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花の陰此の世をさみす人もある  一茶






我が家の遅咲きの桜も、ようやく四分か五分。

あと数日で満開に。



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畑に出るとここかしこに苺の花。


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勝手気ままに根を張っている。

散らかっている分、小さな子どもの苺狩りには宝探しのようになって、楽しいらしい。


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この苺、すっぱい。

だが、お子さん達は気にならないらしく、摘んでは口にする。



18きっぷの残り二回分で、福島へ若冲を観にゆくことにした。

遊んでばかりいると、誰かに叱られそうなので、今朝は先に話題にした九条葱の苗の植え付けをした。



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過日、ホームセンターで「ズバリ一袋100円」、いい感じの値引きであったので二袋入手したもの。

葱なんて、からからになっても、ちゃんと根付くのだから、これで十分。

このまま放置して、分けつするまで待って、もう一度植え替えする予定。



表題の句は、一茶にしてはつまらない句だとおもうのは、若気のボクでアル。

この日の句会は夏目成美宅であった。

ここでいう「此の世をさみす人」とは、成美のことであろう。

この世俗の世に価値の欠片も感じない、イケテルお方。

成美は井筒屋八郎右衛門という立派な名がある江戸前の札差で、俳人、一茶の経済的スポンサーだったという。

当時一流の風流人。

ではあれば、風雅の伝統をふまえて、さりげなくさりげなく精一杯のごますり一茶。

ボクはそんな風に邪推する。

そんな目で読むと、同じ席で詠まれた無点であったそうなこの句よりも、もっと笑える。


金の糞しそうな犬ぞ花の陰


風雅の道というのは、思いの外苦いのだろう。

多分「忖度」だってしまくりだろう。

糞!



しかし花の陰に、「世をさみす人」と〈金の糞ったれ〉「犬」を並列におく臆面のなさもいいものだ。

ケツ舐め野郎でも、オレはオレだと。

そこに、成美もニヤリとする。



だから、一茶も一茶だし、成美も成美。


この節の関門海峡あたりの連中とは格が違う。




先にNHKのドラマ「浮世の画家」を面白く観た。

そこで、早川の文庫で、翻訳された原作を手に取り、先ほど読了。

時折、我が身の上での処世について、思いを巡らせざるを得なかった。















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by ribondou55 | 2019-04-07 16:44 | 咲いた咲いた何の花 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂