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台風が行き過ぎるのを待ちながら

 時折、暴風雨となった。

 我が家は、車二台がやっとすれ違うことができるだけの道に面している。

 これが、大雨に遭うと、浅い急流になる。

 砂漠の川の如く、大雨には忽然と現れ、雨が止むと、瞬く間に消え失せる。

 排水溝では間に合わなくなるのである。

 南から北へ流れ下ってゆく。

 本日も然り。

 ボクは、窓から眺めては、そわそわした気分になる。

 ちょっと、不謹慎にも高揚してくる感じすらまじっているような。

 別に、溢れた水に我が家が浸水する懼れがあるでもなし、なにがなんでも出かけなければならない約束があるでもない。

 昔から、いや、幼い頃から台風の来襲と聞かされると、落ち着てはいられなくなるのだ。

 それは恐怖に由来する気分と云うよりは、えも云われない気分であるのだが、そこはかとなく「期待感のような感じ」がもやっと立ちこめてくるような。

 一体全体、なにに期待するのだろうか、我ながら不審きわまりない。


 そうして、一日が終わった。

 すぎてみれば、ボクの生活圏に限定すれば、「神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し。」


 さて、昨日は、両毛線に乗ってみた。

 高崎から、小山行きに乗車。

 足利で途中下車、足利市美術館の「風景のかたちー前田真三と現代日本の風景写真」を観た。

 前田さんの美瑛の丘の風景は、こんなコトを云うと失礼だが、食傷気味。

 「拓真館」にも参りました。

 ボクが一番感心したのは「畦作りの農婦」という作品。

 
 他に、若い作家の作品が。

 畠山直哉さん、まだ都内へ通勤していた時分、フイに儲けものような空き時間があると、時折恵比寿へ出て写真展をのぞいたのだが、そんな折のことであったろうか。

 そこで何の予備知識もなく石灰石鉱山の発破の瞬間をとらえた作品を観て、唖然とした。

 ボクの愛する武甲山の悲劇をすぐに連想した。

 まあ、えらいものを見た、という感じ。

 この展覧会でも、高名な?「ライムヒルズ」を観ることができた。


 その他、いずれの作品も面白く見せてもらった。

 津田直さんの風景写真には、笑わせられた。

 というより、我が目の裏側に刷り込まれた「風景」があった。


 次の途中下車は、佐野。

 佐野らーめんで昼飯にと、目論んだが、手ひどい目にあった。

 たまたま入った店のその「食品」は悲惨であった。

 多くの店のなかには、こうした例外もある、それが世間だとおもい、大半を食べ残して、店を出た。

 ボクは、まずいものは無理して食べてはいけない、身体に良くないと信じている。


 小山で宇都宮線乗り換え、古河で途中下車。

 篆刻美術館というところへ、かねてから一度行ってみたいと。

 これが、当たりであった。

 街中の小さな美術館であるが、気持ちよく楽しめた。


 その後、少し街歩きしてみた。

 古河という街は、感じが良い。


 大宮に出て、本屋に寄り、また、高崎線に乗って、帰路についた。

 車窓からの夕焼けに目を奪われた。

 こっそり撮った夕焼け。

 
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 やがて、暗くなった。

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by ribondou55 | 2016-08-22 22:26 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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