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2018年 08月 10日 ( 1 )


台風13号、去る。

 昨日、「男と女の観覧車」(監督・ウッディ・アレン、2017年、米、101分)、高崎シネマテークで観た。


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なんかね、この題名から「飲み過ぎたのはね、あなたのせいね。」というフレーズが、浮かんできた。

まことに極東の「いち馬の骨的」どこの誰だか分からん野郎は、この大巨匠に対して失礼である。


若い劇作家志望?の、今は遊泳監督の若者と

うっかりであっても、当人としては運命的な出会いで不倫に走るアラフォーの人妻ジェニーを、ケイト・ウィンスレットが演じている。

さすがに、アカデミー賞女優、ズズんと存在感あり。

一寸、類型的で、(あえてそうしている)陳腐なお話を、観れるものにしているのは、確かにこの人の力だ。


大体において、「巨匠もの」は、訳知り顔の批評家の一部が大いにもてはやして、観客動員に心を砕くものらしい。

でも当「馬の骨」は見終わると、確かにね、まったくそうだねと、うなずいて、終わる作品であった。

「飲み過ぎたのは、あなたのせいね。」と、通底してしまうところがありそうだ。

そういう意味では、


怖くてたまらないのは、やたら放火してまわるジェニーの連れ子、リッチーである。

リッチーは、母親ジェニーの前夫(リッチーの実父)が、ジェニーの浮気がもとで自殺したらしいと、思っているらしい。

このことが、リッチーの放火癖とたぶん関連しているのだろう。

つまり、ジェニーの尻軽のつけは、リッチーが背負っているのではと思いあたる節があるように、暗示している。

火遊びは、リッチーに本格的に受け継がれたのだ。

罪深いことだ。

と、「馬の骨」は思うが、それでも、観覧車は回り回って、元の鞘に収まって、めでたしめでたしという奴か。


で、本当に嫌みたっぷりの巨匠だと、思った。






by ribondou55 | 2018-08-10 09:27 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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