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カテゴリ:この一首その一句( 139 )

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 一茶の句の「小菜」とは、芽を出したばかりの菜を云う。
 
 一茶の句は、この秋も新米がとれた喜びと、青める小菜のめでたさが詠まれている、いい句だ。

  ところで、「小菜」にはちょっと異なる意味もあり、「間引き菜」を指すのだ。




 さて、画像は、大根、いままさに青みはじめたばかり。

 一カ所に5粒の種を蒔いたので、五本の芽がでるはずだ、勿論、発芽しない種もあるから、五本とは限らないが。

 ともあれ、いよいよ、間引きの時期、一本を残して、あとは抜きとる。

 これが、たいそうな手間で、さてどれを間引き、どれを残すか、案外、迷うものだ。

 間引き菜とて、一本一本が、一つづつの命でアル、なんて、・・・、そんなことはさらさら頭にない。

 丁寧に間引き菜を持ち帰って、食べる方も多いが、ボクは棄ててしまう。

 種を蒔くと同時に、青虫退治の農薬を散布しているので、残留農薬を気にするからだ。

 とはいえ、その効き目は如何?


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青虫は、お元気にとりついているのだ。

だが、大根は、青虫に食われるのだが、食われても案外大丈夫。

食い尽くされる前に、葉を更に茂らすから。

植物と動物の生き残りをかけた闘い、ボクは勿論大根の味方である。




問題は、白菜で、シンクイムシにやられ始めた。

これは、「芯食い」の名のとおり、成長点を食害する。

白菜は、そこをやられたら、万事休す。

さてどうしようか?

概ね、冬野菜の仕込みは終わった。

心配なのは、タマネギの芽が、生えそろわないことだ。




川上未映子さんの「夏物語」(雑誌「文學界」三、四月号・2019)を読み終えた。

充実した読書の時間を過ごせた。


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小説の主眼?には、触れるのどうかも分からないが、主人公の夏子さんとその出自周辺の人々の大阪弁が、とても生き生きとしていた。

ボクは、身近に関西弁の人物が登場して以来、その人物にまったく不満なんてなくすこぶるいい奴だと思っている。

だが、そやつのことばが、例えば「めっちゃ~やん」とか、少なからず耳障りな時がある。

(申し訳ない、これはあくまでもボクの偏った主観であり、他意はない。)

だが、この小説の大阪弁のリズムは、悪くない。

多くの人に読まれるといいなぁと思えた作品だ。





















by ribondou55 | 2019-09-30 22:51 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 万葉集に次の一首がある。
 
  草に寄する

 野の辺の 尾花の下の 思ひ草 今さらさらに 何か思はむ  作者不詳 巻10

 (道ばたの 尾花の陰の 思い草のように いまさら 何を思い迷いましょうか。)

 この「思ひ草」は、秋の相聞に分類され、かつ、尾花が下とあることから、すすきの根に寄生し秋に花が咲く、ハマウツボ科のナンバンキセルを指すのだという。

 そのナンバンキセルに、森林公園で出会った。

 今日のことだ、久々の森歩き、秋晴れ、気持ちよい風、申し分がない、いい気分だった。

 場所は疎林帯の縁であった。

 どうやら、薄を綺麗に刈り取った後らしく、思い草は剝き出しにされて、そこにあった。

 
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葉は退化し、茎の先端についた円筒形の花が、下向きについている。

すでに、花の盛りは過ぎたらしくしなびたような感じがする。

「思ひ草」と万葉人がこの草を呼ぶのは、まるで花の部位が頭を垂れたというより、うなだれているかのような、この花の姿からだろうか。


以前、薄の根元にまったく目立つことなく生えていたナンバンキセルを見たことがある。

まことにひっそりと花をつける草であった。

見つけても、よくよく見るには、地面に頬をつけるくらいに、視線を下げなければならなかった。


ところで、「思ひ草」が詠まれているのは、万葉集中この一首のみだ。

ボクは、誰も気にとめそうもないこの草に「思ひ草」と命名したのは、この「よみ人知らず」クンであったのでないかと、想像している。

多分、いそがしい毎日で、こんな地味な植物に関心を持つものが沢山いたとは、ボクには到底思えない。

この花に関心を持って、さらに歌に詠んだ、そうまでするなんて、そうとうな変わり者ではないかと。

この歌の出来は不問にするが、「思ひ草、はて?なんじゃい、そんな花あったか?」と当時の人たちも思ったかも知れない、とか。









by ribondou55 | 2019-09-25 23:21 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 
涼しくなってきて、このところ、無闇に「蚊」に食われている。

居間に寝転んでモーニングショウをながめていると。

畑に出て、草を抜いていると。

昼飯の用意で、台所に立っていると。

風呂場の脱衣場で。

当然、就寝中に。

時も、所もおかまいなし。

そーっとやって来て、ちくりとやって、飛び立つ、くノ一のような奴。

ムヒやら、キンカンやらを手放せない。


一茶の句の通りのことも、・・・・。

本を読むにも中断を余儀なくさせる。

困ったものだ。



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一茶は、「蚊」を主人公にして、沢山の句を詠んでいる。

どうやら、「蚊」好きとみえる、酔狂すぎ。

朝顔に関して、こんな句もある。

朝顔や藪蚊のなかにりんとして   一茶

つまり、人は「蚊」如き極小なものにいらいらせず、朝顔のように超然とせよとか。

でも、これは一茶の願望でもある。

蠅と蚊は、一番生活臭い身近な虫だ。

つい、憎みきれいとこもある?


たとえば、憎たらしい奴にこんな同情も寄せている。

秋の蚊の壁にだまつて不憫さよ   一茶

ところで、血を吸いに来るのは、雌の蚊だけ。

そういわれれば、ちょっと、かわいい・・・・、厭、やはり断じてない。


とにかく、ボクとしては、はやくこうなって欲しい。


一夜二夜秋の蚊居らずなりにけり 子規


















by ribondou55 | 2019-09-23 22:45 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
今日は「敬老の日」であった、とか。

公益財団法人・全国有料老人ホーム協会が、毎年、この日に合わせてシルバー川柳を募集している。

そして、入選作が今年も発表されている。

今年の入選作でボクが、一番笑えた一句、これ。

 婚活の殺し文句は「看取ります」 大塚初子 女性・66歳・団体職員

昨年からは、こんなのが。

 デイサービス「お迎えです」はやめてくれ  相野正 男性・68歳・無職

2017年の作品。

 いつ死ぬか分かれば貯金つかうのに  遙 女性・77歳・主婦

2016年では、こんな。

 希望無し目標なくて自由あり  かつ子 女性・83歳・無職

ついでに、2015年度も。

 マイナンバー ナンマイダーと聞き違え  沢登清一郎  男性・67歳・自営業


詳しくは、https://www.yurokyo.or.jp/news.php?c=10 こちらを。


身につまされて思わず、苦い笑いです。




国民の祝日の制定の理由には、それぞれにご立派な趣旨があるだろう。

本日の「敬老の日」も、「多年わたり社会に尽してきた老人を敬愛し、長寿を祝う」のだそうだ。

ごもっとも、是非そうであって欲しいと、高齢者の一人として願わずにはいられない。

と、いうのは、嘘でアル。

小生、敬愛なんてほどほどに、長寿もあまり願わない。

若い人たちに、敬愛してなんてことをお願いしたところで、一顧だにされるはずがない。




例えば「敬老の日」商戦なんて聴いたことがない。

祝日でなんかなくとも、バレンタインやハローウィンでは、お金の匂いがぷんぷんする。

「敬老の日」?

お金の匂いを嗅いでいるのは、オレオレ詐欺の犯人どもだけだろう。




とっくの昔に、高齢者はこの日本国において、成長の足かせとなった。

願うことは、ひとつ、いくら哀れに見えようとも、ボクの「自由と乏しい年金」を奪ってくれるな、ということだけだ。

惚ける前にさっさっと、フェードアウトできれば、さらによい。

ということか。


今日、森田童子を聴いた。


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困ったような気分になった。



仕方ないので、

忌野清志郎の「高齢化社会」で、気分を変えた。















by ribondou55 | 2019-09-16 22:43 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
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大根を蒔いた。

黒マルチ一穴につき、五粒。

それ以上だと、間引くのに難渋する。

この種は青首大根。

耐病総太りといえば、某大手種苗メーカーのおはこだが、この種は地元の種屋さんが販売している。

昨年まで4年作り続けたが、とても安定している。

ボクの定番の種の一つだ。

煮物にもするし、おろしにもするが、沢庵にもする。

ぶっとい、沢庵になる。


素十さんの句は、作り物でない。

ボクの畑にも、蛙が住んでいる。

愉快だ。



白菜はうまく発芽した。

明日は、タマネギの種を蒔く。

ブロッコリーやら、キャベツやらは、来週へ。

このところ、畑なんぞにかまけて、もっとイイ事ができなかった。

今週末にかけて、遊ぼう。










by ribondou55 | 2019-09-15 21:30 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
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今夜の月。

十六夜。

よく晴れて、雲の一つもない。

今は「いざよい」と読むが、もとは「ためらう」「躊躇する」の意味の動詞「いざよう」の連用形が名詞化したものとか。

月の出を早くから待っているのに、なかなか昇ってこない、そこで、月が出るのをためらっていると見立ってたのだと。

ちなみに、東京でいうと、

昨夜つまり十五夜の月の出は、17時44分・月の入りは、今朝の4時06分

今夜つまり十六夜の月の出は、18時13分・月の入りは、明朝5時01分

なんだそうだ。

月が出るのを待つこと、昨夜よりおおむね30分。

ためらいの時間としては、いい感じではないか。

更に古くでは、「いさよう」と清音になり、「いさよい」、であるから十六夜は「いさよひ」。

ためらう心である。




十六夜の外に出てこころつまづきぬ    三橋鷹女




さてはて、昨夜の残りの饅頭四つ。


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この年になると、夫婦二人でも、胃にもたれそうだ。






by ribondou55 | 2019-09-14 22:54 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)



ほんの今から15分ほど前、我が家にもお月さんが雲間からチラッと姿を見せてくれた。


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「世直し」と十五夜の月。

一茶が生きた時代は、百姓一揆が頻発している。

「世直し」という庶民の願望を一茶も共有していた。

一茶は北国街道筋の柏原に生まれた、農民の小せがれであった。

十五の時、そりの合わない継母と離れ、江戸に奉公に出た。

世の中の裏の裏まで、周知していただろう。

月に願いをというのは、古今にわたる心情なのかも知れない。

何より、「世直し」なのだ、こんな言葉は芭蕉宗匠からは絶対に出てこないだろう。


今夜の月は、停電中の千葉の方々にも見えたのだろうか。

被災者に寄り添う世の中であって欲しいと、ボク如きも願っている。

その意味で言えば、一茶の思いは我々のものでもある。


我が家の十五夜飾りは、畑の隅に植えてある薄と紫苑と庭先の秋明菊。

月見団子は、団子でなくて、饅頭だ。

饅頭は毎年同じ店で買ってくる。

そろそろ雨戸を閉じる時間だ。





白菜の種蒔きが済んだ。

明日、大根の種を蒔く。

タマネギの苗床を急いでやる。

その他は、今後。

中之条ビエンナーレに行く日を都合すること。






by ribondou55 | 2019-09-13 22:20 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
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片腕が既に鬼になっていると、

自覚できることが

重要だろう。



作品は、北村西望「浦島」


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狂言の「浦島」は、おとぎバナシの浦島太郎とは、逆のストーリー。

老いた浦島が、ある日孫がつかまえた亀を助ける。

亀は、お礼に「玉手箱」を浦島に贈る。

その「玉手箱」を開くと、老人が青年に変ると。

この像は、その瞬間だろうか。

あげた左手が異様に大きく、それは、もしかしたら、「鬼」のそれか、

ボクの妄想でアル。
















by ribondou55 | 2019-09-11 23:42 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)

台風が去った。

早朝、東西に広がるいわし雲を見た


白菜を播く畝を立てた。

汗。



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組閣内定者のメンツをみて、胸くそが悪くなる。

Twitterで15号の被害は千葉・茨城で深刻だと知る。

マスコミの報道はお粗末過ぎる。




表題の句、台風一過、晴天なれど酷暑のまま夜に入る、という感じ。

日が落ちて、雷雨あり、が、当地ではさっと通り過ぎた。




















by ribondou55 | 2019-09-10 22:27 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)
 台風15号、接近中。
 
最大瞬間風速六〇メートルと、予報である。

 懐中電灯の乾電池を交換した。

そろそろ寝よう。

 




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by ribondou55 | 2019-09-08 22:28 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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