重陽の夕焼けに逢ふ幾たりか 阿部みどり女
2021年 09月 09日
九月九日、重陽の節句。
ようやく秋の長雨の陰鬱から解放された。
午後になって、徐々に青空が見え始めて、日が沈む頃、秋の夕焼けを見た。
句の通りである。
その頃、畑の白菜の発芽を確認に行くと、一斉に双葉をもたげていた。
畑の脇の道を散歩する顔見知り二三人に挨拶したのも、久々であった。
※
さて、こんな折紙で、時折遊んでいる。
花札で、九月は菊。
重陽の節句には、中国では菊花酒を飲んで災いから逃れるという。
重陽の日は、菊の節句ともいう。
花札の九月の図は、それであるのだろう。
その図柄を、千羽鶴に浮かび上がらせる、智恵ある人はこういうこともできるのだ。
ボクの折った鶴は、いささかお粗末だが、それでも楽しいのである。
もともとは、云うまでも無いが、一枚の平面である。
(トーヨー ユニバーサルデザイン折図入り 折り札)
コロナ禍の下、家籠もりするには、こんな遊びもいい。
一僧の少し乱れぬ菊の酒 上野泰
木曽谷の養生訓に菊の酒 加藤耕子
丹田へとくとくそそぐ菊の酒 川崎展宏
by ribondou55
| 2021-09-09 23:28
| この一首その一句
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