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『お盆の弟』にほのぼの。

 見逃していた『お盆の弟』(監督・大崎章、2015年)を、深谷でようやく観ることができた。

 それに、昨日までお彼岸。

 
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 渋川清彦の主演で崖っぷちの売れない映画監督が再起をはかる姿を、全編モノクロームの映像で描いたドラマ。数々の作品で助監督を務め、2005年の初監督作「キャッチボール屋」が第16回日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞した、大崎章監督の10年ぶりとなる監督第2作。不惑を目前に妻子と別居中で、兄マサルの暮らす実家に戻ってシナリオ作りに励む売れない映画監督のタカシ。悪友の藤村を通して知り合った女性・涼子を気に入ったタカシは、涼子のような女性が兄と付き合ってくれれば安心だと考え、頻繁に会う機会を作っていたが、涼子はタカシに対して本気になってしまう。一方、妻からはついに離婚を切り出され、なんとか妻の気持ちをつなぎとめようと躍起になるタカシだったが、映画の企画はうまくいかず……。兄マサル役で光石研が共演。脚本は「キャッチボール屋」でも大崎監督とタッグを組んだ、「百円の恋」の足立紳。 映画comより拝借

 売れない映画監督マサルは、実家に帰ってガン手術を終えたばかりの兄の世話をしながら暮らしている。
 
 その実家は、群馬県の玉村町、玉村とは群馬県と埼玉県の県境、東に伊勢崎市、西に高崎市、北に前橋市、南には藤岡市、埼玉県に囲まれている、玉村町には日光例幣史街道が通り抜けている。

 まあ、全国的云えばまったくなんだかわからない、普通に田舎である。

 都会といえば,ご近所では高崎。

 マサルは同郷の藤村と組んで映画のシナリオを作っている。

 藤村は、すでに脚本家としての自分を見限って玉村で、まんじゅう屋を本業としている。

 映画は、その玉村、高崎周辺でロケをしている。

 ボクは、その玉村や高崎に弱冠の土地勘があるので、ロケ地の風物がたまらく面白い。

 藤村の店のメニューは焼きまんじゅうと焼きそばの二品であったように思う。

 焼きまんじゅうには、あんこ入りというのもあったが、ボクは好まない。

 焼きまんじゅうは、上州のこの辺りのソウルフードである。

 この手の店が,この周辺で点在する、玉村にほど近い太田市はボクのサイクリングエリアであるので、昼飯時にお世話になるのが、「助平屋」という大胆な屋号の焼きまんじゅう屋で、おいしい。

 配偶者へのお土産にも買うことがある。

 同じく太田なら,市街に元祖吞龍山田屋あり、店先で食べるとお茶も出してくれて、ちょっと一休みには具合よい。

 それに、マサルと藤村が絡むシーンでは、やや不明瞭ながら、上州訛りが観察できた。

 実は、映画のなかでこの訛りを聴くことができたのは、初めて。

 
 まあ、どうでもいい様なことばかり書いたが、映画そのものも、とてもよろしかった。

 見ようによれば、しんどいテーマを描いているのだが、観ていると、ほのぼのしてくる。

 人情たっぷりの作品である。

 渋川清彦・光石研・岡田浩暉・河井青葉・渡辺真起子・柳田衣里佳、それぞれがほんとうに自然に演技している。

 監督の手腕だろうし、脚本の足立紳もいい。

 モノクロームの雰囲気もよし。

 云うなれば、映画の「品」が高い、そうおもった。

 きもちのよさは、その気取りのなさから発している。

 これは、易しそうで、実はたいへんむずかしいものだと、思う。





 
 



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 焼きまんじゅう(焼き饅頭、やきまんじゅう)は、群馬県地方の郷土食の一種。前橋市・桐生市・伊勢崎市・太田市・館林市などの中毛・東毛地区が本場とされる。

 蒸して作ったまんじゅうを竹串に刺し、黒砂糖や水飴で甘くした濃厚な味噌ダレを裏表に塗って火に掛け、焦げ目を付けたもので、軽食として好まれる。
まんじゅうは、あんの無い薄いもの(素まんじゅう。中国でいうマントウの類)が普通に用いられるが、一部にこしあん入りもある。通常、二色パン状に2個が接合した状態で蒸かされたまんじゅうを、2組(計4個)長目の竹串に刺して、炭火にかける。火に掛ける前後には適宜、刷毛を用いて裏表に味噌ダレを塗る。タレは一般に、北毛に行くほど濃くなり、中毛、東毛に行くにつれ緩くなる傾向がある。
焼きたての温かいうちは軟らかいため食べやすいが、冷めると水分が抜けてしまい、噛みちぎれないほど固くなる。このため、焼きたてで冷め切っていないものが珍重され、お土産用等も、焼く前のモノに別にパッケージしたタレを添えて、自宅で焼く事を前提とした形で販売している。(ウィキより拝借)
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by ribondou55 | 2016-03-23 23:40 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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