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季節外れの長雨の切れ間に「カミナリとアート」展へ。

 ローカル極まりないが、東武・西小泉駅(群馬県大泉町)までダホンのスピード8で走り、数駅先の成島駅(群馬県館林市)まで輪行、そこから群馬県立館林美術館まで。


 昨日のことだ。

 今朝は雨だ、畑にも行けない、気分の湿度も上がって、音楽を聴くぐらいしかできない、などと、団塊年金生活者のお気楽な愚痴をつぶやく・・・。

 我ながら、ダメダメだ。

 昨日だって、雑草抜き程度はできたろうが、足下が悪いの、このところの運動不足の解消だとか、己を合理化して、遊びに出たのだ。

 ちかごろ、本当に気の乗らないことに対する回避傾向が著しい、なんとかしなければいけない頃あいだ。


 さて、

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 「カミナリとアート」展ではあるが、〈光/電気/神さま〉と副題がついている。

 ボクは、「カミナリ」という文字が意味することだけに、惹かれていたので〈神さま〉まではOKだが、〈光〉と〈電気〉は、この展覧会でなくてもよかった。

 一番の目玉は、デュフィの「電気の精」・・・。

 オリンポスの神々とゼウス(破壊的なカミナリサマだね)が地上の「偉人達」を見下ろしている。

 当時は確かに科学技術が明るい未来を約束していたのだが、それは、1937年のパリ万博でのことだ。

 とはいえ、1937年と云えばナチスドイツが・・・。

 つまり、うざったく云えば、今日に至ってみると、手放しで賛美する気分には到底なれない。

 そういう意味では、ボクの期待感は会場を歩く中で、しぼんでしまった。

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 自分は、館林市にはちょっと腹に含みをもつ人が多い最高気温1位ホルダーの地位を奪われた熊谷市民の一人だから云うわけで無い、むしろ、カミナリさまはボクら北関東に生活してきたものにとっては、曰く言いがたい親近感と懼れを抱いている対象である。

 ここに目を付けるとは、さすが館美と思っていたのだが、・・・・・・。

 子どものころ、雷が怖くて、母親があわてて吊ってくれた蚊帳の中で、兄弟三人、肩寄せ合って、行き過ぎるのをじっと待っていた、そんな記憶がある。

 急な来襲で、ずぶ濡れになって家に帰ったことなど、何度あったことか。

 雷が落ちて、屋根を突き抜け、灼熱の明々と輝く火の玉が座敷をぐるぐると転げ回って、庭先に出てきえたとか、・・・、大人から聴いた。

 そんな、こんな・・・・・。

 つまり、カミナリサマは、冬の空っ風と共に、上州と北埼玉の古くからの住民にとっては、単なる自然現象というだけでは済まされないものだ。

 

 切実さがない。

 というわけで、こじんまりと「アート」していた展覧会。

 まあ、地方風土に根ざました的な軽さ。

 勿論、一つ一つは、面白くも、愉しくもあったのだがね。




 

 

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by ribondou55 | 2017-08-18 11:57 | 目の快楽 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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