人気ブログランキング |

FAKE (2016年)を観る。

 「FAKE」(監督・森達也、2016年)を、深谷シネマで。

 とても、おもしろい。

 2014年にゴーストライター騒動で日本中の注目を集めた佐村河内守をとらえたドキュメンタリー。監督は、オウム真理教を題材にした「A」「A2」の森達也。聴覚に障害を抱えながら「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの作品を手がけたとし、「現代のベートーベン」と称された佐村河内。しかし音楽家の新垣隆が18年間にわたってゴーストライターを務めていたことや、佐村河内の耳が聞こえていることを暴露。佐村河内は作品が自身だけの作曲でないことを認め騒動について謝罪したが、新垣に対しては名誉毀損で訴える可能性があると話し、その後は沈黙を守り続けてきた。本作では佐村河内の自宅で撮影を行ない、その素顔に迫るとともに、取材を申し込みに来るメディア関係者や外国人ジャーナリストらの姿も映し出す。 映画comより拝借


b0018682_22244950.jpg

 佐村河内さんが、現代のベートーベン風にもてはやされていたとき、テレビ画面で時折見かけるたびに、伝え聞く音楽な成功談にたいしたもんだと感心するもう一方で、一抹のうさんくささを感じていた人は、少なくなっかたのではなかろうか。

 だから、新垣さんの「謝罪会見」であらわになった「真実」に、世間はわっと湧き上がったのだろう。

 その「真実」に対して、いわば佐村河内さんが、必死に反論している映画である。

 人それぞれにとって、「真実」は何通りもあるという見本のような話である。

 もちろん、佐村河内さんにも、理はあるだろう。

 それが、たとえ三分の理であっても、聞く耳をもたなければ、方手落ちになる。

 たかだかと持ち上げて、そして、後に、たたきつぶす。

 このごろのマスコミの手口である。

 
 それにしても、確かに最期の十二分は、たまげた結末である。

 でも、ここで、またふたたび、ほんとうかいな?

 という思いにかられる。

 本当と嘘の混沌、これが人のおもしろさかも知れない。

 
 もっと、面白いのは、森監督と佐村河内さん、佐村河内さんとその奥さんの、いわば関係性である。

 ドキュメンタリーは嘘をつくと、森監督はいう。

 この関係性にも、「嘘」が潜んでいるような・・・。



 

 

トラックバックURL : https://ribondou.exblog.jp/tb/26233550
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by ribondou55 | 2016-09-28 22:54 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31