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2017年 11月 12日 ( 1 )

 「五つの赤い風船 解散ライブ ”ゲームは終わり”解散記念実況盤(完全版)」という6枚組のアルバムを聴き始めた。

 フォークグループ「五つの赤い風船」は、1967年結成、1972年解散、以後ライブのためだけに二度ほど再結成されたそうな。

 「ゲームは終わり」と銘打ったコンサートは、1972年8月日比谷野音であった、そうな。

 1967年当時は、ボクの十代後半も押し詰まりつつあった頃のこと、今回聴きながら、記憶にあったのは「遠い世界に」のみ。

 馴染みがあったのは、ゲストというのか、友情出演というのか知らんが、このアルバムに収録されている、既に亡き人となったかまやつひろし、加藤和彦や遠藤賢司というような人たちを聴いていた。

 大体において、物心ついたころに身近にあった歌謡曲やポップスを聞き直してみようと思って、少しばかり意図的なったのが、50代後半頃からだ。

 その後ぼちぼち聴き続けてきた。


 さて、書いておこうと思ったのは、このアルバムのディスク3収録、「こがらし・えれじぃ」(加川良+西岡ひろし)に出会ったことだ。

 そのど昭和チックな曲名通りの内容で、原詩はあの福田善之だそうな、それに手を入れて西岡ひろしが曲も書いたとか。

 で、まあ、その歌詞がど真ん中の「戦後昭和」だ。


     チューブのしりからはみ出している
     歯磨きのような明日だってさ
     それでも明日は転がってるんだとさ
     ここを出て行くのはお前さ
     木枯らしの街に飛び出して
     てんからてんてんすっからかんのからっけつ
     冷たい風は何の色
     日の丸 ヘドロに 富士の山
     こがらし こがらし こがらしの街に 今も昔も


 ヒートテックの下着を着込んだ上で、背中を丸めて欠伸ばかりのこの耄碌爺いの現在が、その「明日」であったのだろうか?

この歌の終わりに三島の割腹自殺が暗示される。

1970年11月25日のことであった。


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by ribondou55 | 2017-11-12 18:07 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂