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五月雨やむねにつかえるちゝぶ山  一茶

 一茶は、文化7年5月10日、江戸を出立して、中山道を下り、同月20日柏原に到着。

 勿論、旧暦である。

 「七番日記」によれば、その出発当日の10日は、鴻巣の油屋次良左衛門宅に宿泊している。

 翌日は新町の高瀬屋五兵衛宅に泊まったと、あるから、ボクの住む熊谷は11日午前の早い時間に通過したのだろう。

 ちょっと、その健脚振りにびっくりする。


 どのくらいの距離か。

 日本橋から板橋 10.7(㎞)

 板橋から 蕨  8.6 

 蕨から浦和   4.7

 浦和から大宮  6.1

 大宮から上尾  8.4

 上尾から桶川  3.6

 桶川から鴻ノ巣  8.3

  一日目    50.4

 鴻ノ巣から熊谷  15.6

 熊谷から深谷  11.8

 深谷から本庄  11.0

 本庄から新町  8.9

二日目     47.3

 単純に歩行速度を毎時4㌔とすると、一日目は12.6時間、二日目は約11.8時間。

 たいしたものだ。

 さて、タイトルの

   五月雨やむねにつかえるちゝぶ山

 この句は、この度の初日、「上尾といふ所にて雨にあふ。合羽買ふ。五百文。」と詞書きがついている。

 難儀なことだったろう。

 まして、「胸のつかえ」はややっこしい遺産相続のごたごただ。

 気の重い帰郷の旅であったという。


 ボクは、その中山道から少しはずれた所に住んでいるが、まだまだ古い往還の様子を記憶する老人もまだ少なくない。

 
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by ribondou55 | 2016-06-15 23:34 | この一首その一句 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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