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松ふぐりひとつは蒼き冬天に   河合凱夫


松ふぐりひとつは蒼き冬天に   河合凱夫_b0018682_22513084.jpg


「松ふぐり」とは松かさのことである。

云うまでも無く「ふぐり」とは、陰嚢のことである、世に云う「玉袋」。

一説によると、「まつぼっくり」という語は、「まつふぐり」が転訛したものと云われている。

「ふぐり」とは、見た目の形によったのだろうが、種子を内部に育てるというと、「ふぐり」に近いものだし。

そういわれれば、松一樹が広げた枝の先にたくさんの「玉袋」がプランプランと松風に、気持ちよさげに吹かれている様を想像してしまうなあ。


さて、画像は大王松の松かさである。

これは15センチほどの大きさになる、特別な「巨大松ふぐり」というわけだ。

森林公園、中央口を見下ろす小高い所に植えられていた。

何度も通り過ぎたはずだが、昨日初めて気づいた。

拙妻は、これの大きな松ぼっくりが好きで、一時、窓辺において良く眺めていた。

孫にプレゼントしようとして、断られていたりもした。

勿論、どこぞから購入しているのである。

森林公園は、動植物の採取、持ち出しが一切禁止されているから、地面に落下していたとしても、持ち帰るわけにはいかない。

ちょっと、残念かな。














by ribondou55 | 2021-02-06 23:06 | この一首その一句 | Trackback

小沢変哲師匠曰く「句あれば楽あり」。そのお言葉にあやかって、古今の一句の軒下をお借りして、自分にも「今日」という日があったということを、ちょっことここに残して置きます。誤字脱字タイピングミス、それに何より偏狭頑迷な性癖、通りがかりにお目に触れた際は、笑ってご放念くださいますよう。(おことわり)後で、大体、更新内容に修正が入ります。


by 泡六
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