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十薬の花まづ梅雨に入りにけり   久保田万太郎

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十薬の花とは、ドクダミの花である。

関東も今日、梅雨入りだと、TVで云っていた。

十薬という名の通り、ドクダミの茎や葉を乾燥させたものは生薬である。

子どもの頃余りに身近に沢山あったためか、ドクダミを一風変った草として嫌っていた。

たとえば、ドクダミ女など呼ばれていじめられていた子もいた。

しかし、ドクダミは「お薬」だったのだ。

問題は、あの独特の臭気とドクダミという名の音からうける感じ。

この年になれば、ドクダミ茶という一種のハーブティーを愛好する人がいるもの知っている。

ドクダミの語源も、「毒矯め」からきているのだという。

「矯め」であるから、毒を「だだす・まっすぐにする・だます・いつわる」ということか。

つまり、毒を抑制するということだ。

「お薬」なのだ。

名付けの元の意味が、時代がくだって分からなくなり、蔑称として口に出される。

愚かな話であるが、これに傷つけられた方々には気の毒というより云いようがない。


画像の花は、我が家の庭の日陰に咲いていたのだ。




梅雨入りして、畑の夏野菜の生長が勢いづく。

この上は、六月台風なんぞがやってこないことを願う。










by ribondou55 | 2018-06-06 12:01 | この一首その一句

「蛙声」と云うより、「蛙の屁」と云うべきか。お他人様の俳句に便乗しての徒書き多し。つきましては、俳人各位には深謝つかまつり候。


by 泡六堂
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