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「犬塚勉展  永遠の光、一瞬の風。」高崎市立美術館

 〈シネマテークたかさき〉は、しばしば足を運ぶ映画館である。

 ボクは埼玉の住人だから高崎駅は必ず乗り降りする。

 高崎市立美術館は駅にほど近く、展示換えがあると寄り道する。

 この美術館がエライというより高崎市が立派なのだが、高齢者は入館料が無料なのだ。

 地元住民シニア限定ではなく、通りすがりのようなボクも、同じ待遇である。

 ありがたいことだ。

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 現在の展示は、「犬塚勉展  永遠の光、一瞬の風。」

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 未知の画家であったが、全くの同世代の方であった。

 38歳で、谷川連峰で遭難、亡くなられている。

 一見してアンドリュー・ワイエスを彷彿する作風に見えたが、己の表出という様な面は、抑制的であった。

 細密な自然描写は、自然との融合一体感というような印象もあるが、切り倒された巨木に残る斧の切り跡からは、それに向き合った人間の存在が強く印象づけられる。

 森や渓谷への入口は、神聖な世界への続くようでもあり、 釈迢空の

   葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり

 という一首を連想したりした。

 それと同時に思ったことは、全くの同世代、同じ時代の空気を吸いながら、ボクなんぞとはどうしてこんなにちがうのか?

 そんなことを思いながら、映画館に向かった。

 公式HP「犬塚勉絵画展」nzk.net/dd/へどうぞ。
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by ribondou55 | 2015-12-08 09:32 | ちょっと、そこまで | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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