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ともかくもあなた任せのとしの暮れ   一茶

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 『おらが春』の巻末。

 ただ自力他力、何のかのいふ芥もくたを、さらりとちくらが沖へ流して、さて後生の一大事ハ、其身を如来の御前に投げ出して、地獄なりとも極楽なりとも、あなた様の御はからひ次第、そばされくださりませと、御頼ミ申ばかり也。
 斯くの如く決定しての上には、なみあミだ仏といふ口の下より、欲の網をはるの野に、手長蜘の行ひして、人の目を霞め、世渡る雁のかりそめにも、我田へ水を引く盗み心をゆめゆめもつべからず。しかる時ハ、あながつつくり声して念仏申ニ及ばず。願わずとも仏ハ守り給ふべし。
 是則ち、当流の安心とは申す也。穴かしこ。

 ともかくもあなた任せのとしの暮れ  一茶 (五十七齢)

  文政二年十二月二十九日


  巻頭では、

  ・・・・・・・・ことしの春もあなた任せになんむかへける。

            めでたさもちう位也おらが春 

  「あなた」とは、阿弥陀如来である。

 一切を阿弥陀如来にお任せして、如来の本願に抱かれて、必ず極楽へ往生させて頂けると信じることであった。


 あした、大掃除。
by ribondou55 | 2015-12-27 23:52 | この一首その一句

「蛙声」と云うより、「蛙の屁」と云うべきか。お他人様の俳句に便乗しての徒書き多し。つきましては、俳人各位には深謝つかまつり候。


by 泡六堂
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