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『本と美術の展覧会vol.2 「ことばをながめる、ことばとあるくー詩と歌のある風景」』展

まず、太田市立美術館図書館へ。

『本と美術の展覧会vol.2 「ことばをながめる、ことばとあるくー詩と歌のある風景」』を観た。



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ここは、その名の通り、図書館に美術館が併設されているというより、両者が融合して一体化したようなユニークなものだ。


チケットを購入する前に、図書館部分をのぞいてみた。

図書館はスロープ状に上の階に続く通路があり、その壁に書棚が設置され、その書架もいわばミカン箱が積みあげられたような体をなしている。

書籍の置き方も実用的に背表示を見せるだけだけはなく、「本を見せる」ことを意識してディスプレイしている。

今時のおしゃれな書店風の見せ方である。

美術館でもあると云うとおり、美術書がとても充実している。

美術好きの人なら書架にならぶ本のタイトルを目で追うだけでわくわくして来るだろう。



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ボクはこの美術館が開館間もないころに一度来たことがある。

この建物には屋上庭園があって、野バラが白い花をつけていた。

今度が二度目であるが、今はワレモコウの季節であった。

この屋上庭園がとても気持ちいい。

目の前には太田駅のホームが見えたりするのだが、それもいいのだ。


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さて、展覧会は、第一室に最果タヒの詩作品が、佐々木俊のグラフィックによって視覚化されている。

文字言語そのものを視覚的レイアウトしデザインして表現するというのは、特に珍しいことではない。

でも、このインスタレーションで面白いのは、ちゃちなベニヤ板で作った看板に表現されていることだ。


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或いは、


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「看板」、これはもっとも身近なメディアであった。

昔、若かったころには、ボクの風景のここそこに「立て看板」が絶叫していた。

「看板」は、壁新聞よりも身軽であった。

簡単に移動し、何事か設置に問題があれば、すぐに撤去して、彼方此方へ。

設置場所が変われば、同じ言葉も別な意味に見えてくる。

観る人々も、変わってくる、人が変われば、感じ方も変わってくる。

白模造紙一枚、張り重ねれば、言葉はどんどん更新できる。

誰か、「看板詩人」、やりませんかね。

面白いですね。


でも、詩人はこんな風におっしゃる。

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長くなった。

つまり、面白い展覧会であった。

その上、老齢者のボクは無料で観ることができた。

群馬の市立美術館は、あちらこちらで老人にやさしい。

それに、第三室の短歌とイラストレーションも楽しかった。

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by ribondou55 | 2018-10-05 14:27 | 目の快楽 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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