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ご近所巡礼8番 西別府湯殿神社御手洗池の水神様・・・水の恵み、ありがたし

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 ここは、環境省の「湧水ポータルサイト」・「埼玉の代表的な湧水」に「近年湧水量が極端に少なくなっている。」と紹介されている。

 何時の昔かは分からないが、滾々と澄み切った水が湧きだしていたのだろう。

 その御手洗池のほとりに、水神様が祀られていて、ボクはこの辺りを散歩する折々にお参りしている。

 その祠の裏手の坂を登ると、西別府の湯殿山神社が鎮座し、そのお社の裏手に、古代祭祀遺跡がある。

 西別府祭祀遺跡は、市内西別府にある湯殿神社社殿裏のかつて湧水があった堀の周辺に形成された祭祀遺跡です。遺跡は、古墳時代も終わり飛鳥時代といわれる時代から平安時代の終わり頃まで継続的に、豊富な湧水に祈りを奉げていた跡です。それは、豊富な湧水の恩恵に感謝し、未来永劫その恵みを望む、「水(水神)に対する祈り」であったと考えられます。
 この周辺は、この頃、幡羅(はら)郡の郡家(郡役所)がつくられ、地方の政治の中心地として栄え、郡役所と関わりがある寺院(西別府廃寺)がつくられた場所でした。このように、郡役所・寺院・祭祀がまとまって確認されている例は珍しく、岐阜県関市・弥勒寺官衙遺跡群に次いで2例目です。また、古代の原風景が復元できその景観が今に残っている場所は貴重です。( 熊谷デジタルミュージアム 読書室より拝借)


 なんとも、この地の古代の世界へとタイムトリップするには、格好のポイントではないか。

 特にこの時期、新緑の森の下はまことに心地よく風が吹き抜ける、ぼんやりするのには好適な癒しの場である。

 ついでに云うと、この祭祀遺跡は熊谷市域にあるのだが、幡羅遺跡は深谷市・熊谷市の両市の間に広がっている。で、この遺跡は全国的にも貴重な遺跡であることから、両市共に遺跡の周知に努力している風なのだが、さすが「ふっかちゃん」で名をあげた深谷市は、なかなかPR上手で、こんなキャラクターもいて、面白い。

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 幡羅遺跡の「ハラ君」(深谷市HP「幡羅遺跡にようこそ」参照)。これはほろ酔いバージョンであるという。

 熊谷も、もうちょっと遊び心が欲しいものだ。

 上野の国博のマスコットは、熊谷出身ではないか。

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 いづれにしろ、水神様にお願い。

 このところの異常気象にあっても、どうぞ我が畑には野菜がすくすく育つだけの恵みの雨をお降らしくだされますよう。

 





 水 神 とは水 に まつわ る神 の総称で、川神 ・井戸神 を含 めて、神格 は実 に多様 であ る。水神 の神格 にお いて注 目され るのは田 の神 との関連 で、豊 作 を祈 って行 なわれる田の神祭 が苗代 や 田の水 口を祭場 とす るのは、稲作 におけ る水 の重 要性 を認識 させ、水神 と田 の神 とが結 合 しやすい こ とを暗示 させ る。 また水神 は具象性 を もって語 られ る場合 には蛇で ある例 が多 いが、妖怪 としての河童 も注 目される。 また水神 の祭 りは夏 に中心が おかれ祇 園や津 島の天王祭 な どと結 びつ き、疫祓 的面が強調 され ている。 も ともと稲 作 に とって最 も重要 な水 を得 る とい う念が 強か った と考 え られ る。(日 本 民俗事 典、1991、p.368-369)
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by ribondou55 | 2015-05-16 23:44 | ご近所巡礼記 | Trackback | Comments(0)

水面を滑りまわって世を過ごし、その上、空を飛ぶ羽も持っているあめんぼは、老蛙の憧れだ。


by 泡六堂