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浅草三社祭で風邪をもらってきたらしい。

 今週の日曜日19日、午後から浅草の三社祭に思い立って出かけた。

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 数日前からなぜか気分がくさくさして配偶者のご機嫌をそこねることを続けていたので、関係の調整に入ろうと、お祭り好きの配偶者を誘ったのだ。

 久々に人中に出るとなにか感慨があるかというと、なにもない。

 強いて云えば、有名な天ぷら屋の天丼を数十年か振りに食べたが、いただけなかった。つまり、評価に値しない食い物になっていた、浅草もそんなもんかと思い、そんなもんだろうと、一人で納得した。

 田舎もののボクは、東京といえば一様に花の都であって、23区の間でこれほどの違いがあり、かつ互いに妙な対抗意識を持ち合っていた、とは思いもしなかった。これじゃあ、おらが村とおめえの村との間の軋轢とまったく同じことである。

 実際に暮らしてみると、例えば浅草などは世田谷の方で暮らしている人には別世界で、雷門なんてくぐったことがないという人をたくさん知っている。

 以前、ちょっと堅苦しい集まりの懇親会の幹事をしたとき、ちょいとはずれて浅草の食い物屋にしたところ、舌の肥えたおばさま方からやんわりと且つ手厳しい不評をかった。勿論、浅草にだって残念な店があるだろうから、店選びの失敗したボクがいけない。浅草だったからと云っては語弊がある。でも、今だって、ちょっと名の知れた店ではあった。

 ボクの貧弱な舌からすると、ウナギや寿司はだいたい世間水準なら美味いのだ。浅草界隈の多くの店はその水準を超えているのだろうか。もっとも食べ歩く気力も財力もない小生がとやかくいうのもおこがましいが。

 どうも、悪口を云うのは楽しいのもので、筆がすべるし、おしゃべりにもなりすぎる。反省。


 上野駅からぶらびら歩いて行くと、一之宮の御輿に出会った。一之宮の御輿には鳳凰?がとまっているので、一目で分かるのだ。

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 どうやら一之宮の担ぎ手は、さすがに一層高揚しているようだ。

 いつもながらの御神輿の巡行風景であるようだが、しかし、よく見ると前後左右への練り歩く際の「ぶれ」に勢いがある。

 初めて知ったのだが、浅草神社の三つの御輿は祭最終日の朝宮をお出ましになり、日が暮れて宮入りするまでの間に三方向に分かれて氏子の住む町々を町内ごとに担ぎ手をリレーしながら巡行する。これを本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)といい、実はこれが祭りのクライマックスであったのだ。

 前日は、町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)といわれ、浅草氏子44ヶ町の町内神輿約100基の渡御がある。浅草寺本堂裏広場に参集した神輿が、一基ずつ発進。浅草神社でお祓いを受けた上で、各町会へ渡御するのだ。

 その本社御輿の担ぎ手だが、これが大変な大人数。各町内の滞在時間は4,50分、これに350人ほどの人々が担ぎ手として加わっていると聞いた。これらの人々に担ぐ機会を均等に保証するのは高度な苦労仕事だろう。

 云うまでもなくこの方々の中には地元の担ぎ手ではない助っ人さんたちが多数おいでになるようだった。つまり、お江戸を代表する祭りとして、「祭りの頂点」を極めてしまった感のあるこのお祭りを、すべての町会が毎年毎年維持運営していくのは、たいした気骨をおることにちがいない。

 実は昨年は一人でこのあたりを徘徊した。昼飯に浅草寺裏の小さな餃子屋でチャーハン餃子を食った。油っぽい店の隅っこに、どうやらその担ぎ手さんらしき一団もいて、すっかりできあがっていた。木更津あたりの高校の思い出話に大いにに盛り上がっていたのを思い出したのだった。

 つまりそういう形で維持されている。ボクは埼玉や群馬の農村山村の村祭りをこのところ、のこのと訪ねることが比較的多いのだが、どこだって老齢化と過疎化のWパンチであるが、何と云おうが経済原理主義の世の中、わずかでも観光化されたものだけが生き延びようとしている。だが、そうはいっても観光化はある意味本来の祭りの伝統的な姿を歪める力ともなる、見せ物になるのは避けることができない、そういう感じがする。

 もう一つ、印象的であったのは、これはボクの勘違いかもしれないが、町内の巡行を終えると、次の町会に御輿を引き継ぐ、それまでの担ぎ手は解散とあいなる。その三々五々の横顔、表情は今ひとつ冴えない感じ、どう見ても完全燃焼後の虚脱?・・・・、たぶんそれはないな。


 配偶者も今週、還暦を迎えた。

 ボクも子供たちも、記念的な誕生日であるから、おおいに盛り上げた。懐もスコシバカリ傷んだ。

 
 そんなこんなしつつ、風邪をひいてしまった。潜伏期間を考慮すると、やはり浅草からかつできたらしい。

 医者は漢方の薬を処方したが、そのほかついでに痰切り咳止めその他諸々の西洋由来のお薬、・・・・・風邪ごときでなんという大げさな。

 

 今週、サツマイモを植えた。いづれは来るに違いない食糧危機に備えてサツマイモぐらいは作れなくてはいけないと、思ったからである。

 
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by ribondou55 | 2013-05-23 17:28 | よしなしごとあれこれ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂