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ご近所巡礼:番外//長谷寺(桜井市初瀬)・春の夜や籠り人ゆかし堂の隅  芭蕉

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長谷寺のご本尊十一面観音さんは、身の丈三丈三尺六寸、この国で最も大きな仏像であるそうな。
 
たしかに合掌しながら見上げる観音さんには、えもいわれぬ威厳を感じさせられる。

 ボクは、仏に何事かをお願いするということはあまりないのだが、つい胸の内が出た。

おみ足に触れて一言。

 「南無観世音菩薩、願わくば、かくかくしかじか、×××××、ムニャムニャ、ならんことを」と。

 巨大であるということは、やはりパワーフルである。


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我が家の墓は、ここ長谷寺の末寺にお世話になっている。

そんなことでも一寸親しみを感じる。

そういえば、わらしべ長者の話もこのお寺のことである。

霊験あらたかな寺と昔から多くの人々が参詣してきた。

源氏物語の玉鬘と右近の再会をはじめとして、長谷寺は枕草子や更級日記、蜻蛉日記にも登場する。

芭蕉は、越人の句にこんな付け句をしている。

人去りていまだ御座の匂ひける   越人

初瀬に籠る堂の片隅            芭蕉    

王朝の物語の一場面のようだ。(「雁が音も」歌仙)



さて、長谷寺名物の登廊をあがったところであったか、紀貫之の「ひとはいさこころもしらず・・」の歌碑が建つ。



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さらに、一茶さんの句碑も貫之さんのおとなりにあった。

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此裡に春をむかひて  我もけさ清僧の部也梅の花  一茶

長谷寺に一茶がやってきたのはいつ頃か。

一茶は30歳の三月、江戸を出て西国行脚の旅に出る。

江戸に帰ったののが、36歳の8月。

その年の正月は、長谷寺で新春を迎えている。

それにしても、一茶に「清僧」はまことに似合わない。

でも、ここは長谷寺、そういう法螺も許されよう。


南無十一面観音菩薩。













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by ribondou55 | 2018-12-11 13:23 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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