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七夕や朝餉夕餉の胡瓜漬け    李凡堂

 七夕ではあるが、降ったり止んだり、時折り、土砂降り。

 
 久々に、洗濯機を使った。

 洗濯物を部屋の中に干したら、ぼんやりすごすつもだったが、TUTAYAで借りたDVDの期限が今日であったことを思い出した。

 「月光ノ仮面」と「恋の罪」の2本。

 観る前から、疲れそうな・・・・。


 果たして、「月光ノ仮面」は最後まで見通せなかった。

 板尾創路はイタオイツジと読むのだそうだ。ねっとりとした質感がダルイ、が、時折斬新なお笑いの感覚?

 だが、どだい無理な設定であり、それを信じさせるまでの力がない。これは、根本だから、映画としては、駄目だな。信用できそうなのは、前田吟一人?

 そうはいっても、最後まで観ていないのだから、根拠が希薄。観ていられないのは、作品の出来不出来ではなく、観る環境のせいかもしれない。まあそれはそうとして、ここは、そんなものだから。


 「恋の罪」(園子温監督・2011年)、「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」と観て、「恋の罪」まできた。

 この人映画は、途中まで観客の想像力の範囲内にあるのだが、ある瞬間から、一線を越えてゆく。

 この作品では、神楽坂恵こと菊池いずみが、鏡に全身を写して、「おいしいですよ、食べてみませんか」といいながら揺れて揺れて、新しい「菊池いずみ」にかに変わってゆく、あのシーンだろうか、と思う。

 でも、ここに登場する三人の女性よりも大方斐紗子演ずる被害者の「母」、これが、いい。彼女の倫理観は月並みにしてこの上なく陳腐であるが、まさしくそこに、びゅーっと、すっとんでゆく「狂気」の源があるのだと。
 
 同じ典でいえば、無垢な「恋」が、人を地獄に導くことがある。そんなことは、・・・。


 サスペンスとしては、ごてごてと作り過ぎかな。

 水野美紀は何をしにでてきたのか。

 彼女が一番ポルノ風であった。

 あまり、意味がない。

 収拾のつかなくなるところを、最後のゴミ収集車が、うまく「映画」を成仏させる案内役かと思いきや、殺害現場の円山町のぼろアパートに導いていくとは、しつこい人だと思った。水野美紀は、最後まで、意味ありげで意味がない。

 田村隆一やカフカを引き合いに出されても、もうろくオジの脳みそにはインパクトなし。

 言葉と其の意味、「意味」としての「病」、悪のりの「自分探し」、実現されなかった近親相姦、主体性の揺らぎ、セックスを経由して自己の解放、そして「堕ちよ生きよ」と、観ながら、思い浮かぶことは猫の目のように変わったが、いづれにしろ、どうでもいい、理屈を読みに映画を観ているわけではない。あの、でんでんさんの論理は、理屈なんぞでなく、もっとありふれたこの世の井戸から湧いてきた言葉だったから、ボクはショックだった、この映画は、その辺で、お高くとまろうとしたのかな?

 全編観ての印象は、「楽しくも何ともない」だったが、神楽坂恵が、平凡そうでいて「脱ぐとすごいのよ」的な・・、そこがよかった。中の上のでき、そんな感じだった。


 TSUTAYAにDVDを返却してあと、すき家で昼飯、驚くことに締めて390円。
 

 夕刻、母としばらく話した。

 今日は、ボクが母にとっての何者か、つまり、子だと、理解していた。


 妻は不在だと、面倒くさいことが多いが、ちょっと楽だな。


 なぜか、観音様が懐かしい。季節も、この春、寺の名も忘れのだが、寺なんてどうでもいい。

 南無観世音菩薩。
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by ribondou55 | 2012-07-07 22:46 | 還暦シネマ | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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