人気ブログランキング | 話題のタグを見る

秋の田の苅穂祝ひや十三夜  井月


今夜は、後の月。

芒と饅頭と栗と里芋と林檎を供えた。



秋の田の苅穂祝ひや十三夜  井月_b0018682_22255344.jpg
(熊谷市からの空に・10/29.pm9:30頃)



特に十三夜に収穫の祝いの意味があったのか、ボクは知らない。

でも、一茶にしろ、井月にしろ、いうなれば世にとっては「無用の者」である。

そうして生きていることの後ろめたさというのは、ちょっと酷だが、それに近い気持ちはあったに違いない。

だから、「農」に生きる人々に対する畏敬の念を持ち続けていたのだろう。


一茶に、

ぬれ色の天に風吹刈穂哉

ちさい子がきせる加へて刈穂哉

三日月や刈穂の上の神酒徳り



井月には、

餅も酒も皆新米の手柄かな

新米や塩打つて焼く魚の味

かつて、伊那谷を通り過ぎたことがある。

その頃は、井月について無知であった。

もう一度、井月の筆跡を見に、伊那に行きたいが、・・・。










by ribondou55 | 2020-10-29 22:53 | この一首その一句 | Trackback

小沢変哲師匠曰く「句あれば楽あり」。そのお言葉にあやかって、古今の一句の軒下をお借りして、自分にも「今日」という日があったということを、ちょっことここに残して置きます。誤字脱字タイピングミス、それに何より偏狭頑迷な性癖、通りがかりにお目に触れた際は、笑ってご放念くださいますよう。(おことわり)後で、大体、更新内容に修正が入ります。


by 泡六
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31