の人であると、つくづく思う。
 
 そのバナナ翁の句を、気の向くままに、これからすこしづつ読んでゆこうと思うのです。
 
 
      
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by ribondou55 | 2004-10-17 23:54 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)