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カテゴリ:ちょっと、そこまで( 66 )

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 昨日、上野で若冲の展覧会を観るつもりでかけた。

 上野公園は、いつもにもまして大変な人出で、修学旅行の中学生君たちもたくさん見かけた。

 会場の東京都立美術館へのアプーチにさしかかると、すぐ右手の建物の階上の開けた窓越しに、ぎっしりと立ちならぶ人々が見えた。

 ボクは、ないごともないように通り過ぎて、そのまま動物園のチケット売り場へと向かった。

 動物園の正門は工事中で、チケット売り場が美術館前を少し奥に進んだところに移動しているのだった。



 すっかり田舎の静けさになじんでしまったボクは、都人ばかりの人込みは御免被るのであります。


 そういうことでいうと、今週の火曜日に観た足利市立美術館の「画家の詩、詩人の絵ー絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」展は、すばらしく心地よい時間をすごせた。

 展示室に数人の人影、もちろん、人の声は聞こえてこない。

 展示作品も、よく考え抜かれた作品であった、展示作品の所蔵先を目録で確認すると、全国から集めれている、ごくろうなことでした。

 実に楽しかった。

 (でも、入場者が少ないというのは、企画する側としては大変だろう、何に寄らずお金が第一の世の中、それでもこうして美術館を維持してゆく足利市民は、立派であります。)
 
 で、ボクは動物園に入園した。

 十年ぶりくらいか、とにかく久々であった。

 ここでは、幼稚園児がたくさん遠足に訪れていた。

 子どもがたくさんいるのは、うれしいものだ。


 ゆっくり、ゆっくり園内を歩いた。

 大昔、母がボクら三人の子どもを連れて、ここへ何度か連れてきてきてくれた、その頃のことを思い出そうとしたのだが、まったく何も浮かんでこない。

 鬣のある雄ライオンはもういないのか?みかけなかった。


 象の目が、みたいとおもった。

 まどみちおさんの絵を、足利で見たのだが、それまでみていた画集の印象にもまして、びっくりした。

 鉄筆のようなものひっかき跡と毛羽だった色面。

 心の深くにある暗いなにかが、見えてくような感じがした。

 激しいモノを感じた。

 まどさんの「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね・・・・・」という歌を、ボクはまどさん詩を読む度に、BGMのように頭の片隅で思い出す癖がある。

 その絵を見ながらも、ボクはその歌をどこかで聴いていた。

 だから、象を見に行きたくなったのだ。

 鼻ではなく、目なのだが。


 


 
by ribondou55 | 2016-04-23 23:17 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 宿から城まで、道に迷った。

 まだ8時前だというのに、まったく人気のない暗い道を、老妻とくたびれはてた。

 それでも、交差点ですこし空が開けたとき、遠くにライトアップされた天守を見出した。


 城の堀の脇の茶店は、もう食事の注文は終えていたのだが、店先の看板の会津ラーメンならできると、親切に言ってくれた。

 もちろん、腹ペコのボクラは感謝感激しつつ、温かいラーメンを頂いたのだった。

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 宿まで帰り道、ボクは大いに不機嫌であり、配偶者も押し黙っていた。

 会津の夜であった。
by ribondou55 | 2016-04-14 12:00 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 福島市花見山公園へ、妻のリクエストで。

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 福島県に入ると、車窓から除染作業によって出た汚染残土等の仮置き場を何度か見かけた。

 震災後三度めの福島である。

 
 花見山は、花で埋め尽くされていた。

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 花見山公園のHPに、その歩みがこうある。

  大正15年 養蚕農家の副業として、畑に花を植え始めました。
  昭和10年 養蚕を止め、本格的に自宅前の雑木山を開墾し花木を植え始めました。
  昭和34年 花を見る山「花見山公園」として、一般に開放しました。

 そう、公園のボランテア・ガイドさんから伺ったことに、この山には20種類ほどの桜があるのだが、実際は自然に交配がおきて、厳密にはどのくらいの種類があるのかは不明だという。

 ソメイヨシノは、道や谷の境界に植えられている、しかし、ソメイヨシノは生け花用に出荷する切り花には適さず、出荷されているのは、それ以外の桜なのだと。

 つまり、この山は観賞用のためだけでなく、花木生産のための山なんだと説明された。

 うーん、面白い。

 だから、花は桜に限られていないのだ。

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by ribondou55 | 2016-04-12 21:40 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)

春旅・・・越後村上行

 村上の町屋は、奥深い。

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 上越線の車窓からは、雪山が見えた。

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by ribondou55 | 2016-04-11 23:55 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
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 昨日、全国高校選抜女子サッカーめぬま杯の一試合を観戦にいった。

 お目当てのチームは、地元高校を軽く破って、ボクは地元民としてはちょっと後ろめたい気分ながら、うれしかった。

 この試合会場は、熊谷市の利根川河川敷のサッカー場。

 グライダーの滑走路にじかに隣接する妙なところで、懸命に球を追う高校生の頭上を、優雅に翼を光らせながらグライダーが飛び交っている、ちょっといけてるスチエーションといえる。

 で、そのグランドの東に、なんと渡船場があるのだ。

 ボクは、試合観戦のあと、その利根川の渡し船にチャリ連れで乗った。

 
 急いで、「妻沼町町誌」を今手元に開くと、『葛和田渡船場と船問屋』と記述がある。要点を拾い出してみよう。

 元和二年(1616)に江戸幕府は利根川を横断する16の渡船場を定めた。葛和田渡船場はその一つである。葛和田の渡船場は、中山道熊谷宿方面と,上州館林方面とを結ぶもので、対岸は上州邑楽郡赤岩村(現千代田町)である。

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 現在は、新千代田丸が運行されていて、船賃は無料。

 乗船時間は、10分足らずであるが、うらうらかな川面を行く風に吹かれながらの小さな船旅は爽快この上ない。

 両岸は、今は菜の花が満開、その香があたり一面に。

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 未来のなでしこ候補のサッカー少女たち・ゆったりと飛ぶグライダー・のんびりと渡し船・咲き匂う菜の花の堤、いままさに、春。


 

More 赤岩渡船
by ribondou55 | 2016-03-27 21:57 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 『サウルの息子』を観たのは、こうのすシネマである。

 そのJR鴻巣駅に接するエルミこうのすショッピングモールで、“ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇”(31段高さ7m)が、見物客で賑わっている。

 映画のついでに一見した。

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 このところ、寒さがぶり返しているのだが、春はやはり近づいている。

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 なるほど日本一というだけあって、結構、高さがある。

 この鴻巣という土地柄は、日本一がお好きなようだ。

 鴻巣市(埼玉県にある、中山道の宿場であったところ)のHPによると、

  8つの日本一を紹介

 1分あたりの尺玉以上の花火打上数日本一(1分間平均約75.5発) 
 ピラミッドひな壇の高さ日本一(31段・7.0m) 
 水管橋の長さ日本一(1,100.95m) 
 ポピーの栽培面積日本一(12.5ヘクタール) 
 荒川の川幅日本一(2,537m) 
 サルビアの出荷量日本一(年間90万本:平成18年度) 
 プリムラの出荷量日本一(年間272万鉢:平成18年度) 
 マリーゴールドの出荷量日本一(年間138万本:平成18年度) 


 とある。

 まあ、「8つ」もあるとは、まことに末広がりでおめでたい・・・、なんだか、わからないが、タイシタモンダ!と、云えるのかもしれない。

 
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More 興味がある方へ・・びっくりひな祭り ポスター
by ribondou55 | 2016-02-26 23:09 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 
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 前橋の初市には、ダルマの露店が主役である。

 縁起物といえば、「五穀豊穣、大漁追福、商売繁盛、家内安全、無病息災、安寧長寿、夫婦円満、子孫繁栄、祖先崇拝や招福祈願、厄除祈念や「ハレ」に纏わる物など多岐に渡る。また、祭礼や縁日や市などの寺社の参道や境内や門前町・鳥居前町において参詣者に授与・販売する歴史的、文化的背景のあるものを指す。」(ウィキより)、ダルマもその代表的なものの一つだ。

 ボクの棲む街では、今日と明日観音さんのお寺の境内で、ダルマ市が開かれている。

 明日、時間があればのぞきに行く。

 ボクは、そのダルマだが、拝む対象であるとは知らなかった。

 例えば参院戦も近いが、当確でわきたつ選挙事務所の背景に、ダルマさんが鎮座していた、ああ、そうだ、必勝祈願、やっぱり拝むモノだった。

 ボクの印象では、場末の大衆食堂のブラウン管テレビの上に、油と埃で薄汚くなった、片目すら入れてもらえなかったダルマさんが、ぽつんと座っておいでになる、そんな感じのものだが、実際は、大変な崇拝のされようらしい。

 認識をあらためよう。

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 ダルマさんが、禅宗の開祖の菩提達磨であることぐらいは、ボクだって知っている。しかるに、今は宗派なんて関係なく縁起物として、売られている。

 多くは赤色の張子(はりこ)で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残す。そして何らかの祈願を行い、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣がある。

 大体、群馬高崎は黄檗宗の少林山達磨寺の近在が、その張り子のだるまの発祥の地であるようだからして、群馬の県都である前橋初市の賑わいももっともだ。

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 ところで、だるま様に祈願するとして、どのようにだるま様に呼びかけるのだろうか?

 「南無だるま大師、今年こそ宝くじ、せめて二等賞なりとお願い申し上げます。」とか、称えるのだろうか?

 罰当たりなボクは、少し悩んだ。

 いや罰は当たったらしい、些細なことで、ボクは不機嫌になり、配偶者は黙り(だんまり)となった、気まずい帰宅となったからだ。

 朝 蜂蜜トースト コーヒー バナナミルク 林檎
 昼 来客有り・・うどん+付け汁 巻き寿司(穴子・鉄火その他) 白菜漬け きんぴら 京芋の煮付け
 夜 塩鮭 煮込みうどん 沢庵 きんぴら 京芋の煮付け とろろ ご飯少なめ






 

More 些細なこと
by ribondou55 | 2016-01-10 22:31 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 秩父の街をぶらぶら歩いていて、通りかかる度に「アレは何?」と気になっていたのだが、この間、夜祭り見物の折、思い出して撮影すると、招き猫であった。

 
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 今は、喫茶店?

 店は閉まっていた。

 背の高い、二階建ての堂々たる木造の町屋建築。

 寄せ棟造りの四方に降りてくる屋根の一方の尾根に当たる所に居て、猫は北西に向かって招いている。

 実は、他方東が側の尾根にも一匹、一対になっていたのであった。

 猫の背のすぐ上には、立派な鯱も一対、逆立ちしている。

 元は、どのような稼業をなさっていたのか、料亭?茶屋?あるいは、なんがしらの商家?

 表通りを一本入っただけの裏道から見えている。
 
 昔は、その裏道も賑わっていたのかもしれない。
by ribondou55 | 2015-12-09 09:53 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)
 〈シネマテークたかさき〉は、しばしば足を運ぶ映画館である。

 ボクは埼玉の住人だから高崎駅は必ず乗り降りする。

 高崎市立美術館は駅にほど近く、展示換えがあると寄り道する。

 この美術館がエライというより高崎市が立派なのだが、高齢者は入館料が無料なのだ。

 地元住民シニア限定ではなく、通りすがりのようなボクも、同じ待遇である。

 ありがたいことだ。

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 現在の展示は、「犬塚勉展  永遠の光、一瞬の風。」

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 未知の画家であったが、全くの同世代の方であった。

 38歳で、谷川連峰で遭難、亡くなられている。

 一見してアンドリュー・ワイエスを彷彿する作風に見えたが、己の表出という様な面は、抑制的であった。

 細密な自然描写は、自然との融合一体感というような印象もあるが、切り倒された巨木に残る斧の切り跡からは、それに向き合った人間の存在が強く印象づけられる。

 森や渓谷への入口は、神聖な世界への続くようでもあり、 釈迢空の

   葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり

 という一首を連想したりした。

 それと同時に思ったことは、全くの同世代、同じ時代の空気を吸いながら、ボクなんぞとはどうしてこんなにちがうのか?

 そんなことを思いながら、映画館に向かった。

 公式HP「犬塚勉絵画展」nzk.net/dd/へどうぞ。
by ribondou55 | 2015-12-08 09:32 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)

田を焼く。

by ribondou55 | 2015-11-01 23:06 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂