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夏の終わりの旅//於・〈笹川ながれ〉更に、〈キナーレ/大地の芸術祭〉

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 笹川ながれは、日本百景の一つ、新潟県村上市のにある海岸。

 笹川とは、この海岸にある集落の名であるが、ボクは長いことどこぞの渓谷の急流を指すものだと思い込んでいたのだった。

 そこには遊覧船があって、物見遊山の旅であるから乗らいないという手はない。

 この手の遊覧船では、カモメへ餌を放るというイベントがつきもの、一袋100円の「かっぱえびせん」を購入。

すると、カモメさん、かっぱえびせんを放る手先ではなく、ボクとタイマンを張るように、あの恐竜似の目でにらんでくるのだった。

それ、それ、うまく投げてこい、と。


 
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 なんとも、エライもんだ、カモメさん。

 

「キナーレ」は、新潟県十日町市の越後妻有里山現代美術館である。

今は、高名な「大地の芸術祭」の会期中、きわめてご盛況、慶賀の至りであります。

キナーレは、正方形の四辺を回廊のように建物が取り囲み、その正方形の内側が大きな中庭となっていて、この場所がこの美術館の最も美しい空間になっている。

今回は、水が張られて大きなプールとなっている。

たまたま行き合わせたのが、近隣の中学校の校外授業らしく、とてもいい感じの子供たちであった。

これが美術の授業であれば、ボクもこんなこと許してくれる先生に教えてもらいたかった。



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50人には満たない生徒さんたちだったが、そのプールの中を走り回り笑い転げていた。

男の子はみんな丸坊主。

勿論、このプールは「空の池」という題のアルゼンチンのお方の作品である。

その作品を、縦横にバシャバシャと動き回っているのは、痛快であった。

プールサイドに立ち並んでいたのは「方丈記私記」という企画展のアート作品で、HPによると、

  小さな庵に移り住み、動乱の世を見つめた鴨長明に倣い、旧来の価値観が崩れゆく現代における新たな可能性を、2.73m四方の小さな空間から考える。


ご大層なものだが、まあまあご苦労さんと一言ねぎらえば終わってしまう程度のもん。

たしか、長明さんの移動式庵は、これより一回り広かったのではないか。

この差はどうやら決定的で、お気楽さがお気楽さとしか見えてこなかった。

せめて、一つぐらい、四畳半的なエロさを、うまいこと出来なかったのか。

もしかした、あの密室がそれか?

ありがちな、独りよがりと誤解の上に成り立って「アート」様が・・・・、やめた。

つまり、この企画展に1500円也を払ったのは、「どぶへ金を・・」、と後悔したのだが、

中学生たちのが楽しげにしていたので、よしとしたのだった。

笹川ながれの遊覧船は、お一人1000円。

これは、文句なしに楽しめた。

なんせ、ボクらの後は欠航になるほどうねりが高かった。

おばあちゃんたちが黄色い声をあげていたのが、一層恐怖を誘ったし。


アートと言えども、見世物ではないか。

楽しませておくれよ。

毒にも薬にもならんものにお金を払いたくない。






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by ribondou55 | 2018-09-13 23:00 | 目の快楽 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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