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「ノラ」といってもイプセンの「人形の家」ではない。

 DVDで「ノラ」という作品を観た。自主制作だという。

  制作 2010年 75分 監督:脚本 大庭功睦  出演者: 染谷将太 三原康司 外間勝 諏訪太朗 
  公式サイト http://www.toenta.co.jp/dvd/nora/index.html

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 やはり染谷将太は、才能豊かなおもしろい俳優である。

 作品は、とてもいい感じにできている。

 ほどよく辛くて苦いが、希望もある。

 やさしさにみちた作品で、そこを甘いと見るむきもあるだろうが、ぼくはいい感じだと思う。

 三原康司の演じる「大人」のような存在が、どうも現実には見あたらなくなってきた。

 今度の選挙のように、背に腹は代えられない、まずは懐を温めてくれ、という世知辛さが,此の世を支配している。でもしかたない、よほどに、みんないらいらしているのだから。

 幸雄(染谷)が復讐にむかう父親役の諏訪太朗は、味わい深い、だいたい本来の父親はあんなものだ。あんなふうに子供に捨てられるのも悪くない。 

 映像にキレがある。とりわけ、ボートから海にガーベラを散華(献花?)するシーンは美しかった。

 音楽も、生きていた。

 不満をひとつ。「ノラ」という題名はいかがか?もうちょっと、色をつけてもよかろうと。

 無印佳品。
 

 ぐづついた空模様の一日であった。

 ノラと云えば、あの野良猫の兄弟は、いかにもそれなりの面構えとなって、我が家の軒下に気まぐれにやってきて、腹が減ってるぞと、野太い声でニャーゴーと鳴く。さしもの配偶者も哀れがって煮干しなんぞを小縁の端に差し出すと、いつの間にか平らげて消えてゆく。
 この冬は、辛かろう、と・・・・。




 
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by ribondou55 | 2012-12-17 21:33 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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