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良寛さんは、おっかないお方だ。

 
内山知也さんの『良寛詩 草堂集貫華』を拾い読みしている。

「草堂集貫華」は良寛の自筆詩集で、全二十四葉、百十七首を収めている、本書はその注釈書である。

ボクのようなものにもわかりやすい註解で、失礼ながら、手元近くにおいて三、四首づつ読んでいる。

愉しい。

そこで、さきほど読んだ詩。

   生涯 身を立つるにものうく、   
      私は生涯ひとかどの人になろうというような気にならず、
   騰々 天真に任す。
      自分の天性のまま自由自在に生きてきた。
   囊中 三升の米、
      食糧と云えば袋の中に三升の米、
   炉辺一束の薪。
      燃料と云えば、炉辺に一束の薪があるばかり。
   誰か問はん 迷悟の跡、
      迷ったの悟ったのという修行の跡はすっかり払拭し、
   何ぞ知らん 名利の塵。
      名聞利養への執着心など全くない。
   夜雨 草庵の裡、
      雨の降る夜中草庵の中、
   双脚 等閑に伸ぶ。
      両足を伸び伸びのばして寝るのだ。
 

ボクは、この有名な良寛さんのイメージの原型とも云える心境の表白を、素直に受け入れることができない。

おっかないなあと、ちょっとたじろぐ所がある。

執着の全くない人って、怖ろしくはないか。

どうなんだろう。


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by ribondou55 | 2018-12-30 23:02 | 読み捨てご免 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂