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「トマトまんじゅう」を食べながら。

 いただきもの。

 埼玉県北本市産、「トマトまんじゅう」。

 表面は、ほのかなピンク色。二つに割ると、餡は桜色。

 ひと口?

 ふた口、オオ、トマトの味が・・・、ちょっと、青臭い、あのトマトの風味だ。

 み口、・・・、甘みが勝ってきて、ややトマト感、減少。

 うむ、微妙な味だ。

 後味は、ほとんど、こしあんのまんじゅうだが、ほのかに、青臭さのような感じがのこる。

 勿論、青臭ささと言っても、それは動物の生臭さとはまったく違うから、好き嫌いの幅はそれほど大きくはないだろう。

 野菜のもつある意味の新鮮さだから、不快な感じはない。

 十分、スイートとして通用する、が、どんなものにも好き嫌いはある。

 ボクが、いつになってもイチゴ大福というやつに親しめないように。

 
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 ぎっくり腰が回復度、65パーセントというあたりか。

 本日も静養に努めた一日であった。

 庭に下り立つと、肌寒い、秋は深まっている。

 午睡の後,まんじゅうでお茶、録画しておいた「天然コケッコー」(山下敦弘監督・、2007年)を観た。

 心地よい作品である。

 こんな時代に、よくもまあこんな作品が撮れたもんだ、とヤジを入れてはいけない。

 思春期の田舎育ちの少女と転校生の少年のからりと晴れた青空のような出会いと恋いを描いている。

 演ずる子供たちが、それぞれに個性的で、とてもいい。

 大人たちの現実も適度にちゃんと心得ているこの頃の子供だというのも悪くない。

 そうした子供たちの表情はさておき、ボクが感心したのは、これほどまでに「学校」を美しく描いた作品もすくないなあ、ということだだった。

 「学校」は小学校と中学校の併設校、だが、間違っても小中一貫校などでなく、全部で生徒数が10人に満たない廃校寸前の学校である。

 この学校での生活がどんなにかけがいがないものであったか。

 主人公の右田そよが、中学校を卒業した日、教室の黒板に口づけする。

 カメラは、時折、なにげない,教室の隅々を,やや長いカットでなぞっていゆく。

修学旅行でのエピソードもおもしろい。憧れの東京にやってきた右田そよが、東京にまったくなじむことができない自分を発見するのだが、しかし、だからといって、東京を彼女の中で自分の住む村と断絶した全くの外部と思い込むわけではない、むしろ、ふるさとの山と同じ「ゴーゴー」という音」を西新宿の高層ビルの間で聴くのだ。同じ風の音、東京はいづれはやってくる場所として、そよにはあることに気づく。
 だから、ルーズソックスを土産にするのだ。

この「学校」は本当に美しいのだが、しかし、この学校は、いずれ過疎化少子化の中で消えてゆく、その消えてゆく現実もこどたちも知っている。

 口当たりよく描いてはいるもの、甘いノスタルジーだけでは終わっていないあたりが、いいではないか。

 それに、ちょっと、こんな歌も、遠くに聞こえてくるような。

    どっどど、どどうど、どっどど、どどう
    青いくるみも吹きとばせ
    すっぱいかりんも吹きとばせ
    どっどど、どどうど、どっどど、どどう



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   新蕎麦を食ふにも腰をいたはりし   殻斗
 

 

  



 
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by ribondou55 | 2012-10-08 17:45 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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