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夏の終わりの旅2//湯殿山神社本宮から注連寺

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是非とも訪れてみたいと思っていた。

湯殿山神社本宮。

そこは、やはり神の領域であった。

若い頃、不用意に入り込んだ恐山の賽の河原で、えもいわれぬ感覚に襲われたことがあった。

あの感覚が、本宮のご神体に向きあうと、よみがえってくるような気がした。

このお山の詳細を語ってはいけないと古来云われている。

月山から下って湯殿山に向かった芭蕉もこのように。


 日出でて雲消れば湯殿に下る。谷の傍に鍛治小屋といふあり。この国の鍛治、霊水をえらびてここに潔斎して劔を打ち、終ひに月山と銘を切りて世に賞せらる。かの龍泉に剣を淬ぐとかや。干将・莫耶のむかしをしたふ。道に堪能の執あさからぬことしられたり。岩に腰かけてしばしやすらふほど、三尺ばかりなる桜のつぼみ半ばひらけるあり。ふり積む雪の下に埋れて、春を忘れぬ遅ざくらの花の心わりなし。炎天の梅花ここにかほるがごとし。行尊僧正の哥の哀れもここに思ひ出でて、なほまさりて覚ゆ。

 そうじてこの山中の微細(みさい)、行者(ぎょうじゃ)の法式(ほうしき)として他言(たごん)することを禁(きん)ず。よりてて筆をとどめて記(しる)さず。坊(ぼう)に帰れば、阿闍利(あじゃり)のもとめによりて、三山(さんざん)順礼(じゅんれい)の句々(くく)短冊(たんじゃく)に書く。

 
  涼しさや ほの三か月の 羽黒山

  雲の峯 幾つ崩れて 月の山 

  語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな 

  湯殿山 銭ふむ道の 泪かな  曽良



山を下りて、麓の湯殿山注連寺に向かった。


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冷たい雨が瀟々と降るなか寺に着いた。

森敦さんの「月山」の寺である。

ここも、一度訪ねてみたいと長年思ってきた。

そこにおいでの女性から丁寧な説明をいただいた。

思うことはあるのだが、書かない。




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by ribondou55 | 2018-09-17 22:34 | 合掌 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂