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2006年 07月 16日 ( 1 )


  梅雨深し手足は細き少年兵     李凡堂

  梅雨深しわれ一匹の侏儒なり

  梅雨深しピアノは鳴つて宵に入る

  梅雨深し愛ばかりなる地獄かな

  梅雨深し斎場のまでの途を聞く

  梅雨深し除草剤撒く三途辺

  梅雨深し命は「生」の俘虜なるや

  梅雨深し足袋を汚すは死者ばかり

  梅雨深し文のことばのほつほつと

  梅雨深し娼婦コンビニ鮭にぎり

  梅雨深し舞人淋しむ道理あり

  梅雨深しこの舟とうに碇捨てつ


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by ribondou55 | 2006-07-16 23:41 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂