浦佐・毘沙門堂の裸押合大会へゆく//奉納・ろうそく(二)

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 この祭礼で先ず目を惹くのが、この巨大なろうそくであった。

 土地に人に尋ねると、元々は雪道を行く足下を照らす程度のものであったが、いつ頃か分からないが、今のような大きさになってきたのだという。

 要領を得ないが、元々が土地の素朴な祭礼であったが、やがて世に知られて盛大になるにつれて、或いは、経済生活が豊かになるにつれて、ろうそくも大きさを増してきたのだろう。

 これは、和ろうそくなのだそうだ。

 和ろうそくは、ハゼノキの果実を圧搾して採取する木蠟を材料として作られるのだそうだ。

 芯が燃えて溶け出した蝋が、担ぎ手の肩や腕にしたたり落ちて筋となっているのが、傍目には痛々しい。

 だが、ボクらが日常使用する(洋)ろうそくは石油パラフィンによって量産されているのだそうだが、溶ける温度が木蠟の方が低温であって、ボクらがなじんでいる通常のろうそくよりずっと熱くなくて、心配に及ばないのだと、教えてくれた。

 そんなものか。

 辺りは、雪で蔽われていて、山門に登る階段も、境内も雪も一面踏み固められた雪である。

 手袋・帽子までなくては、寒くてたまらない。

 だから、裸の男たちにとっては、このろうそくは暖をとる、ありがたいものでもあるという。

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 ろうそくは毘沙門天堂内にも四方に点され、さらに裸の男達によって運ばれ来るのだ。

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 ろうそくは、この祭礼では、とても効果的につかわれて、独特の雰囲気を醸し出しているのだった。





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by ribondou55 | 2017-03-16 23:01 | 合掌 | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。


by 泡六堂
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