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「ことば」を食べる。

 都心へ出るのは、多くて一月に一度、近所のショッピングモールにも、ほとんど出かけない引きこもり老人のたわごとである。


 今日は、上野のトーハクと都立美術館まで、思うところがあって出かけた。

 本当は、竹橋の近代美術館へも行きたかったが、トーハクで時間を取られた。

 展覧会は、上々であったし、トーハクは久しぶりに隅から隅まで見て歩き、これまで見落としていたことも、確認できた。


 で、昼飯と夕飯を外で食べた。

 たまにしか外出しないので、勤めに出ていて頃と比べれば、外で喰う機会は激減と云うどころではなく、無きに等しい。

 であるから、出かけたときは、なるべく、それなりのものを食べたいと思うのが人情である、まあ、浅ましいのだが。

 で、今日はひとりで二食外食したのだが、どちらの店も、昼は主にサラリーマン、夜は婦女子で席が埋まっていた。

 時間的に並ぶほどではなったが、一定程度の評価の定まった店なのだろう。


 共に、健康に良く、美味いを、アッピールしていた。

 だが、ボクには、なにが健康的なのか、不明であった。

 ご飯は玄米、油は使わない料理法、(少量の)無農薬野菜、・・・・・・云々。

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 田舎者のボクとしては、笑っちゃう。

 そこにあった野菜のほとんどはボクの畑では自給できる。

 素人の家庭菜園であるが、ボクは毎日、質量共に、今日食べたものより、日常的に優れていると思う。

 都会人は、どうやら、「健康的な食べ物」と云われるものをありがたがってたべている、それもちょっぴり。

 極端に言えば、「健康的食物」「オーガニック野菜」「玄米食は身体にいい」・・、そういった情報を食物に、まるで調味料かふりかけのように、上にのっけて、食べているのでは。

 まあ、いうなれば、「ことば」だ。

 「ことば」は人をだますから、きっといい味がでるのだろう。

 
 舌先の美味しさよりも、身にしみる旨さがボクにはあっている。

 ヘルシーで、お洒落・・・、どうもしっくり来ない。


 ついでに、一言。

 この頃、身体に良いからといって、野菜ばかり先に食べて、その後、ご飯に箸を付ける輩がいる。

 これは、伝統的な日本の食事の仕方から云えば、「下品」だ。

 料理を作った側からすれば、せっかくの料理が冷めてしまう、・・・・、輩の内のひとりは吾が配偶者である。

 長生きしたところで、どうなるというものだ。


 引きこもり老人の憎まれ口である。





 



 

 

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by ribondou55 | 2016-09-23 23:00 | 舌の幸い | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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