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主に、『ものがたり グレゴワール・ソロタレフの世界展』について

まるで挙国一致、大政翼賛。

ついこの間まで、低成長にみあった生活を心豊かにすごそうじゃないか。

なんて云っていたのが、猫も杓子も、一気に成長戦略とやらの夢に酔いしれている。


『ものがたり グレゴワール・ソロタレフの世界展」(群馬県立近代美術館)を観てきた。

絵本はともかく、画家としてのGrégoire Solotareffは、わかりやすくはないが、好きになった。

お医者さん、それも精神の?

多くの作品に性的な暗示が含まれている。

このポスターのすっとぼけたオオカミの目つきが気になる。

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原色とおおきな平面と明快な形、精細さもちょっと感じさせるも、不思議におおらかでもあるきれぎれの太い輪郭線。フラットに塗られた面。アクリルと紙のとりあわせ。

楽しい。

擬人化された動物、人面でありながら獣の身体をもつ奇っ怪な者ども。奇天烈な空想上の生き物。

楽しい。

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でも、どことなく禍々しい。

いかがわしい。

だからといって、こどもの眼に悪いというわけでないのだ。

案外、いや、子供の中にだって薄気味悪い暗所はあるものだ。

子供という輩は、実はいかがわしさが大好きなのだ。

ガキの時分のボクがどれほど「うろんなもの」や「おどろおどろしいもの」に心ひかれたか、わくわくした。

そんな感じがした。


さてさて、企画展もさることながら、この美術館の他の現代美術の展示はなかなかなのだ。

石内都の作品では、「写真というのは、こういうこともできるのだ」と改めて思った。


さて、この美術館のレストランから眺める周囲の風景はすばらしい。

特に今日このごろの新緑の季節はとても気分がいい。

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では、肝心のお料理は?

・・・・・・・、おいしいのだが、でも、決定的に勘違いしているかも。

美術鑑賞は腹が減るのだ。

ここが核心。


今日は夕方畑に出た。

この季節、風がくせ者。

なす、きゅうり、とまと、かぼちゃ、れたす、とうもろこし、・・・この数日中に苗を植えたい。

風よけ、これをどうする。


こんなことばも、忘れないうちにメモっておこう。

『座禅のなかで起こることは、常識的に考えて悪いことでも、良いことでも、不思議なことでも、ものすごいことでも、面白いことであっても、なんであろうと、「どうってことない」という軽やかな受け止め方をしなければなりません。』(藤田一照「現代座禅講義」)



群馬の森の美しさはたとえばこんな風、惟然坊としては、とっても素直でよろしい。

若葉吹く風さらさらと鳴りながら 惟然










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by ribondou55 | 2013-04-27 23:40 | 目の快楽 | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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