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一燈の秋やゴリキーに「夜の宿」  加藤楸邨

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どん底

 ロシアのひどく貧しい一角に住み着く人々が、絶望的な現状を抜け出そうと夢や希望を抱えて暮らす。1902年にゴーリキーが戯曲を書き上げ、同じ年にモスクワ芸術座で初演された。日本初演は8年後。自由劇場の小山内薫が訳し、当初は「夜の宿」と題した。

(2008-04-23 朝日新聞 朝刊 朝刊文化)


 句中の『ゴリキー』は、原作通りかはわからない、平凡社版「俳句歳時記 秋の部」の季語《秋の灯》から引用した。

 この季語の例句には多くの句があげられている。

 おもしろいと思った句を拾ってみる。

 

  秋の灯や夫婦互に無き如く    高浜虛子

  秋燈やおのが光を徐々に増し   星野立子

  硝子戸の向ふのわれも灯火下   国松ゆたか

  秋の灯に遺物頒けあふ婆子娘子  田村杉雨

  急行通過駅の秋灯に石蹴りを   菊池龍三

  銭湯へ秋燈多き道選ぶ      分銅幾久子

  秋燈や置きし眼鏡の影も眼鏡   新谷林香



 


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by ribondou55 | 2016-10-05 22:55 | 世界は昏いか? | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂