孫帰る爺の腰痛置き土産   泡六堂

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盆が過ぎた。

今朝、ようやく娘一家が帰った。

当然、孫の姿も消えた。

さびしいと言うより、ホッとした。

この頃は、企業も気前よく夏休みを振る舞うところもある。

一週間を超えて娘は孫を連れ帰省していた。

孫というのは、爺婆にとっては、水戸のご老公の印籠のようなもので、有無を言わせない威力を放っている。

娘は、日頃の骨休めに入り、孫殿を爺婆はせっせとお世話いたすのでありました。

疲れた。

腰が痛む。

とはいえ、使いっぱなしのビニールプールの片付けはこれから。

これは、空気を抜くのが一苦労なのだ。




それでも、今日は一気に秋めいて、空気もさわやか、せめてもの救いか、癒やしか。













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# by ribondou55 | 2018-08-17 11:25 | のらり句らり

世につれて花火の玉も大きいぞ   一茶

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画像は、足利(栃木県)の花火大会、川は渡良瀬川を渡る橋の上で撮った。

熱心な花火ファンも多くて、今年は昨年より立派になったと、しきりに感心している人がいた。

で、ご当地熊谷の花火大会は、11日であった。

幼い孫を連れてであったから、30分ほどで切り上げたが、ボクの感じでも、やはり去年より進化していると。

まあ、一茶の句のように、そのようなものだろう。

「世につれて」というと言うと、とかく次には嘆きの言葉しか思い浮かばないのだが、花火は悪くないなあと、思った。



ついでに言うと、この渡良瀬川を渡った橋は、田中橋である。

高森千里の「渡良瀬橋」は、ここから上流へ二つ目の橋である。

ボクが好きなのは、田中橋と渡良瀬橋の間にある中橋、ありのままの名称である。

その中橋が、ピンぼけであるが、撮れていた。

高森の「渡良瀬橋」、「電車にゆられ あなたはこの町まできてくれたわ」とある。

それならば、この中橋が渡良瀬橋よりふさわしい。

東武鉄道足利市駅を降りると、中橋だから。

jrの両毛線足利駅はさらに田中橋方向だ。

ただ、「八雲神社にお参りすると」となると、今度は、緑橋に近い。

この緑橋は、何と渡良瀬橋よりさらに一つ上流の橋だ。

こんなことに深入りしてもしょうが無いなあ、つまりは、謂わば「ご当地ソング」の歌詞なのだから。


さて、中橋。

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土木学会関東支部のHPに、栃木県の土木遺産の紹介がある、以下「中橋」の記述。

 明治45年、東武鉄道は、足利町議会に足利町停車場より足利町二丁目に通じる橋梁の新設出願を提出し、大正初期に、今の中橋の位置に東武鉄道は舟橋を設けている。
 しかし、少しでも増水すると取り外さねばならず、通行止めとなったりしたことから、昭和9年4月、栃木県、足利市、東武鉄道が共同事業者として、中橋の永久橋の架設に着工した。橋長約295m、橋の中央部に下路のブレースドリブ・タイドアーチを3連おいた形式であり、橋脚はRCラーメン型とした。工事は、昭和11年(1936)7月末日に終わり、同年8月7日の「七夕の花火大会」の当日、開通式を迎えるのである。




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# by ribondou55 | 2018-08-13 22:54 | この一首その一句

「男と女の観覧車」って、演歌っぽいねェ。


台風13号、去る。

 昨日、「男と女の観覧車」(監督・ウッディ・アレン、2017年、米、101分)、高崎シネマテークで観た。


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なんかね、この題名から「飲み過ぎたのはね、あなたのせいね。」というフレーズが、浮かんできた。

まことに極東の「いち馬の骨的」どこの誰だか分からん野郎は、この大巨匠に対して失礼である。


若い劇作家志望?の、今は遊泳監督の若者と

うっかりであっても、当人としては運命的な出会いで不倫に走るアラフォーの人妻ジェニーを、ケイト・ウィンスレットが演じている。

さすがに、アカデミー賞女優、ズズんと存在感あり。

一寸、類型的で、(あえてそうしている)陳腐なお話を、観れるものにしているのは、確かにこの人の力だ。


大体において、「巨匠もの」は、訳知り顔の批評家の一部が大いにもてはやして、観客動員に心を砕くものらしい。

でも当「馬の骨」は見終わると、確かにね、まったくそうだねと、うなずいて、終わる作品であった。

「飲み過ぎたのは、あなたのせいね。」と、通底してしまうところがありそうだ。

そういう意味では、


怖くてたまらないのは、やたら放火してまわるジェニーの連れ子、リッチーである。

リッチーは、母親ジェニーの前夫(リッチーの実父)が、ジェニーの浮気がもとで自殺したらしいと、思っているらしい。

このことが、リッチーの放火癖とたぶん関連しているのだろう。

つまり、ジェニーの尻軽のつけは、リッチーが背負っているのではと思いあたる節があるように、暗示している。

火遊びは、リッチーに本格的に受け継がれたのだ。

罪深いことだ。

と、「馬の骨」は思うが、それでも、観覧車は回り回って、元の鞘に収まって、めでたしめでたしという奴か。


で、本当に嫌みたっぷりの巨匠だと、思った。






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# by ribondou55 | 2018-08-10 09:27 | 還暦シネマ

駆け足で夏野菜の旬は過ぎてゆく

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 台風13号接近中。

 昨日、マクワウリとスイカを撤去した。

 例年なら、お盆過ぎまで収穫できた。

 トマトも、もう、終わりになる。

 キュウリは、かろうじて。

 ゴーヤも、大きく育つ間もなく、黄色く完熟してしまう。

 なすも、もう枝を切り詰めて、秋なすへの移行を心がけている。

 今年の、高温と小雨は、夏野菜の寿命を縮めているように感じられる。

 台風接近と聞いて、トマトやキュウリの支柱を補強しようかと、昨日畑に出たのだが、肝心の作物がクタクタに弱っていた。

 そこで、ひたすら雑草抜きに精を出した次第。


 お盆が過ぎたら、大根やら白菜やらの種まきが控えている。

 この頃は、ちょっと、作業に熱を入れると、翌日身体がきつい、てきめんである。

 とりあえずスイカはいくつかストックできたので、お盆に来る孫に食べさせられるようだ。




翁長雄志沖縄県知事67歳、死去。

この年齢で、・・。

無念。








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# by ribondou55 | 2018-08-08 09:10 | 畑にいます

「タクシー運転手 約束は海を越えて」

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 しばらく前に高崎シネマテークで観た。

 「タクシー運転手 約束は海を越えて」(監督・チャン・フン、2017年、韓国、137分)。

大いに笑えるのだが、主題はきわめてシリアス、感動させられた。

韓国で大ヒットした理由もよく分かった。









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# by ribondou55 | 2018-08-07 10:38 | 還暦シネマ

宅配便ドライバーの皆さん、お疲れ様です。

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知人から、宅急便が届いたらしい。

毎年のことで、品物は季節の果物である、ありがとう。

ほっとくと、傷んでしまう。

昨日、留守をしていたので、再配送を指定された配送センターに今朝、依頼した。

かわいらしい声のオペレーターさんは、「午前中には、配送できます」と、の返事。

しかし、配送されないので、ドライバーさんに連絡すると、「午後6時以降の配送ではないか」との、認識であるとのこと。

「困った、あと小一時間で外出予定。」と訴えると、

ドライバーさんは、「調査します」と言って、一旦電話を切った。

5分ほどして、荷物は現在、自宅からほど近いセンターにあると、連絡してきた。

ボクは、「それでは外出のついでに、センターで荷物を受け取る」と返答。

ドライバーさん、「それでは、よろしくお願いします。」と。

ドライバーさん、終始落ち着いた丁寧な対応でした。

この大手宅急便業者は、多くの委託業者を抱えていると聞いている。

このドライバーさんも、こちらから電話した際、その宅配業者の社名ではなく、このドライバーさんの名がついた「○○運輸です」と出てきた。

ご苦労さまです。



極暑の候、宅配便ドライバーさんの皆さん、まことにお疲れ様です。












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# by ribondou55 | 2018-08-04 14:06 | よしなしごとあれこれ

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」、そして「万引き家族」

 一日で、二度目の更新というのは、個人的には前例がないのだが、

こうして自室に閉じ籠もっていると、兼行さんでなくとも、ものくるおしくなるものだろうか。
 
昨日、深谷シネマで「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(監督・ショーン・ベイカー、2017年、米、112分)を観た。

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見知らぬアメリカの一面がクリアーにして、カラフルに、そこにあった。

おそらく、是枝監督「万引き家族」を観た海外の観客も、想像だにもしなかった「日本」が見えたのだと推察する。

保守系の一部の人が、日本の恥を世界に曝したというようなことを云った「現実」だ。

「フロリダ・プロジェクト」から、「万引き家族」を連想することは、二作を観た人ならだいたいそうなるだろう。

キーワードは、貧困・格差・家族・親子関係・それと児童福祉という行政のあり方、とか。


ぼくの記憶の底にたぶんあの「人」の文章だったろうが、

「生きるためなら、ぎりぎりでかっぱらいしたって食ってゆけ」

とかいう趣旨の言葉が、いつまでも消えずある。

偽の香水を売りつけようと、身体を売ろうと、万引きで生計を立てようと、

己らしく「生きてゆく」という一点に一分の真実があれば、

九割九分の正しげなモラルに対抗できるかもしれない。

が、敗北は必至だ。

自滅させられる。


「フロリダ・プロジェクト」も「万引き家族」も、

その自滅を余儀なくさせられてゆく「家族」の子どもが、

よりよく「生きてゆく」ための再生への道を歩み出すことを観るものに期待させる作品である。


とはいえ、二つの作品を比べると大分印象が違う。

両作品とも、子役が抜群の演技を見せる。

ショーン・ベイカー監督は、是枝の「誰も知らない」を事前に観たとインタビューで答えている。

ただし、是枝の演出法とは大分異なり、厳密にシナリオに従う演技をさせたらしい。

ところで、主人公ムーニーから久々にギャングエイジという言葉が思い出された。

しかし、是枝の子供たちは、大人よりも慎重で思慮深いそうに見える。

ムーニーたちは、フロリダ・ディズニー・ワールドに隣接したモーテル「マジック・キャッスル」で暮らしている。

モーテル暮らしとは、つまりホームレスということだ。

モーテル暮らしのムーニーやスクーティやデイッキーの三人組は、したい放題の悪戯ガキで、モーテルの管理人ボビーはいつも手を焼かされている。

だが、子供たちはどこまでも無邪気というわけではない。

ムーニーは、母親の現実をつぶさに見てしっている。

その母もギリギリのところで娘のとの生活を守ろうと踏ん張っている。

それらの事情を腹に飲み込んで、子供たちを見守っているのがボビーである。

言ってしまえば、彼女らにとっての「正しさ」を示すある意味「父性」的な存在、ウィレム・デフォーがいい感じで演じている。

こういう、「父親」も是枝作品には見かけない。

父性的な存在の揺らぎや不確かさこそ、ずっと云われて続けてきた日本の家族の問題である。

だから、ボクには、リリーフランキー演ずる偽の「父親」の方が近しい。


巨大モーテルの長い前廊下をムーニーたち悪ガキが大声を上げながら、全力で走り抜けるシーンがある。

ふと、懐かしい気もした。

この頃、大声ではしゃぎながら往来を走りまわる子供たちを見たことがない。

はなたれ小僧の「野生」なんて、この国では絶滅した。


とりとめなくなった、終わり。

両作品ともに、立派なものだ。


「フロリダ・プロジェクト」については、ウィキペディアが詳しい。









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# by ribondou55 | 2018-08-02 18:53 | 還暦シネマ

怠けの言い訳・命に危険が差し迫る気温、・・・・とか。

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午前9時23分現在で、室内においてある温度計は、31.8度である。

予報では、本日の熊谷の予想最高気温39度、いわゆる、命に危険が差し迫る温度ということだ。

毎朝、7時の天気予報で、当地の名を見ない日はいつ頃になったら来るのだろうか。

ご近所のもともとが農家であったような方々の中には、早朝の5時、6時から暑さを避けて草むしりなどされている人もいるらしい。

しかし、この4、5年ほどの経験だけのにわか菜園家である小生には、そこまでできる真剣さはない。

何度抜いても、畑には雑草が伸びてくる。

台風12号でまとまった雨が降ったおかげで、それらが勢いづいている。

なんとかしなければいけないのは、分かっているが、朝の天気予報を確認するたびに、気持ちが萎えてくる。

なんといっても、命にかかわるのだ。

不要不急の用事は置いておいて、外出するのは控えよと、防災放送も繰り返している。

気だけは若いといっても、己は熱中症にかかりやすい「高齢者」である。

その上、昼夜の冷房で冷えたせいか、左膝に急に痛みも・・・。

ともあれ、世間の皆さんがそこまで心配してくれるのだから、野良仕事はしないに限る。

しても、せいぜい見回り程度がよろしいかと。



ム・・・・・・・・・、ムム。


外で働く皆さんには、まことに申しわけない。

低頭百度。











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# by ribondou55 | 2018-08-02 09:49 | よしなしごとあれこれ

石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ  大伴家持

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肝焼きを注文したあと、一寸、後悔する。

「鰻重上」の一言で、止めるべきだったと。

けちくさい、己である。



さて、家持は、石麻呂君にからかい半分で、おっせかいを焼いている。

夏やせによろしいと。

鰻を食べると精がつくと聞いてはきたが、夏やせ対策にもなるとは本当?


さて、小生といえば、今日も今日とて暑さにめげて、エアコンを効かせた部屋にこもって、日がな一日過ごしている。

明確に、運動不足である。

そんな日々であるから、夏やせどころか、このところで、数キロ増加した。

夏太り。


家持の言うとおり夏やせ解消に効くならば、鰻は僕にとっては口にしてはならないものだ。

太り易い身体には、鰻は毒だ!

断固として、毒なのである!

とはいえ・・、トホホなことだ・・。

毒であるから甘い、うまい、やめられない。

明日は、この夏二回目の丑の日だと、スーパーのチラシが大騒ぎだ。

むむむむむむ・・・・。


過日、日頃はケチのかたまりの配偶者が、一度目の丑の日は混むから、一寸お先に食べちまいましょうと、息子一家まで誘った。

だから、明日はスパーのを少し買って、鰻のチラシでもと言っている。

それを、馬鹿言うな、世間さまと何でもかんでも合わせることは無いんだぞと、一喝できない、弱い自分がいる。

トホホなことだ。


ついでに、知ったかぶり、万葉集の頃は、鰻はムナギと呼んだ。

ムナギと小さくつぶやいてみたら、一寸、まずそうな感じがした

「武奈伎」と表記されている、万葉には。










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# by ribondou55 | 2018-07-31 23:01 | この一首その一句

見ているのに、見えていない。知ったつもりで、なにも分かっていない、自分。

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 台風12号は、ぼくの住むあたりではさほどの影響を被るらずに済んだが、各地に大きな被害を与えている。

 これから、台風が移動するあたりに住まわれる皆様のご無事でありますよう。


朝方、自給菜園を見回ると、問題となることは何もなかった。

数日前購入しておいた秋用のキュウリ苗を雨後の畑に植え付けた。


孫にせがまれて、アンパンマンの顔を描こうとしたのだが、まあるい輪郭だけしか思い出せない。

オレンジ色の球体しか浮かんでこない。

数え切れないくらい目にしてきたはずだ。

かように、ぼくの目は節穴同然でものが見えていないのだ。

耄碌だけのせいだけではあるまい。

そんな風に70年近く生きているのである。





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# by ribondou55 | 2018-07-29 22:29 | よしなしごとあれこれ

「嗚呼、イイコトばかりじゃありゃしない」、それでもお気楽な井の中の「隠居蛙」の日常について、誤字脱字満載で。


by 泡六堂
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