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使いの残りの18きっぷ//二本松城趾から智恵子の「ほんとうの空」が見たい。(その1)


 春の「青春18きっぷ」の使用期限は、四月十日、それまでに二回分消化しなければならない。


 九日、福島へ、福島県立美術館の「若冲展」を観に行った。

 展覧会は、十分に楽しめたので、この旅の目的は達成した。

 その日は、福島駅前のホテルに泊まった。

 十日、朝食は最上階のレストラン、予約サイトの評判では高評価であるの筈であったが、さほどのものではなし。

 しかし、その眺望が素晴らしかった。

 安達太良山が一望できた。

 すばらしいかった。

 天気予報は、午後から雪模様などと言っていたので、花見山にでもいって、時間をつぶし早めに帰ろうとぼんやり考えていた。

 ところが、この風景を見て、二本松城からじっくり安達太良山を眺めようと心変わりした。

だが、本当をいえば二本松城から安達太良山がどのように見えるか、これっぽっちも知らなかったのだ。


 ボクは、何だかんだいっても、光太郎のファンである。

 「智恵子抄」の『あどけない話」の『智恵子のほんとうの空』とはどんな?、長きにわたる疑問であった。

 なんといっても安達太良山の上に出る空こそ「ほんとうの空」なのだ。


 コーヒーのお替りも我慢して早々に朝飯を済ませ、チェックアウト、学生達ですし詰めの電車に乗り、二本松駅で下車。

 早朝、福島では薄日も差していたが、午前九時前の二本松の空は、灰色だった。

 
駅前の二本松神社の鳥居横の公園で花壇の世話をされていた同年配の婦人から、まず、二本松城までの道を教えて貰った。

 ボクは、この数年の旅の経験から、地元情報は中年以上のご婦人から収集するのが一番よいと云うことを学んだ。

 直近では、たまたまおばちゃんが見つからず、琵琶湖近くの××駅の観光案内所の横で茶を飲んでたむろしていた同年配からの爺さんの5、6人から、ひどいガセ情報をつかまされた。

 多分、暢気そうに旅などしている白髪爺ィをからかって遊んでやろうと云うことだったのだろう。

 まあまあ、しかたないな。

 爺さんたちは大体半可通か、または、思い込みの激しい蘊蓄話、あるいは口から出任せ思いつき、余りよいことはない。

その点、婦人たちは礼儀正しくすれば、嘘はつかない、知ったかぶりもしない・・、多分。

 だが、あちら様から話しかけてきてくれる年配男性の話には有益な情報が多い、こういう場合には丁重にお相手するのがよい。

 さて、さて、二本松の婦人も知っていることだけを丁寧に教えてくれた。


 城へは長い坂を上って行く。

 イイかげんいして欲しいと思う頃、坂の頂上から城門が見えてきた。

 
 城の観光案内所のやや中年色白婦人から、本丸までのあすすめルートを丁寧におしえてもった。

 行程、約一時間半、この二本松城は山城、上へ上と登って行くのだ。

 この道々の庭園風景はなかなかのものであるのだが、ココでは省略。

 ついに、本丸までの道のり半ばで、安達太良山を眺めることができた。

二本松城に来たことは大正解だった。



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 今度は、散歩中らしき同年配男性が、この風景の解説をしてくれてた。

 安達太良山はの頂上は、ぷくっととがっている。

 そのぷくっと加減から、「乳首山」と呼ばれているのだそうだ、とか。

 

(疲れたので、続きとする)








 



 

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by ribondou55 | 2019-04-11 11:14 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂