ショウジョウバカマの名の由来を、考えてみる

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ショウジョウバカマは、猩々袴と漢字では書く。

なかなかインパクトのある名前である。

ショウジョウと聞いたとたん、「猩々」だと?・・・お猿・ゴリラ・オラウータンを連想した。

・次いでの感想//名前とはちょっといい意味でちぐはぐな花の姿であるなあ。


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ユリ科ショウジョウバカマ属多年草。北海道から九州までの、やや湿った場所に生える。垂直分布が広く、人里近くの田んぼ畦道から高山帯高層湿原まで生えている。(wikipediaより)

その通りで、これは、森林公園の深い森に咲いていた。(3/19)


「猩猩」というのが、能の演目にあることは知っていることをさっき思い出した。

架空の生物である。

 中国のかね金山(きんざん)の麓、揚子(ようず)の里に、高風(こうふう)という大変親孝行の男が住んでいました。ある晩のこと、高風は、揚子の市でお酒を売れば、富み栄えることができるという夢を見ます。夢のお告げに従って、お酒の商売をしたところ、高風はだんだんとお金持ちになっていきました。

 高風が店を出す市では、不思議なことがありました。いつも高風から酒を買い求めて飲む者がいたのですが、いくら酒を飲んでも顔色の変わることがありません。高風が不思議に思い、名を尋ねると海中に棲む猩々だと名乗りました。

 その日、高風は、酒を持って潯陽の江のほとりへ行き、猩々が現われるのを待っていました。そこへ赤い顔の猩々が現われます。猩々は友の高風に逢えた喜びを語り、酒を飲み、舞を舞います。そして心の素直な高風を称え、今までの酒のお礼として、酌めども尽きない酒の泉が湧く壷を贈った上で、酔いのままに臥します。それは高風の夢の中での出来事でしたが、酒壷はそのまま残り、高風の家は長く栄えたといいます。まことにめでたいことでした。(あらすじ・the-noh.comより拝借)


そう、この酔っぱらった猩々の「赤い顔」というのがミソのようだ。

真っ赤な能面を演者は被る。

そこで・・・、

毎度Wikipediaのお世話になるが、この「ショウジョウ」という語は、赤い何ものかを表すとき、

つまり、赤みの強い色彩を持つ生物には、しばしばショウジョウ……の名が付される例が多数あるそうだ。

ボクが時折手に取る、古びた『学生版牧野植物図鑑』には、

しょうじょうすげ(茎の頂に赤褐色の花序をつけ、開花する)
しょうじょうそう(葉に赤い斑)
しょうじょうばかま

が、あげれている。又、

「猩々緋」といのは、赤みの強い紫色であるという。

ということで、ショウジョウバカマの「ショウジョウ」その花の色味から名づけられたようだ。

オラウータンがはく袴に似ているわけでは無いようだ。

もっとも、オラウータンがそんなモノを身につけるはずもない・・・・。

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とはいえ、もう少しこの命名の由来を調べてみたい。


本日、森林公園の春の野草の観察会に配偶者と参加した。
はじめて。
年間パスポートを入手したものの、ただ漫然と森林の中を徘徊するのみでは、健康には資すだろうが、オツムは空っぽのままだ。
足下を見ながら歩くと、どんなモノが発見できるのか?
いくつかヒントを頂いた。
レクチャーありがとう。














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by ribondou55 | 2017-03-19 17:36 | 咲いた咲いた何の花 | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。


by 泡六堂
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