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ご近所巡礼4番 五台山文殊寺・・「知恵のお寺」

 用事で出かけた先に「文殊さま」があったことを思い出した。

 曹洞宗のお寺である。

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 この時期参詣すると、境内はとても静かであるが、これが受験シーズンの前となると、近郷近在から人々が押しかけてくる。

 「苦しい時の神頼み」というが、この頃の人が物心ついて、まず等しく経験するのがお「受験」の機会かも知れない。

 通称「野原の文殊さま」は、この地方の受験生とその家族の頼れる仏さんである。

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 人は現世利益を願って、神仏に掌を合わせる。

 己の「幸福」にどこまでも執着してやまないものだ。

 「いい学校」に上がることは、将来の豊かな生活の基盤になると、信じているのかいないのかわからないのだが、最低限そのためにできることは何でもやろうというのが、親の勤めのように云われている。

 子供以上に親が懸命だ。

 何時までもスネかじりでいられたらたまらない、年金で成人した子供の面倒までみられない。

 この世は、すべて競争だ。

 ひとたびルートから外れると、非正規雇用者36パーセント、今後は更に増えるろう、憂き世である。

 稼げない奴は、無能な奴らだと、日々キャリアアップを目指す人たちは思っている。

 お国の進める「アベノミクス」とやらは、勝ち組にもっと勝ち続けるのを手助けをする、それがモットーだ。

 勝ち抜くための強い意志と堅固な忍耐力、ぬきんでた学習能力の獲得のためにお力をお貸しください、それと何より「幸運をお授けくださいね」と、お賽銭を奮発し、お札お守りを買い求め、絵馬にも「合格祈願」とくっきりと書き記す。

 最近はなぜか死語になったが、相も変わらぬ「弱肉強食」の浮き世であります

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 ガキの時分のボクもそうであったろうか。

 だが、こうして人生も暮色めいてきて来し方を振り返ると、アレがこの世の「地獄」の一丁目であったかも知れないと思う。

 それは、お前がぼんくらだったからだと嗤われるだろうが、そんなことをしみじみ思うには格好のお寺である。

  「三人寄れば文殊知恵」ということわざは凡人の連帯を良しとするわけだが、お受験は凡人であることを許さない。

 それでは、ぼんくらの我が身とすればいかがすればよろしいのか。

 はて、さて、そういうわけで、文殊さまに合掌しよう。

 南無文殊菩薩、どうかこの世を平穏に生きるための知恵をお授けください。

 どうぞ劣等生にもお手を差し伸べくだされよ。

 「五台山文殊寺」(熊谷市野原)を四番とする。



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by ribondou55 | 2014-10-18 23:50 | ご近所巡礼記 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


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