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初夏ごろの句  李凡堂



麦の秋生き行くことを嗤いつつ

 鳥一羽見えぬ臨港の薄暑かな

 栗花の踵を返す嫉妬あり
 
帰り来て青き無花果を陽に曝す
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 呼ばれて座って笑ってカレーライス食って
 
水羊羹不眠症女の舌を吸う
 
 五月尽吾立ち小便ひとりごつ
 
 チョーク折る衿汗じみて殺意めく
 
戸を閉ざしとけそうな菓子梅雨に入る

 濡れた旗囲んで踊ろ早苗月

 走馬燈アジアの縁を照らしをり

 夏草や黒猫「羽」を噛み砕く

 牛スジをホッピーでグビッと桜桃忌

 青梅の落ちて数日青きなり

葵立つ背丈の辺り露の蘂

梅雨湿り深爪人さす指である

自慰耐ふる指のソナチネ青き梅

六月はまず鎖骨辺りを甘く噛む

梅雨空や「国家」まっこと不快なり

茄子漬けをつまんで今朝の誕生日








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by ribondou55 | 2004-09-02 22:22 | のらり句らり | Trackback | Comments(0)

花より団子、団子より昼寝がよろしい「隠居蛙」の日常をポロリ。誤字誤記多し、恐縮。


by 泡六堂
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