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尼若し薄紫の燕子花 子規

 賀茂祭(葵祭)に行ってきた。

 この季節の花は、杜若(かきつばた)であろう。

 子規は杜若(燕子花)の句をたくさん詠んでいるが、この句が好きだ。

 心なしか艶めかしい感じがする。

 杜若を詠みこんだ歌としては、伊勢物語の「唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」が、まず思い浮かぶが、ボクは万葉集の家持の歌が好きだ。

 かきつばた衣に摺り付け大夫の
         着襲ひ猟する月は来にけり  家持


 定家27歳の時の作、旧暦5月5日は薬猟(くすりがり)の日、恒例の初夏のイベントに心を躍らせているのだろう、若々しく華やかですがすがしい。

 
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 本当は、上賀茂の太田神社を杜若を見に訪ねたかったが、配偶者のリクエストで久々に嵯峨野をぶらつきに。

 写真は、祭り見物の前日、醍醐寺まで足を延ばした。

 その途中で寄り道した勧修寺の池に咲いていた。

 その池にはカルガモの親子がいて、ボクらはおおいに和んだのである。

 
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 醍醐寺にゆく道を勧修寺の受付の女性に聞いたのだが、教えてもらった通り山科川の遊歩道をいくのだが、なかなか目指す中継点に行き着かないので、不安になってジョギング後のクールダウン中とおぼしき女性に、道を確認すると、醍醐寺の門前まで案内してくれると、おっしゃる。

 女性はボクらと同世代のお方と見たが、マラソン好きらしく案内するにも足が速い、ボクラはちょっとまいってきて、もうこの辺で結構ですと申し上げるのだが、いやいやいつも醍醐寺の門前まで走っているから、気になさらないで。

 だが、この親切さん、走り慣れた道のはずなのに、通り過ぎる青年に、この先は醍醐寺よね?なんて、訊いている。

 ようやく醍醐寺には到着したのだが、あとで地図でよくよく調べると、大分遠回りをして、ガイドブックの所要時間の約二倍ほど歩いたようだ。

 汗をたっぷりかいたのだが、醍醐寺の境内の青紅葉の下を歩くうちに、汗がすかっり引いて、緑陰の涼しさは初夏の気配であった。

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by ribondou55 | 2016-05-18 16:51 | 咲いた咲いた何の花 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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