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桜を散らしていやな風が吹く


  夕方、散歩に出た。歩いて30分ほどのありふれた、かつては村の氏神様である。
  どこの村にも町にもあったはずの慎ましいお社であるが、美しい桜の杜の境内にかこまれている。風邪の気の抜けないボクには長すぎる散歩であるようにも思えたが、今年も期待を裏切られることはなく、地上は散ったばかりの花びらで埋め尽くされ、樹上は夕景の空を覆い尽くして花が咲いている。
 どこにでもありそうなこの静寂は、今やどこにもない世相であるのだが、だからといって「美しい日本」などという政治スローガンで、この感動に水を差されてはかなわない。美しいのは桜であって、国家などではない。
 ついでに、ボクは柏手を打つのがうまいのです。桜の梢までどどいただろう。





  暖かいカレーパンうれしくて四月     李凡堂

  花冷えの紙ヒコーキは踏まれをり

  蛍烏賊星のみやこの居酒屋で

  春星や白きエプロンの人を恋ふ

  万愚節ほしの都の昨日今日

  幽霊からいただきました桜貝

  


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by ribondou55 | 2007-04-08 22:24 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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