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2019年 10月 10日 ( 1 )

映画「宮本から君へ」


映画「宮本から君へ」(監督・真利子哲也、129分、2019年)を太田イオンシネマで。




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還暦を一昔前に迎えて、「令和」なんて時間まで生き延びているジジイの観るようなもんではないと、思った。

 原作の漫画を読んでいないから、ホントのところはわからないが、

 超が10っ個もつきそうなほど、役者もスタッフも頑張り抜いた実写であることは大いに認めるが、

 多分原作の漫画には負けているかも知れないとぼんやり感じた。

 だからといって、原作を手に取るほどの気持ちはない、・・・、あくまでぼんやりの次元でイイのだ。

 ジジイになると、一つのことへの好奇心が持続しないからだ。



まず、スクリーンに映ったピエール瀧の元気な姿が懐かしかった。

前歯を三本引っこ抜いて「宮本」になりきった池松壮亮は、本気度がすごかった。

(実際には、引っこ抜いていなかった)

蒼井優は十二分に怖かった。

悪漢役の一ノ瀬ワタルって、何者だ。

づっとづっと大昔、山手線の駒込池袋間で、

まったくボクは身に覚えがないのに、

自分の2倍はゆうにありそうな巨漢から眼づけされたことがある。

あのときの駒込から巣鴨、巣鴨から大塚、大塚から池袋・・・、長かった。

心底びびった、あの時のことを思い出させた、あの感じだったよワタルクン。

池松君とワタルクンの非常階段での「戦闘シーン」は、

日本映画史上に残る名シーンであることに、疑いはない。

それに、初めて井浦新さんがイイ感じに崩れているを観た。

とかとか、

この映画は気合いは入っていたと、ジジイも思う。

だからこそ、ジジイの目からみると、なんとも陳腐で古くさい純愛映画だが、

この節のほやほやしている若い令和の「君」が観れば、ズーずんと胸をついてくる作品に違いない、そう思ったのだ。

ジジイが観ても、今更どうなるものではでないのだから。


・・・・、でも、「タロウのバカ」の方が、よかったかも。
















by ribondou55 | 2019-10-10 22:41 | 古希シネマ | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂